写すだけ万葉集
午後,鎌倉海蔵寺まで散歩. 夏の名残を残した花たちに加え,秋の花も咲き始めていました. ハナトラノオは夏から咲いている花ですが,タマスダレは秋の花. タカサゴフヨウは夏の花.トキワマンサクは春の花ですが,秋にも咲くようです. シュウメイギクは…
今日は,「秋の夕(ゆうべ)」「秋の夕暮(ゆうぐれ)」の短歌を取り上げようと昨日から決めていたのですが---- 厳しい残暑がつづきます. 東京は真夏日.西日本は猛暑.9月の最高気温を示したところもあるようです. https://tenki.jp/forecaster/deskpart…
今日は大暑の最後の日. 晴れていながら時々雨がザーッと降るといった1日でした.奄美大島付近に停滞している大きな台風の影響が,鎌倉にまで及んでいるようです. 昨日今日は,「大暑の末候:大雨時行 たいうときどきにふる」に合致しているとも言える日で…
大暑のほぼ中日の今日8月1日. 昨日までと同様,暑くなると覚悟していたところ,午後から激しい雷雨.東京は正午頃よりとのことでしたが, https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/08/01/24498.html 鎌倉は午後2時過ぎから1時間以上,稲妻と大雨に見…
このところ,毎晩通るおんめ様(鎌倉大巧寺)には浜木綿があります.今年は三つの蕾がつきましたが,一つは咲き終わり,残りは二つ. そして,今日通りがかったとき,一つのはまだ蕾のままでしたが--- 一つが見事に開きました! 浜木綿の語源は,「浜に咲く…
キントラノオ目の植物を取り上げ,簡単な解説を探して掲載しています. 今日は,シダレヤナギ(枝垂柳)/ヤナギ(柳) https://en.wikipedia.org/wiki/Salix_babylonica ヤナギは,スミレとともに,キントラノオ目の中で最もよく目にする植物でしょう. ヤナ…
昨日訪れた横須賀しょうぶ園では,沢山の種類のハナショウブを楽しむことができました. ハナショウブは,日本に野生するノハナショウブを改良した園芸種です. ニッポニカによれば https://kotobank.jp/word/ハナショウブ-1577863 はじめに沢山の品種が生み…
今日は,昨日の寒い雨から一転して,暖かな晴れた1日.夕方散歩は,少し早めに出て,宝戒寺まで. 本殿横の柏槇は,いつ見ても立派です. 鎌倉の寺院に多い樹木.大きさでは建長寺や円覚寺に及ばないものの,樹形の美しさではどこの木にも引けを取りません.…
バイカウツギが,一輪,咲きました.大好きな花で,毎年楽しみにしています. 5月は,卯月.卯の花の季節ですが,バイカウツギはウツギ属ではなく別属のバイカウツギ属. わが家には,このバイカウツギ以外に,ウツギ属の花が4種あります. 既にほぼ咲き終…
鎌倉本覚寺(日朝様)の境内には,センダン(栴檀)の大木があり,花が咲いていました! 近くで見るのは初めてです. とても上品な花. 古来,多くの歌人に取り上げられてきたのがよく分かります. また,詩人三木露風も「せんだんの花のうす紫/ほのかなる…
春から初夏は,鳥の鳴き声を特に多く聴くことができるように思います. 昨日,観音崎公園を歩いたときにも聞こえてくるのですが,鳥の名前は分かりません. 唯一分かるのが鶯. 今の時期,鎌倉の山道や山沿いの寺院でも鶯の鳴き声をたくさん聴くことができま…
昨日,アヤメを詠んだ短歌を紹介しました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/04/24/235550 アヤメは日本人に長く親しまれてきた割には,短歌に取り上げられたのは近世以降. それに対し,古くから歌題となっていたのがカキツバタです. …
一昨日出かけた.鎌倉浄妙寺では,白萩がほぼ満開で,良い香りとともに楽しんできました. 白藤のある鎌倉のお寺としては,英勝寺がよく知られています. 今日出かけてみたのですが,大きな藤棚にポツポツ咲いているだけでした.見頃になるまでには,まだ時…
今年の春は,すざましい勢いで進んでいます.鎌倉では3月には桜が散りはじめ,今日のニュースでは,青森弘前の桜が満開になっているとのこと. https://www.hirosakipark.jp/sakura/2023/04/13888/ 「春深し」と詠った短歌 桜が散り,春のさなかを過ぎた頃…
一昨日出かけた大船フラワーセンターの花と,その花を詠った短歌(見つけられた場合のみですが)を取り上げています.今日は--- ツツジとシャクナゲ フラワーセンターに行ったのは4月2日. 例年ならツツジやシャクナゲはまだ咲いていない時期ですが---どちら…
春は花の季節ですが,野の花の代表といえば,スミレ. 先日,鎌倉源氏山を散策したときにも,何回か出会いました.多分,タチツボスミレ. (タチツボスミレ https://buna.info/article/2224/ 薄い紫色の花をたくさんつけている株があれば、まずタチツボスミ…
先日訪れた,八幡宮の源氏池は,鴨の池になっていました. 正月の池にはカモメも沢山混じつていましたが. 鳥に全く疎い私には,何という名前の鴨か分かりません. 雄と雌は,異なる装い. ネットを調べた結果,オナガガモと判明. https://ja.wikipedia.org…
12月に入って,一週間. わが家の冬の定番ビオラの苗を植えて二週間.大分育ってきています. 陰暦12月の呼称/異称は、誰もが知る「師走」.陽暦でも借用されています. 語源としては「師(僧)が忙しく走り回る月」説が広まっていますが,「為果つ月(一年の…
最もよく見かける落葉樹の1つ,ケヤキ. 特に関東地方に多いように思いますが,これは,江戸時代に幕府が奨励したためとのこと. (関東近郊に立派なケヤキが多いのは、徳川幕府がその植栽を奨励したことにちなむ。江戸時代には橋げたや船、海苔を養殖する…
黄葉の季節は,また,落葉の季節でもあります. 昼前に英勝寺まで散歩した際の画像です.多くは色あせた姿ですが,鮮やかな色彩を保った葉も混ざってきます. 「落葉」という言葉は,古事記でも使われている語ですが,万葉集には詠まれず,平安時代の短歌に…
歌人たちは,古来より,カエデやイチョウ以外の紅葉/黃葉も歌に詠んできました.そのような歌を取り上げています. 今日は「桂」.詠まれた歌はあまり多くないようですが.かわいらしい葉は大好きです. https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/122539 古…
秋の紅葉を代表する樹木,カエデ/カエデ属にはおよそ160種あるとされています(https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Acer_species). 一方,日本は,楓を代表とする秋の紅葉をとりわけ好む国民といえ,数多くの短歌の歌題とされてきました. 今日・明日…
イチョウと並んで,紅葉(黃葉)する樹木の代表と言えば,カエデ(楓)ですね. 北鎌倉円覚寺まで,楓の紅葉探索に行ってきました.昨日のことです. 見頃は11月下旬から12月初旬ですが,きれいに紅葉している株にも出会うことができました.特に山門の外と…
昨日は,鎌倉源氏山の木の実/草の実の画像をお届けしました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/ 今日は,同じ散歩コースの樹木の画像を集めてみました. 全て実をつける木ですが,その実を見つけられなかった木と言い換えても良いかと思います.そこ…
秋は木の実の季節でもありますね.昨日は取り上げた安国論時には,ドングリが沢山落ちていました. 今日は,この二三日の間に出会った木の実の画像を紹介します. チャノキは妙法寺.アオキは八雲神社の裏山で. この時期の木の実はまだ青いものばかり. お…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: 今日は最後に残ったナデシコ. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)花 山上憶良 万葉集 巻八 一五三八 芽之…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: いつもの通り「写すだけ」ですが----. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)花 山上憶良 万葉集 巻八 一五…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: 紹介というのはおこがましく,いつもの通り「写すだけ」ですが----. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: 紹介というのはおこがましく,いつもの通り「写すだけ」ですが----. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)…
鎌倉・栄福寺跡の公園のススキの穂は,花が開ききって,秋を実感させてくれました. 栄福寺:鎌倉市/史跡永福寺跡 源頼朝が建立した寺院.源義経,藤原泰衡など,頼朝の奥州攻めで亡くなった武将たちの鎮魂のため,平泉の中尊寺二階大堂等を模して建立され…