今日は午前中は雨模様の曇り.
午後,用事で鎌倉へ.晴れ間が見えてきた夕方,かつては週に一二回は訪れていた散歩コース(大巧寺〜妙本寺〜本覚寺)へ足を伸ばしました.
大巧寺(おんめさま)の八幡通寄りの山門と山門脇に美しく花開いていたツツジ.
普段目立たないあまりハクチョウゲ.咲きそろうとかなりの美しさ.
早くも一輪花開いていたシュウメイギク.
今年最後に残ったヒメウツギ.そして装飾花が開きはじめていたガクアジサイ.
小径ではなく柵を越した庭の奥に咲いていたシャクヤク.おんめ様にシャクヤクがあるのに気づいたのは初めてです.
垣根に咲きそろっていたテイカカズラ.
ここでしか見たことがないコバノヅイナ(アメリカズイナ)とサツキ.
この花もおんめ様以外で見たことはありません.イワフジ.
シランはどこででも咲いてくれる愛らしい花.
こちらもどこででも咲くオオムラサキツユクサ.色調が異なる花をつけていました.
妙本寺参道の入口のくすの木.花盛りでみどりが美しい.下でウクレレを一人演奏している方がおいででした.許可を取って撮影し.アイフォンを持っておいでだったので,写真を渡したら,喜んでくれました.
今の季節のカエデと妙本寺の二天門は私が大好きな組み合わせです.
祖師堂横のカイドウの実.ミカンの花と実.
池の横に咲いていたマルバウツギ.今の時期,鎌倉や三浦半島で最もよく見る花のひとつですね.
桜の若葉越しの日蓮上人(聖人)像
カエデの若葉と花.
大イチョウの若葉.
二天門から参道を見おろした構図も大好きです.
本覚寺へ.
今日のお目当てのひとつ,センダン(栴檀,楝 おうち/あふち)の木.小さな花のかわいらしさは木々の花としては一番かなと思っています.
『枕草子』四四段
--- 木のさまにくげなれど,楝(あふち)の花いとをかし.かれがれに様異(さまこと)に咲きて,必ず五月五日にあふもをかし.
妹(いも)が見し 楝(あふち)の花は 散りぬべし 我が泣く涙 いまだ干(ひ)なくにも 山上憶良 万葉集 巻五・798(802)
羽根そよがせ雀楝の枝に居り涼しくやあらむその花かげは 北原白秋 雀の卵
栴檀のうすむらさきに咲きつげる窓おしひらきしばしの息つぎ 長沢美津 雪
花楝むらさき深く咲きゆらぐ夕べの道に人をかなしむ 岡野弘彦 異類界消息
栴檀はうすむらさきの雪のごと花咲きてしあわせなりしかの日よ 石川不二子 牧歌
⇨https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/05/03/235820センダン(栴檀)/オウチ(楝)の花を詠んだ歌 栴檀の花が咲いていました