新型コロナCOVID-19

パンデミックによる実際の死者数を推定するために有効な方法としては,平均年死亡者数との差=過剰死亡推定値から算出する方法があります.この過剰死亡を正確に知るこのと困難さと,いくつかのモデルから算出された数値をネイチャー誌がニュース記事として報告しています.「2022年1月までに,パンデミックによるCOVID-19の公式死亡者数は世界で550万人に達しています.しかし,モデルによれば、2020年に入ってから,その2倍から4倍の過剰死亡が発生しています」

オミクロン株の出現により,世界の新型コロナウイルス感染者数は急増し,累計で3億人を超え,1日350万人になろうとしています. COVID-19 Data Explorer - Our World in Data 死者数は累計で5百万人を超えましたが(555万人/1月18日まで),1日の死者数は…

世界の新型コロナウイルス感染者数は,1日300万人に近づいています.かなりの割合がオミクロンと推定されます.従来株へのワクチンがオミクロンによる重症化を防ぎ,また弱くなった発症防御力もブースター接種でかなり補うことができることがわかっています.しかし,最も広く接種されている不活化ワクチンにこのような効果があるのかどうか?「不活化ウイルスワクチンは,感染を阻止する抗体を,もしあったとしても,ほんの少ししか作りませんが,それでも重篤な疾患を予防できる可能性があります」ネイチャー

オミクロン株が世界的な猛威を振るっています. 世界の新型コロナウイルスの新規感染者数は,従来の記録を大幅に上回り,1日300万人に近づいています.このうちのかなりの割合がオミクロンと推定されます. COVID-19 Data Explorer - Our World in Data 唯…

新型コロナウイルスに付き合っているうちに,免疫の知識が広まっていますが,その報道はほぼ全て「抗体」に関わるものです.もう一つのT細胞に依存した免疫は,新型コロナウイルス感染/疾病防御ではどのように働いているのでしょうか.ネイチャー誌がニュース記事としてまとめています.「キラー免疫細胞は依然としてオミクロン・バリアントを認識している.」「 抗体による防御機能の喪失が懸念される中,T細胞にもっと注意を払うべきだと主張する研究者がいる.」ネイチャー

新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロンの感染拡大が止まりません. 多くの変異をもつオミクロンは,ワクチンによる感染/発症防御をすり抜けてしまい,日本でも,新規感染者のかなりの割合がワクチン接種者であると報告されています. 初めの二回のワク…

オミクロンの感染拡大が急で,ブースター接種が急がれています.mRNAワクチンは,変異株に対する抗体も誘導する力があって,ブースターはその力を更に強めているようにみえます.ネイチャー誌は,ワクチン接種後のいわゆるブレークスルー感染によってできる抗体は,オミクロンに対して予防効果が高く,その力はワクチン接種と感染の間隔が長い方が強くなるという日本の研究者による研究結果を紹介しています.抗体産生の新しい知見を示すと同時に,ブースターでも同じ事が起こっている可能性が考えられます.

オミクロン株による感染拡大第6波が確実になり,三回目のワクチン接種(ブースター接種)が待たれています. オミクロン株に対する発症予防効果は,従来株に対するワクチン二回接種では,接種後20週目には,ほぼゼロになってしまいます.しかし,ブースター…

オミクロン株による重症化率が従来株より小さいことは,概ね正しいとされつつあります.そしてオミクロンが肺の細胞に感染しにくく,そのために重症化しにくいのではないか,という動物実験からのエビデンスが得られてきています.「オミクロンは肺を攻撃しないため、危険性が低いかもしれない」Natureニュース 2022年01月05日(訂正01月06日)

オミクロン株による急速な感染拡大が連日報道されています.残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の第6波に突入してしまったようです. オミクロン株には沢山の変異があって,性質も従来株とかなり異なっていることが報告されています.阪大の忽那先生が,…

「オミクロンはデルタよりも入院する確率が低い」ことが発表されたと,ワシントンポストが昨年末に報じていました.「オミクロンに感染した人は,デルタに感染した人に比べて,病院に入る可能性が約60%低い」 /エジンバラ大, 「オミクロンに感染した人は,デルタに感染した人に比べて,救急外来を受診する可能性が15〜20%低く,一晩入院する可能性が40%低い」「しかし,この効果は,オミクロン変異体の感染に対するワクチンの有効性の低下によって相殺されるようである」/インペリアル・カレッジ・ロンドン

2022年新春,世界の新型コロナウイルス感染は収まりそうもありません. 累計感染者は2億9000万人を越えて更に増え続けています. 累計死者数は500万人を超えました.ただし,増加の割合は若干減少しつつあるようです. 1日当たりの感染者数は,今までにない…

私たちはどうこの新しいウイルスと向き合えばいいのか。西浦博さんに聞きました。 岩永直子 // 前編:「オミクロンの実効再生産数はデルタの3〜4倍」  8割おじさんが警鐘を鳴らす変異株の“ズル賢さ” // 後編「流行は終わった」という認識切り替えて 西浦博さんが訴えるオミクロンの脅威と3回目接種の重要性 BuzzFeed

岩永直子さん(BuzzFeed Medical Editor, Japan)が,オミクロン株について,京都大学西村博さんにインタビューした記事が,昨日,今日の2回にわたり,BuzzFeedに掲載されました. とても良い記事なので,原文を是非お読みください. 前編 https://www.buzz…

2年にわたろうとしているパンデミックは,まだまだ終わる気配がありません. 世界の感染者数は増加し続け,確認された感染者数は2億7千万人超.死者の増加も止まらず,500万人以上が犠牲になりました.次々に変異を重ね,感染力を強めるとともにワクチンの効果も弱めていっているようです.mRNAワクチンを入手できない世界の多くの国は,ワクチンで感染を抑えることができず,抑える見込みすらなくなりつつあるように思います.しかしどのワクチンも重症化は防げそう.経口薬の登場と共に希望を繋いでいます.

2021年もそろそろ終わろうとしています.今年1年も新型コロナウイルスが常に話題の中心にある1年でした. 2年にわたろうとしているパンデミックは,まだまだ終わる気配がありません. 世界の感染者数は増加し続け,確認された感染者数は2億7千万人超. …

メルク社のモルヌピラビル: 重症化を抑える切り札として世界中の期待を一身に集めてきましたが---(Nature) ファイザー社のパクスロイド:初期の小規模試験の結果はモラヌピラビルを上回る良好な結果でしたが,新たにより大規模な試験結果を公表し,その結果は小規模試験の結果とほぼ同じで,メルクのモラヌピラビルを大幅に上回るものでした.実験室のデータからオミクロン株にも有効である可能性が大(ニューヨークタイムズ)

まだまだ終わりの見えない新型コロナウイルスパンデミック. ワクチンの普及と共に,パンデミック対応の切り札と考えられているのいが経口薬の開発です. メルク社のモルヌピラビルは,その先頭を切って発表された薬剤で,世界中の期待を一身に集めてきまし…

「イギリスの研究では,オミクロンの速度を警告し,ブースターの必要性を指摘しています」(ニューヨークタイムズ) 「Pfizer-BioNTechワクチン:2回目の接種から4ヵ月後に,オミクロンへの予防効果は約35%.3回目の接種で,その効果は約75%にまで高まる」「オミクロン患者の近くにいる人がウイルスに感染する確率は,デルタに感染の場合のおよそ2倍」「オミクロンがデルタよりも軽度の病気を引き起こしているという証拠が出てきたが,確信を持つには時期尚早(WHO)」

日本の新型コロナ感染者は,現時点で,低いレベルで抑えられていますが,新規変異株オミクロンの感染者の報が,連日,伝えられています. オミクロンは,日本を含め世界の62の国と地域で確認されており, www3.nhk.or.jp デルタ株を上回るのは時間の問題とも…

ファイザー社は,ブースターがOmicronに対する有意な防御を提供すると発表しました.またOmicron変異体による感染を防ぐためには,2回のワクチン接種だけでは「十分ではないかもしれない」としながらも,重篤な疾患を防ぐことができると述べています.ニューヨークタイムズ

世界に急速に感染拡大を引き起こしているオミクロン株. 「現行のワクチンが果たして効果があるのか?」「重症化の度合いは?」「感染する早さは?」.世界が固唾をのんで研究結果を待ち望んでいました. この内,ワクチンの効果については南アフリカからの…

中国の新型コロナウイルス対策: 「ゼロコビッド」施策をとった国々がその出口戦略で躓いたり苦しんだりしている中,「集団免疫」という,これも世界の大多数の国が放棄した戦略で,新型コロナウイルスに立ち向かおうとしていること,そして,その重要なステップとして,3歳から11歳までの子供全員にワクチン接種をする方針を打ち出し大キャンペーンを行っていることを,ニューヨークタイムズが報じています.

新型コロナウイルス対策で,「ゼロコビッド」という独自の道を歩み,感染者数.死者数とも抑え込んできた中国. 「ゼロコビッド」施策をとった国々がその出口戦略で躓いたり苦しんだりしている中,「集団免疫」という,これも世界の大多数の国が放棄した戦略…

オミクロンはどれくらい悪いのか?これまでの研究でわかったこと. COVIDの研究者たちは,オミクロンの感染性,重症度,ワクチン回避能力について,猛烈なスピードで研究を進めています.「どのくらいの速さで広がっているのか?」「ワクチンや感染症による免疫をすりぬけるのか?」「ワクチンの効果は?」「ブースターで防御力は向上するのか?」「より軽症または重症の病気を引き起こすのか?」 Nature   news   article

オミクロン変異株について,その性質が明らかになるまでにはまだまだ時間がかかりそうです. 科学誌ネイチャーが,現在までに分かっていることをまとめています. nature news article NEWS 02 December 2021 How bad is Omicron? What scientists know so f…

今日もまた,NHKニュースのトップは,オミクロン.「オミクロン株感染者 日本初確認」.しかし,オミクロンについては,まだまだ分からないことだらけ.ニューヨークタイムズの「What we know about Omicron (オミクロンについてわかったこと)」を見ても,日本での報道と大差なし. ネイチャーと並んで科学誌としてはトップジャーナルのサイエンス誌の記事の見出しは「PATIENCE IS CRUCIAL(辛抱が肝心)」

今日もまた,NHKニュースのトップは,オミクロン.おそらく日本の全てのテレビ・新聞ニュースでも同様でしょう.世界全てかもしれません. 日本の場合,日本で初めての感染者が確認されたことがトップニュースのトップ. NHKニュースウェブ www3.nhk.or.jp …

WHOにより,「VOC=懸念される変異株」に指定されたこの新規変異株オミクロン.今までのワクチンが効くのか?そして,重症化するのか?について世界中の関心が集まっています.このオミクロンという名前がつけられたことについては,ネット上で様々な憶測が交わされたとのこと.本来の順番ならば,ν (ニュー).次は,ξ  ( クシー).そのいきさつについて,ニューヨークタイムズ,朝日新聞GLOBE+が伝えています.

NHKニュースのトップは,今日もオミクロン. 南アフリカ・ボツワナだけではなく,既に世界12カ国で確認されたとのこと. 「オミクロン株」警戒で水際対策強化 感染力やワクチン効果は | 新型コロナウイルス | NHKニュース オランダでは,二機の旅客機の乗客…

新変異株オミクロンのニュースが,世界中で大きく取り上げられています.スパイクたんぱく質に30以上の変異が見つかっているオミクロン.世界中の注目を浴びるだけの驚くべき変異の数.従来株と比較して,重症化しないのか?感染力は? 現在のワクチンは効果があるのか? 世界中の科学者が懸命にその性質を調べています.ビオンテック社「必要な場合,ワクチンは100日以内に最初の出荷ができる」

“オミクロン” 今日のNHKニュース7は,冒頭の10分近くを割いて、この新型コロナウイルス・新変異株について報道していました. ニュースウェブでは,何項目にもわたって掲載されている以下のような内容を,まとめて伝えていたためです. このニュースは,世界…

20日の日本の報道各社は,オーストリアがワクチン接種を義務化することを決定したと報じています.EUでは初めての試み.二度のワクチン接種を終えた人は64%(全人口比  日本は77% ).確かにポルトガルなどに比べると遅れをとっていますが-----東京新聞,そしてニューヨークタイムズによれば,規制反対の勢力も根強くある中で,苦渋の決断のようです.

ヨーロッパにおける新型コロナウイルス感染拡大は,日本の今後の感染状況を知る上で注目する必要があります. 昨日,一昨日に続き,今日もこの話題で. 20日の日本の報道各社は,オーストリアがワクチン接種を義務化することを決定したと報じています.EUで…

感染拡大が止まらないのはドイツばかりではなく,ヨーロッパ全土といってよい状況ですが,新型コロナによる死亡者はどうなのでしょうか?昨日取り上げたドイツ,イギリス,オーストリアの死者は確かに増加していますが,感染者数が過去最大になったのに対し,死者数は比較的抑えられ,過去の最大値よりずっと低いレベルです.ワクチンはしっかり効いています.重症化予防という点では.

昨日取り上げたように,ドイツの新型コロナ感染拡大が止まらないことが報道されています. yachikusakusaki.hatenablog.com 今日は,その補足. 感染拡大が止まらないのはドイツばかりではなく,ヨーロッパ全土といってよい状況ですが,新型コロナによる死亡…

あの,ドイツで! と言葉を失いますが,新型コロナウイルス感染拡大が止まらないのは,ヨーロッパ全土とも言ってよい状況です. ワクチン接種が停滞し,またその効力が弱まったのが一因とされるものの,このウイルスのしたたかな感染力には驚かされます. 日本も油断してはいけないことを,ヨーロッパ各国の感染状況が教えてくれています.

ドイツで新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず,新たな規制強化に乗り出しつつあることが報道されています. www3.nhk.or.jp あの,ドイツで! と言葉を失いますが,感染拡大が止まらないのはドイツだけではなく,ヨーロッパ全土とも言ってよい状況です.…

EUがモラヌピラビルの使用を推奨したというニュースが,日本を含め各国の新聞で一斉に報道されました.モラヌピラビル命名の理由は科学的な意味を持っているのですが,決め手となったのはコミックヒーローが持つ武器の名前だというのですから,面白いですね.

パンデミックのゲームチェンジャーとして期待される経口抗ウイルス剤モラヌピラビル(molnupiravir). イギリスに次いで,各国での承認が予想されていますが,EUがモラヌピラビルの使用を推奨したというニュースが,日本を含め各国の新聞で一斉に報道されま…

COVIDがメンタルヘルスにどのような影響を与えたのか,数百万件のヘルプライン通話で明らかに. 約20カ国のデータによると,電話をかけてきた人の多くは,虐待や自殺衝動を経験したというよりも,不安や孤独を感じていたようです.ネイチャーニュース記事

新型コロナウイルスによるパンデミックでは,多くの人びとのメンタルヘルスにも大きな影響を与えてきたことは,かねてより指摘されてきました. 科学誌ネイチャーは,メンタルヘルスに与える影響をモニタリングする方法として,電話によるヘルプコールに注目…

パンデミックに関連したプラスチック廃棄物が世界で800万トン以上発生し,2万5千トン以上が世界の海に流入していることがわかりました.ほとんどは,病院で発生する医療廃棄物であり,個人用保護具やオンラインショッピングのパッケージ素材からの寄与を凌駕しています.これは海洋環境にとって長期的な問題であり,主に海岸や沿岸の堆積物に蓄積されます.私たちは,特に発展途上国のパンデミックの震源地における医療廃棄物管理の改善を求めています.Yanxu Zhang ら PNAS

新型コロナウイルスによるパンデミック.その影響は,世界のあらゆる国々の細部に至るまで広がり,地球環境汚染にも重大な問題を引き起こしていることが,中国・南京大学のYanxu Zhang氏らの研究により明らかにされました. 彼らが注目したのは,プラスチッ…

都市部の一部自治体が公表した確保病床数が実態と「乖離していた」ことがあると問題視した「第5波までの医療提供体制の問題点を検証した資料」が分科会に提出されました.確保病床数が実態とかけ離れていたことは指摘され続けて来ました.結果,自宅療養者の死亡が相次いでしまった.改めて,この資料を生かした対策を求めると共に,このような不手際を招いた政府・自治体に猛省をうながしたいと思います.

新型コロナのための“確保病床数”は実態と「乖離していた」 新型コロナウイルス感染者が低いレベルで推移するようになり,第3回目のブースター接種が話題の中心になっています. そんな中,政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会に,ある資料が提出され…

「イスラエルのブースターギャンブル」 数週間前,イスラエルはまるで訓話のようでした.何が起こったのでしょうか? 私が思うに,ゲームチェンジャーは間違いなくブースターショットです.今年の夏,イスラエルでは感染者が急増したため,抜本的な対策が必要になりました.この国は非常に中央集権的でデジタル化された医療システムを持っているため,ファイザーはイスラエルを実際の実験室のように使っていたのです----  ニューヨークタイムズ ニュースレター

新型コロナウイルスのワクチン接種で世界に先行したイスラエル. ワクチンによるコビッド押さえ込みに一旦成功したかに見えましたが,この夏,デルタ変異株による世界で最も高い感染率を許してしまいました. しかし,その後,ブースター接種にかけ,3回目の…

英国の医療従事者数十人から得られたデータによると,SARS-CoV-2の初期感染を非常に迅速に体外に排出することができ,ウイルス検査で陽性になることも,抗体を作ることもない人がいるという,気になる可能性が示唆されている.ネイチャーニュース記事

新型コロナウイルスSARS-CoV-2の感染を阻止したり,病院への入院や死亡という重症化を防ぐ免疫システムは,スパイクたんぱく質を抗原として認識して働くと考えられています. しかし,ごく少数の人では,今まで知られていなかった抗原に対する免疫システムが…

世界中の期待を集めている二つの新型コロナウイルス治療薬 molnupiravir(メルク社)とPaxlovid(ファイザー社) しかし,この薬がどの程度効くのか,また,最も必要としている場所でどの程度簡単に使用できるのかについては,ほとんど分かっていません.『Nature』誌は,COVID-19という新しい抗ウイルス剤がパンデミックの経過をどのように左右するかを決定づける5つの重要な要素に注目しています. 「COVID抗ウイルス薬:科学者がまだ知りたいこと」ネイチャーニュース解説記事

メルク社の新型コロナウイルス治療薬を160万人分確保し,薬事承認され次第,直ちに日本で使用可能となるとの報道がありました. www3.nhk.or.jp 一方,ファイザー社の抗ウイルス薬の治験結果も公表され,その効果はかなり高いとのこと. yachikusakusaki.hat…

数百例に及ぶCOVID-19の症例を分析した結果,COVID-19感染者との接触が3時間以上続く場合や屋内で行われる場合など,特定の状況下ではフェイスマスクが最も保護効果が高いことが示唆されました.マスクの着用が感染防止に役立つことを示す証拠が得られていましたが,今回の研究では,距離を置くなどの他の手段が用いられていない場合でも,マスクの着用が有益であることが示されました.ネイチャー NEWS

新型コロナウイルスパンデミック以前と以後で,世界的に評価を大きく変えたのがマスクの効用. 感染予防に最も効果のある対策の一つとなっています. 欧米では,依然としてマスクに拒否反応を示す人が多いようですが--- 日本で欧米ほどの感染爆発は起きなか…

ゼロ・コビッドの方針を採ってきた国々は死者を最小限に押さえ込んできました.デルタ株の蔓延により,多くの国々が方針の転換を余儀なくされましたが,世界最多の人口をもつ中国は,依然としてゼロ・コビッド政策を続けています.中国のゼロコビッド政策の現状について数少ない外国特派員からの報告をニューヨークタイムズが報じています.

新型コロナウイルスのパンデミックに対し,ゼロ・コビッドの方針を採ってきた国々は死者を最小限に押さえ込んできました. COVID-19 Data Explorer - Our World in Data しかし,デルタ株の蔓延により,多くの国々,例えばシンガポール,オーストラリア,さ…

ファイザー社は金曜日,コヴィド-19を治療するための錠剤が,リスクの高い人々の重症化を防ぐのに高い効果があることが判明したと発表しました.この薬剤は,パクスロイドという商品名で販売される予定で,症状が出始めてから3日以内に投与された場合,入院や死亡のリスクを89%削減しました.入院を劇的に減少させる使いやすい新薬の登場により,少なくとも成人のほとんどがワクチンを接種している裕福な国では,パンデミックの最も深刻な局面に幕を下ろすことができるかもしれません.ニューヨークタイムズ

ファイザー社が開発した抗ウイルス薬が,新型コロナウイルス感染による重症化を防ぐ効果があるとファイザー社が発表しました. この薬剤は,SARSの流行時に開発を始めたもので,コロナウイルスが細胞内で複製するときに使用するプロテアーゼを阻害し,ウイル…

「ヨーロッパがパンデミックの震源地に戻ってきた」W.H.O.のヨーロッパ地域担当ディレクターであるハンス・クルーゲ氏は、感染者数が記録に近いレベルに達していることを指摘し,今後3カ月間に50万人のコヴィド関連死が発生する可能性があると発表しました.基本的な予防策が引き続き必要であることを強調し,ヨーロッパでは人口の95%がマスクを着用した場合,今後3ヶ月で18万8千人の命が救われるという予測に注目していました.The New York Times

新型コロナウイルスデルタ株の猛威を受けながらも,1日当たりの世界の感染者数・死亡者数は減少しつつありましたが,10月半ばすぎから再び増加しはじめました. ヨーロッパにおける感染者の急増が,その要因となっており,WHOのヨーロッパ地域担当者は「ヨー…