街 風景 社寺 植物園

落葉を詠んだ短歌1 寒さが際立つ中,鎌倉寿福寺まで.常緑樹がほとんどの境内に中,イチョウは黄色い葉を落としていました. 山おろしの月に木の葉を吹きかけて光にまがふ影を見るかな 西行  流れゆく木の葉のよどむ江にしあれば暮れてののちも秋の久しき 源実朝  落葉して月の色のみしろがねのうてなさびたるよるの木枯(こがらし) 小沢蘆庵  石にまどひ木の根にまどひ落葉らはおのがまにまにたむろせるのみ 伊藤左千夫  真冬日のひたと射し照る落葉山越えいそぎつつ心は散らず 若山牧水

寒い1日でした. 大阪では,木枯らし一号が吹いたそうで,明日は更に冷え込むようです.つい最近夏日だったので,寒さが際立ちますが,ようやく晩秋らしくなったということですね. https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231111/k10014254891000.html https:…

イヌホウズキ  英勝寺の庭に咲いているのを見つけました.ホオズキと命名されていますがナス属で,ナス属特有の形をした小さな白花です.黒い実がなるはずです.完熟すれば毒性が弱まるようで,ケニアやタンザニアでは食べられているとのこと.英語名はblack nightshade(猛毒のベラドンナはdeadly nightshade).花も実も小さなイヌホオズキですが,ナス属のタイプ種となっています.

今日のNHKでも,11月の暑さの話題が. https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231108/k10014251281000.html とはいっても11月第2週. 鎌倉英勝寺の薄.季節は晩秋であることがわかります. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/06/221725 1…

秋深き・秋ふかみを詠んだ短歌3  11月の「極値」を更新した今日でしたが,秋は日増しに深まり,様々な木の実が色づいています. 秋ふかき今朝のあさけに見し夢のかなしきことは妻にかたらず 石井直三郎  枝も葉も秋深くなりし風にあひて骨のふれあふ音たつる樹樹 五島美代子  秋ふかき磯の径(こみち)の綿あざみ袖にちらしてわれはもとほる 吉野秀雄  うす日射す路地を横切る白い蝶へたへたと弱し秋深みゆく 坪野哲久  明日は散る萩ほのぼのと衰へて父につれなく秋深むべし 馬場あき子

「秋深き」「秋ふかみ」を詠んだ歌を取り上げて3日目なのですが--- 一昨昨日の記録的な暑さを,今日,またまた更新! https://weathernews.jp/s/topics/202311/070155/ https://tenki.jp/forecaster/gureweather/2023/11/07/26006.html それでもやはり11月.…

秋深き・秋ふかみを詠んだ短歌2  木々は色づきはじめ,山茶花の見頃も近づいています.秋は少しづつ深まつてきています. 秋深き山のかげのの柴の戸に衣手うすし夕暮の空 伊勢  諏訪の神のみすゑの子等と秋深き富士見野の花にいにしへ語るも 伊藤左千夫  秋深しこの日も栗鼠(りす)のふるまひを盗み見すなり落葉松(からまつ)林 与謝野晶子  あき ふかき みだう の のき に すごもる と かや に はね うつ はち の むれ みゆ  会津八一 

昨日,散歩の時に目にした,鎌倉のイチョウ,ケヤキ,そしてハゼノキ.どの木も少しずつ色づいていました. 暖かな陽気が続いていますが,秋は,すこしづつ深まつてきています. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/05/235830 立ち寄った…

秋深き・秋ふかみを詠んだ短歌1  鎌倉川喜多映画記念館のイチョウは,遠目には緑濃く見えましたが,下から覗くとかなり紅葉が進んでいました.欅も色づき,ハゼノキの美しい赤い葉も増えてきていました.源氏池にはオナガガモ到来.源氏池からの夕焼けはお薦めです. 佐保山の柞(ははそ)の色は薄けれど秋は深くもなりにけるかな 坂上是則  秋ふかき淡路の島の有明にかたぶく月をおくる浦風 慈円  箱根山ふたごの山も秋ふかみ明ぐれ風に木の葉ちりかふ 曾禰好忠

夕方,紅葉の様子を見ようと川喜多映画記念館へ.その足で,夕日を眺めに鶴岡八幡宮まで行って来ました. 川喜多映画記念館の遊歩道には,イチョウ,ケヤキ,そしてハゼノキがあります. まずはイチョウ. 遠目には,まだ青々していますが,見る角度を変えて…

妙法寺の晩秋の花  「秋も深まってきているはず」なのですが,11月としては,記録的な暑さの今日,鎌倉妙法寺まで秋みつけに. 逆川にはシロバナイヌタデ,ジュズダマ. ハギは最後の一花.ツワブキは咲き始め,センリョウ,サネカズラは美しくいり付いていました.サザンカの横にリス,ホトトギスにはクマバチ.そして,仁王門の前にはノハラアザミ(多分)が咲き乱れていました. もの思ひし頃に知りたるあざみにて棘の痛みを試しなどして 福田栄一

11月に入って4日目.「秋も深まってきているはず」 暦Wiki/季節 - 国立天文台暦計算室 と思い,「秋深き」「秋ふかみ」を詠んだ短歌を取り上げるつもりでしたが--- 今日は,11月としては,記録的な暑さ! https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/11/04/2…

山茶花を詠んだ歌 鎌倉源氏山公園〜葛原岡神社へ行って来ました.出会った秋の花・実は,ミズヒキ,イヌビワ,返り咲きのソメイヨシノ,ホトトギス,ヨウシュヤマゴボウ,ヤブミョウガ,クサギ,そしてサザンカ. 人いゆき日ゆき月ゆく門庭(かどには)の山茶花の花もちりつくしたり 佐佐木信綱  山茶花の白きを愛づるこの園にわれを怖れぬ山鳥のこゑ 斎藤茂吉  山茶花のはな散りすぎて,/庭のうへに/あたる日の色/濃くなりにけり 釈迢空  散る花のうへにまた散る山茶花のいまだ暮れざる夕暮れの時 佐藤志満

鎌倉源氏山公園・葛原岡神社へ行った来ました. 山道にかかる前のお宅の美しい花たち. キバナコスモス,コスモス,センニチコウ,ブーゲンビリア,ダリア 山道に入ると,ミズヒキ,イヌビワ,ツワブキ,ツルドクダミ. 源氏山には,名札のつけてある木もみ…

秋の日・秋の陽を詠んだ短歌3  北鎌倉・浄智寺まで秋みつけに行って来ました.センリョウの実が赤みを増しています.秋咲きのクロッカスとほととぎす.細竹の林には,早くもタケノコが.色づいている柿.ピンクと白のシュウメイギク.そしてサザンカも. 折りこんでゆく秋の陽のくれないや少女の夢の鶴のかたちや 松坂弘  秋の陽よあまりあらわにふるなかれ わが恋物語 —— 一部割愛 福島泰樹  とけ合わぬ絵の具を両手にもてあます青春前期 秋の陽が降る 永井陽子

「大気が不安定」という天気予報でしたが,日没までの鎌倉はやや雲の多めながらも秋日和. 北鎌倉・浄智寺まで秋みつけに行って来ました. クロガネモチと円覚寺山門 道ばたにはかわいらしい花や実. ペラペラヨメナ,ヒメツルソバ,ホソバヒイラギナンテン…

秋の日・秋の陽を詠んだ短歌2 秋の大船フラワーセンターの花壇には,コスモスの他,ペンタス,ブルーサルビア,センニチコウが.プラタナスなども茂り,来園者を癒やしてくれています. 秋の日となりなむときに かたらはむ.裏戸をとぢて かへり寝よ.をとめ 釈迢空  フラスコの透明に似し秋日(しゅうじつ)のわれの歩みに従(つ)きて来る山 葛原妙子  もの言へば声みな透る秋日ざしわれの怒りもはかなくなりぬ 中城ふみ子  処女(をとめ)にて身に深く持つ浄き卵(らん)秋の日吾の心熱くす 富小路禎

昨日訪れた秋の大船フラワーセンター.やはりコスモスが主役の花と言って良いかと思いましたが--- そのほかに,ペンタスとブルーサルビア, ケイトウ,センニチコウが華やかに花壇を彩っていました. よしず張りの部屋には,しっかりと育てられた大輪の菊も…

秋の日・秋の陽を詠んだ短歌1 大船フラワーセンターで秋の日を満喫してきました.秋晴れとまでは言えないものの,秋の陽を受けた木々・草花をゆっくり楽しむことができました. 秋の日はうつろひやすし月草の露のさかりの色にほこるな 小沢蘆庵  地にわが影空に愁(うれひ)の雲のかげ鳩よいづこへ秋の日往(い)ぬる 山川登美子  ものなべてしづかならむと山かひの川原の砂に秋の陽のさす 斎藤茂吉  秋の日の白光(びゃっこう)にして我が澄みて思(おもひ)ふかきは為すなきごとし 北原白秋

今日は,天気予報は曇り時々晴れとあまり良いものではなかったのですが,午後は概ね晴れ. 大船フラワーセンターで,秋の日を満喫してきました. 正面ゲートすぐのフラワーコンテナには.ケイトウ,ヒャクニチソウなど多くの花が植えられ,来場者を迎えてく…

鎌倉稲村ヶ崎海浜公園から,夕日を眺めてきました.海岸に着いたのは日が沈む直前.この場所からは富士山は見えませんが,海に少し突き出た海浜公園からは,江ノ島と富士山を同時に見ることができます.日が沈んだ後10分間ほどは,あかね色の雲はむしろ空に広まっていき,夕焼けを満喫することができました.

一昨日は,光明寺裏からの,昨日は鶴岡八幡宮からの夕焼けをお届けしましたが, https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/10/22/235539 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/10/23/235315 今日は,鎌倉稲村ヶ崎海浜公園から,夕日…

サルビアを詠んだ短歌  今日も入り日の後の夕焼けを見てきました.八幡宮本宮前から,そして源平池から. 美しい秋空を下,わが家の秋の花も元気いつぱい.孔雀アスター,フジバカマ,そしてサルビアたち. ものおもふわかき男の息づかひそなたも知るやさるびあの花 北原白秋  秋となりわが膝さむき夜夜を燃え尽きぬなりサルビアの花 斉藤史  サルビアの朱の鮮(あざら)けし産みのこせし子があるごとき心疼きよ 菊池良子  サルビアの霜枯れてたもつ朱みれば心の修羅のゆらぎたちくる 岡野弘彦

昨日は,光明寺裏からの富士山と夕焼けをお届けしましたが, https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/10/22/235539 今日は,鶴岡八幡宮からの夕焼けを見てきました. 秋の夕焼けは美しい!いつ見ても心が洗われる思いがします, 大石段を上がっ…

知らぬ人に声かけたくなる清しさよ光明寺裏より富士を望めり

鎌倉は,今日も穏やかな天気でした. 夕方,光明寺の裏山まで,夕焼けと富士を見に行きました. https://www.google.com/maps/place/光明寺裏展望台 富士は見えるかどうか,確信はなかったのですが--- 光明寺の裏山は,「かながわ景勝50選」に選ばれている場…

大仏のギンモクセイは,今年は?  大仏まで,沿道のお宅の花や実を眺めながら,佐助,大谷戸を通って散歩.春に比べ花は少なめですが,様々な実を楽しむことができるのが秋.トキワサンザシ,イヌホウズキ,ダイダイ,ソヨゴ(?),ノブドウ.そして,モッコクの実にはリスが! 樹洞が大きく開いてしまった大仏のギンモクセイ.しっかり花を咲かせていました.  木犀の金より銀に咲き移る季(とき)を恋ふるはわれから妖し 三国令子  木犀の香りにふりむく坂道に/二十の景色/モノトーンとなる 俵万智

今日の鎌倉は,やや雲が多く,また,昨日に比べると気温も低かったものの,過ごしやすい1日でした. 大仏まで,沿道のお宅の花や実を眺めながら,佐助,大谷戸を通って散歩. キンモクセイを足場に巣をはったジョロウグモ. ノボタン,マリーゴールド,キバ…

鎌倉霊園から瑞泉寺へ,そして,夕方には由比ヶ浜まで散歩.1日,清々しい秋を満喫.出会つた秋の花は,お供えのクルクマ,カーネーション,ピンポンマム,宿根アスター,宿根かすみ草.霊園では,ケイトウ,スミレ,セイタカアワダチソウ,コセンダングサ,ヒャクニチソウ,マリーゴールド,そしてコスモス. 瑞泉寺ではキンモクセイ,ヨメナ(ノコンギク?),シュウメイギク,白フヨウ.そして早くも茶の花が咲き始めていました.新しき障子張りつつ茶の花もやがて咲かなとふと思ひたり 北原白秋

このところ.穏やかな日が続いています. 昨日は,車で鎌倉霊園から瑞泉寺へ,そして,夕方には由比ヶ浜まで散歩.1日,清々しい秋を満喫できました. https://www.google.com/maps/place/鎌倉霊園/ 鎌倉霊園は55万平方メートルという広さ.鎌倉という土地…

砥草・木賊を詠んだ短歌 / 芙蓉を詠んだ短歌  おんめ様(大巧寺)〜妙本寺のいつもの散歩コースを歩いてきました.おんめ様水舎の両脇にはトクサが植えられています.妙本寺祖師堂の裏手の芙蓉はまだ満開です. 白き猫庭の木賊の日たむろに眼はほそめつつまだ現(うつつ)なり 北原白秋  木賊むら蜥蜴いかなるいとなみに生きて涼しき風渡るらむ 馬場あき子  白芙蓉あしたは軽(かろ)く夕まぐれほのぼの重し光(かげ)を孕みて 栗木京子

晴れた日,いつもの散歩コースを,昼前に歩きました. おんめ様(大巧寺)〜妙本寺コースです. 駅前の銀行の植え込みの赤葉千日紅とマリーゴールド.ちょうど良い気候なのか,元気いっぱいでした. 今の季節のおんめ様は,コムラサキが美しい姿を見せてくれ…

夕ばえ・夕焼けを詠んだ短歌  浜辺に到着すると,太陽はちようど沈んだところでした.空には茜雲,水面もあかく染まつていました. 白雲もゆうやけ雲も暮れ色にいろ消えゆくも日は入りぬらし 正岡子規  夕映えの雲あかくしてそことなく浜なでしこの安房の国見ゆ 与謝野晶子  夕焼小焼大風車のうへをゆく雁が一列鴉(からす)が三羽 北原白秋  ゆうやけの/たちまち暗き 夜となりぬ。/山黒々と/雨たれてをり 釈迢空  夕茜内浦凪ぎをわたりきて汀さざなみくれないに染む 加藤克巳

夕方散歩で,海まで行って来ました. 途中の花屋さんには,秋を代表する園芸植物の花が,美しく店先に並べられていました. コスモス. 宿根アスタービクトリア,エリカ,カルーナ. 浜辺に到着. 太陽は,ちょうど沈んだところでした. 空には,淡い茜色の…

コスモスを詠んだ短歌  気持ちのよい青空が広がる浄妙寺へ行つて来ました.芙蓉,彼岸花,野薊.そして秋の花コスモスは,墓地の一角に. 地に伏して小花もたぐるコスモスを濡らしゆきつつ秋霖雨(づゆ)昏(くら)し 木俣修  かえらざる言問いに似てコスモスの花ゆれやまず人のさびしさ 岡部桂一郎  こんなにも透きとおる母を駆け抜けてコスモス揺るる夕空に立つ 佐伯裕子  八枚の花びらを持つコスモスのいつでも「きらい」で終わる占い 俵万智

過ごしやすい1日,午後,鎌倉浄妙寺まで行って来ました.墓地にはコスモスが咲き,秋の風情を感じさせてくれました. 気持ちのよい青空が広がっていました. 年に1回供養が行われている花塚.芙蓉の花が見守っていました. 花の少ない時期ですが,彼岸花は…

おんめ様〜妙本寺の秋 /(付録 mRNAワクチン完成までの長く曲がりくねった道)  秋の花を愛でながら,おんめ様(大巧寺),日朝様(大覚寺)そして妙本寺まで行って来ました.出会った花と実は,センニチコウ,キンセンカ,コムラサキ,シュウメイギク,ヘメロカリス(キスゲ),タマスダレ,返り咲きのクサボケ,ヒガンバナ,ススキ,ルリヤナギ,フヨウ,オロコエシ,センダン,ユリオプスデージー(?),ローズマリー.このうちオトコエシはおんめ様でしか見たことがありません.

夕方散歩で,妙本寺まで. 途中おんめ様(大巧寺),日朝様(大覚寺)の秋の花を楽しみながら. 二ノ鳥居の上の雲は,これから天気が悪くなることを予感させました. スーパー横のフラワーショップ.置いてある花の苗の種類は少なくて,センニチコウ(コンフ…

短歌の里・塩尻  全くの初心者なのに歌会に誘われ,「誘われたらできるだけ断らない」という最近のポリシー?に従って塩尻まで行って来ました.「そば処唐松」はとても雰囲気のあるお店で蕎麦は抜群に美味しいところです.短歌館は塩尻に縁ある歌人の足跡をたどる資料を展示し,歌碑公園やその周辺には,太田水穂・島木赤彦・若山牧水をはじめ,女流三歌人の若山喜志子・四賀光子・潮みどりらの歌碑が建立されています.

塩尻に行って来ました. 全くの初心者なのに歌会に誘われ,「誘われたらできるだけ断らない」という最近のポリシー?に従った結果です. 土曜日は,JR広丘駅の近くの歌碑公園・短歌館へ. 昼食は,「とても美味しいそば処があるから,是非」ということで,「…

鎌倉光則寺の秋の花,そして空には秋の雲. 他のお寺では出会えないものも含め,沢山のかわいらしい花たちに出会うことができました.空には秋らしい雲:いわし雲?さば雲?うろこ雲?  出会った花々:萩,彼岸花,ヒダカミセバヤ,ヤブミョウガ,キツリフネ,ルエリア,キンミズヒキ,ワスレグサ,秋海棠,コヨメナ(インドヨメナ),ゲンノショウコ,ホトトギス  目瞑ればまなうら寒くこがしつつ鯖雲ながるるふるさとなりき 河野裕子

秋の花を求めて鎌倉光則寺まで行って来ました.他のお寺では出会えない,たくさんのかわいらしい花たちに会うことができました. (昨日は,午前中は宝戒寺,午後は光則寺のやや強行軍). 空には秋の雲.気温は高かったのですが,気持ちの良い午後でした. …

鎌倉宝戒寺の萩・白花曼珠沙華・柏槇  鎌倉宝戒寺まで,途中,鶴岡八幡宮を通って,行って来ました.鎌倉でも有名な「花の寺」の一つ.拝観料の受付手前から,白萩と藪蘭が迎えてくれました.本堂前一面の萩に加え,白花曼珠沙華もこの時期の楽しみ.シンボルツリーと思える柏槇:建長寺や円覚寺の大木がよく知られていますが,樹形は宝戒寺のものが一番では?  萩の庭を見下ろして立つ柏槇の波打つ葉叢大空を掴む

萩の寺,鎌倉宝戒寺まで行って来ました.途中,鶴岡八幡宮を通って. 空には,秋の雲. 源平池は黒い恋がほとんどですが,柳原神池の鯉は錦鯉が多い印象です. 平家池,源氏池とも,大きな蓮の葉で覆われていましたが,花はなく,種をいれた花托が至るところ…

彼岸花・曼珠沙華を詠んだ歌 安国論寺に彼岸花が美しく咲いていました.少し離れた一輪は,大きな灯籠の下,花茎を傾けて. 曼珠沙華茎立(くきだち)しろくなりにけりこの花むらも久しかりにし 北原白秋  曼珠沙華のするどき象(かたち)夢にみしうちくだかれて秋ゆきぬべき 坪野哲久  無人駅より彼岸花点点と単線ほそく海に沿ひたり 雨宮雅子  秋の色ここにきはまり曼珠沙華わが身力(しんりき)も昏(くら)くそめたる  馬場あき子 曼珠沙華忽然と生(あ)れて消えてゆくわが日常はみじろがざれば 辰巳泰子

日曜日,安国論寺に行って来ました. 日蓮が立正安国論を書いたとされるお寺. お隣の妙法寺同様,裏山に登れます.見晴らしはこちらの方がややよいかと思います. 夏場は見えなかった富士山もうっすらその姿を現していました.そして,稲村ヶ崎から続く海の…

秋を探して妙法寺まで行って来ました.晩夏から秋の花・ゲンノショウコが季節を彩っていました.代表的な秋の花「萩」は,まだチラホラ.一方,忠実に秋が来たことをつげる彼岸花はほぼ満開.シュウカイドウもひっそりと咲いていました.「海棠に似た色の花を秋に咲かせる」という漢名から名付けられました.とても日本に馴染んだ名前ですが,ベゴニアの一種.最近まで知りませんでした.妙法寺の裏山から見た海の煌めきは最高でした.

日曜日,猛暑の中,鎌倉妙法寺まで,秋みつけに行って来ました. サルスベリは,ほとんど花を終わらせ,実をつけていました. 庭の片隅にはヒメジョオン.ほとんど花を落としているトモエソウ(?)には,つぼみも. ゲンノショウコ(?).「晩夏から秋の花…

海蔵寺へ/真夏に咲いている花   道すがら,真夏に咲く花を画像におさめました.海蔵寺の花と合わせて14種の花に出会うことができました.お寺に加えて,各ご家庭も夏も楽しめるよう工夫しているので,道行く人も花を楽しめます. タカサゴユリ  アベリア(ハナツクバネウツギ)  ゼラニウム(ゼラニューム)  ペチュニア  ノウゼンカズラ  ローズマリー  キバナコスモス  ヒルガオ  ヒメヒオウギズイセン  コバノランタナ  サルスベリ  ミヤギノハギ  キキョウ  フヨウ 

午後3時過ぎ,鎌倉海蔵寺まで散歩. 鎌倉のお寺で夕方から夜に開いているところは少なく,寺院めぐりをしようとすると遅くとも3時にはでなくてはなりません.まだ暑い! 道すがら,真夏に咲く花を画像におさめました.海蔵寺の花と合わせて14種の花に出会…

小暑・鷹乃学習 今日は小暑の末項:鷹乃学習(たかすなわちわざをならう) この鷹がどのような種類の鷹か,私にはわかりませんが---大鷹のことでしょうか?中国でも,そして,日本でも大鷹はかつて身近な鳥だったのでしょう.最近になって,都会での鷹の目撃情報が相次いでいます.72候「鷹乃学習」も現代になってよみがえったとことですね.今の季節,春に生まれた鳥たちが巣立ち,親離れしつつある時期.鷹を見なくても,鳥の親子を見ることで,季節を感じることができます.今日は飛行訓練をするムクドリ親子を目撃しました.

今日,2023年7月17日は,小暑・鷹乃学習(たかすなわちわざをならう).(正確には7月17日頃が小暑・蓮鷹乃学習). 暦Wiki/季節 - 国立天文台暦計算室 https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/ 暦Wiki/季節 - 国立天文台暦計算室 *,** ⇒ …

小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)の今日,鶴岡八幡宮の源平池に,ハスの花を見に行って来ました.餌をもらおうとよってくる鯉たちの先一面のハスにはかなりの花が咲いていて見応えあり.特に旗上弁才天の橋から見るハスは紅白揃っていて見事.なお,今年の蓮の開花は,先日,私が訪れた6月21日少し前かと思います.「蓮始開」はずれてしまいましたが,あと一ヶ月は楽しめるのでは?  付録表「ハスとスイレンの比較」

今日,2023年7月12日は,小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)です.(正確には7月12日頃が小暑・蓮始開) 暦Wiki/季節 - 国立天文台暦計算室 https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/ (*,** ⇒ 参照 https://yachikusakusaki.hatenablog.com…

英勝寺の木斛は花を咲かせているかしら? 午後英勝寺を訪れると,しっかり花を咲かせ,風にのってくる香りを存分に楽しめました.そのほか今咲いている花は,ハス,ヒオウギ,ヒメヒオウギスイセン,オカトラノオ,ヤブミョウガ,そのほか,雑草とされるような花々も楽しめるのが,このお寺の良いところ.優しく親しみ深いお寺です.

今日の鎌倉は,はっきりしない天気でしたが,お日様は見えました. 午後,思い立って英勝寺へ. 昨年,ヒオウギを見に行ったとき,木斛の花に出会いました.ちょうど今頃.今年も木斛の花は咲いているかしらん? ノウゼンカズラとアベリアの花が,道路沿いの…

鎌倉佐助稲荷までの道沿いに植えられた花々 一年ほど前に合歓の花に出会った行程で佐助稲荷まで.街中の散歩は,道路沿いの家々が栽培している花を見るのが楽しみです.初めて見る花にも出会いました.デュランタ,クリスマスブッシュ,トウワタ,タマザキクサフジ. 今日の目当ての一つ,合歓の花は,最盛期を過ぎていましたが.それでもしっかり楽しめました. 合歓の花木末(こぬれ)に高くそよぎつつ秘かなるわが思慕をいざなふ 大西民子

今日の鎌倉は,梅雨の間の晴れ間が広がりました.夕方散歩は,佐助稲荷まで. 一年ほど前に,合歓の花に出会った行程です. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/27/235751 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/30/2355…

ユウスゲとユウスゲを詠つた詩・短歌  おんめ様(鎌倉大巧寺)に夕菅(黄菅)が咲いていました.黄色の色彩にやさしく,ときには淋しい美しい花.野で出会ったら見とれてしまうでしょう. 「薊(あざみ)の花やゆふすげにいりまじり 稚(をさな)い いい夢がゐた――いつのことか!」(立原道造)  夏の花原の黄菅はあけぼのの山頂よりもやや明うして 与謝野晶子  人恋はばひとを殺(あや)むるこころとは風に乱るる夕菅の花 道浦母都子  わがために優しかりにき野の花の黄すげ夕すげこの夏の花 道浦母都子

昨日・今日と,遠出をする元気が出ない日々.主としてはっきりしない天気のため(:曇,時々しとしと〜ざっーと降る雨). 夕方散歩は,いつものおんめ様(大巧寺). 花が少なくなってきている季節ですが,この小径では,かなり多くの種類の花に出会えます…