夕方散歩で,妙本寺まで.
途中おんめ様(大巧寺),日朝様(大覚寺)の秋の花を楽しみながら.
二ノ鳥居の上の雲は,これから天気が悪くなることを予感させました.
スーパー横のフラワーショップ.置いてある花の苗の種類は少なくて,センニチコウ(コンフレナ),キンセンカ(セレンデュラ)のみ.
おんめ様のコムラサキはとても美しい実をつけていました.
シュウメイギクの花は,そろそろ終わりかけています.
タマスダレと,返り咲きのクサボケ.
秋らしい一角.ヒガンバナとススキ.
ルリヤナギとシロヤマブキの実
ずっと咲き続けてきたフヨウ.そしてトクサ.
他の場所ではほとんど見ることがないオトコエシ(男郎花).
日朝様のセンダンの実.まだ青いままでした.
妙本寺参道のお宅の花.ユリオプスデージー(?)とローズマリー.
ほとんど花のない妙本寺にも,彼岸花は咲いていました.
付録.
今日の朝刊の一面トップは,ジャニース事務所の会見でしたが,その横には「コロナワクチン開発ノーベル賞」の報.
受賞したお二人の業績はすばらしいものですが,このmRNAワクチン完成までには,長い道のりがあり,多くの研究者の成果が積み上げられた結果であることをNature誌がまとめています.
The tangled history of mRNA vaccines
英語版しかないかと思っていたら,natureダイジェストが日本語版を公開していました.
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v18/n11/mRNAワクチン完成までの長く曲がりくねった道/109823
読む価値のある記事になっています.ぜひ.
専門的な内容になりますが,飛び抜けた科学的な成果は,一人二人の研究者の力ではなく,数百人の科学者が研究を進めた結果であることがよく分かります.
下の表で,
「修飾RNAは免疫系による探知を擦り抜けるという発見」をしたのがカリコ&ワイスマン博士ですが,脂質ナノ粒子(LNP)の作成もこのワクチンの完成に決定的な役割を持っています.
また,初めて脂質リポソームにmRNAを封入して細胞に取り込ませた研究も歴史的にはとても大事な研究であり,また,この表にはありませんが,本文中に出てくる「mRNAがタンパク質合成の指令を出すために必須のキャップ構造」は,日本の古市泰宏博士が発見したタンパク質です.
https://www.tokyo-np.co.jp/article/281213
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v18/n11/mRNAワクチン完成までの長く曲がりくねった道/109823