梅雨明け二日目の今日も夏空.
見えないと思った富士山も,夕方,うっすらと姿を現していました.
近くのスーパーによって,アイスクリームを購入.
普段は,抹茶かラムレーズンを買うのですが---
気になっていた,「Creamy Gelato ピスタチオ&サマーバニラ」に手を伸ばしました.
中は二つに分かれていて,上図左がピスタチオ,右がバニラ.ハーゲンダッツは,初めは別々に,後に混ぜて食べることを推奨しています.
https://www.haagen-dazs.co.jp/company/newsrelease/2024/0523.html
かなり美味しい.今まであまり食べたことがない味.
⇒当たり前で,実はピスタチオは初めて.ジェラートとして意識して食べたのも初めてなんですから.
バニラの味も一般的なものより濃厚な気がします.期間限定商品で,来年は食べられるかどうかわかりません.この夏中にまた購入します.
ジェラートもピスタチオも,名前は見たり聞いたりしていたものの,どの様なものか詳しくは知りませんでした.特にピスタチオは,お気に入りの番組「アストリッドとラファエル」のアストリッドの大好物.日本でもかなり一般的に食べられていることは知っていたのですが---
クリアでなかった知識を更新すべく,ジェラートとピスタチオを調べることにしました.
今日はジェラードとイタリアのアイスクリームについて.
▽ジェラートは,日本の分類ではアイスクリームではない.
ハーゲンダッツといえば,濃厚なアイスクリームを想像していましたが---
成分表示を見ると,無脂乳固形分:7.0%,乳脂肪分:5.0%,卵脂肪分:0.3%,植物性脂肪分:2.4%
日本の基準では,これはアイスミルクになります.
これは,手抜きではなく,「ジェラート」に固有といって良い作り方のため.
ジェラート【gelato(イタリア)】
https://en.wikipedia.org/wiki/Gelato
https://kotobank.jp/word/ジェラート-516699#
イタリア語としては氷菓子の総称の意味で,gelatoをイタリア語→英語翻訳すればice cream.
英語として用いられるgelatoや日本語ジェラートは,乳脂肪分の少ない,イタリア風のアイスクリームをさし,一般的に脂肪分は4~7%(6%〜9%)なので,日本では「アイスミルク」の分類になる.
更に
発祥国イタリアは,初期のアイスクリームの発展に最も寄与した国とされ,母国イタリアでも,ジェラードは北米中心に発展したアイスクリームとは異なるイタリア固有の食文化の一つを構成しているものと見なされています.
2021年には,ジェラード博物館がボローニャに近いカルピジャーニに開館しました.
ジェラードの歴史を書いた英語の記事を見つけたので,以下DeepL翻訳で.
ジェラートの歴史
2013年1月15日
イタリアにはソルベやグラニータのような素晴らしいデザートや氷菓子がたくさんあるが,ジェラートは氷菓の芸術性を高め,今やイタリアだけでなく世界中で賞賛されている.
今から3000年以上前,古代ローマの人々が山から雪や氷を採取し,フルーツや他のフレーバーと組み合わせて,おいしい凍らせたデザートを作ったのがジェラートの始まりである.現在のようなジェラートは,1920年代から1930年代にかけて北イタリアの職人たちによって作られるようになった.
ミラノ近郊のヴァレーゼ市が最初のジェラート屋台の発祥の地とされ,現在ではイタリア全土に何千ものジェラート屋があり,新鮮な材料を使って手作業で丁寧にジェラートが作られている.
カナダやアメリカなど,イタリア人コミュニティが活発な国々でも,何千ものジェラート屋がこのイタリアの伝統を忠実に受け継いでいる.
アイスクリームだけじゃない
ジェラートという言葉は,ラテン語で凍ったという意味のgelātusに由来する.ジェラートの材料はミルクやクリーム,砂糖,フルーツ,ココア,ナッツなどで,北米のアイスクリームと似ているが,アイスクリームは脂肪分が多く,空気を多く含んでいる.ジェラートは脂肪分が少ない分,風味の強さが増し,空気が少ない分(ジェラートはアイスクリームよりゆっくり撹拌される),密度が高くなる.さらに,ジェラートは少し暖かい温度で保存され,提供されるため,柔らかく,完全には凍らない.
新しくオープンしたジェラート博物館
2012年秋,フィレンツェからわずか1時間のボローニャにカルピジャーニ・ジェラート博物館がオープンした.ジェラートの歴史や文化から,ジェラート作りに使われる技術やジェラートを作ってきた人々まで,ジェラートに関するすべてを理解することを目的としている.火曜日から土曜日の午前9時から午後6時まで,予約制で開館しているこの博物館は,20台以上の歴史的なジェラート・マシン,マルチメディア・プレゼンテーション,10,000点以上の歴史的な画像や資料,ワークショップを誇っている.ジェラート好きでフィレンツェを訪れるなら,旅程に加えるべき必見スポットかもしれない.
カスタードクリーム,バニラ,チョコレート(ミルク,ダーク,ホワイト)などが人気のフレーバー.他にも,ピエモンテやレジーナ地方のヘーゼルナッツ,シチリア島のピスタチオ,フィレンツェの海岸沿いで採れる新鮮なレモンやベリーなど,地元産の食材を使ったフレーバーが人気なのもうなずける.
最近のジェラテリアでは,ティラミス,アマレーナチェリー(イタリア原産),卵,砂糖,マルサラワインを使った伝統的なデザートのような濃厚なザバジョーネ・ジェラートなど,人気の高い砂糖とエスプレッソの組み合わせなど,何百種類もの新しくて面白いフレーバーも提供している.また,バニラジェラートの上にカリカリのミルクチョコレートやダークチョコレートをかけたストラッチャテッラと呼ばれる美味しいジェラートもある.
History and Characteristics of Gelato in Italy