このところ.穏やかな日が続いています.
昨日は,車で鎌倉霊園から瑞泉寺へ,そして,夕方には由比ヶ浜まで散歩.1日,清々しい秋を満喫できました.
https://www.google.com/maps/place/鎌倉霊園/
鎌倉霊園は55万平方メートルという広さ.鎌倉という土地柄を考えれば,とてつもなく広いと思います
(日本一と言われる静岡県の富士霊園は230ヘクタール=230万平方メートル)
お花は売店で購入.
クルクマ,カーネーション,ピンポンマム,宿根アスター,宿根かすみ草の組み合わせでした.
墓石が連なる霊園ですが,所々に植物が勝手に生えてきています.中にはかわいらしい花を咲かせているものも.
ケイトウ,スミレ,セイタカアワダチソウ,コセンダングサ.
イヌツゲはお墓に植えられていたもの.土手にはススキ.セイタカアワダチソウと棲み分けている感じでした.
霊園の真ん中の道路にだけは,花壇があって,季節の花が植えられています.
今は,ヒャクニチソウ,マリーゴールド,そしてコスモスがきれいな花を咲かせていました.
https://www.kamakura-zuisenji.or.jp/about/
瑞泉寺は鎌倉公方(鎌倉府の長)の菩提寺(ぼだいじ)として,鎌倉五山に次ぐ関東十刹(かんとうじゅっさつ)に列せられた格式のある寺院です.
境内は,四季を通して様々な花を楽しむことが出来ます.
開山の夢窓国師(むそうこくし)は,後醍醐天皇(ごだいごてんのう)や足利尊氏(あしかがたかうじ)も深く帰依(きえ)した,鎌倉〜南北朝期に臨済宗(りんざいしゅう)で重きをなした僧です.作庭にも才を発揮し,昭和45年に発掘,復元された仏殿背後の庭園は,夢窓国師の作として,国の名勝に指定されています.
山門への階段を上がる前にも庭園がありますが,今の時期花はわずか.
受付の後ろのキンモクセイは,ほぼ満開.
清水が流れてくるお寺です.
境内でまず迎えてくれたのはシュウメイギク.
本堂の前の白芙蓉.
落ち着いた雰囲気を演出していました.
梅の老木.
全て葉を落としていました.
仏殿背後の庭園.夢窓国師の作として,国の名勝に指定されています.
チャノキが何株かあって,可愛い花を早くも咲かせ始めていました.
新しき障子張りつつ茶の花もやがて咲かなとふと思ひたり 北原白秋 雀の卵
日陰処(ど)に蕊あらはなる茶の花のすがすがしくは生きがたき世か 谷鼎 青あらし
み冬づく空低くなり雲きれて洩れ日さし来ぬ白き茶の花 長沢美津 水面