自然・環境 / 動物 /鳥/ 昆虫 / 星座 等

ヒトが毒を利用した最古の証拠「切れ目のある木の棒」/ ソクラテスが仰いだ「毒杯」に入っていたとされるドクニンジン(毒と人間 国立科学博物館特別展「毒」より) ボーダー遺跡から発見された「切れ目のある木の棒」(推定約2万4000年前)からトウゴマ成分が検出されました. ソクラテスが仰いだ毒杯の中身はアテナイの刑法からするとドクニンジンが入れられていた.

先日出かけた国立博物館特別展「毒」.独自に調べたことをつけ加えながら,内容を少しずつ紹介しています.主催者も「シェアしよう」とすすめていることもあり.https://yachikusakusaki.hatenablog.com/archive/category/毒%2F毒展 (大阪展が始まりました…

毒を使った果実の散布戦略(カキノキ,ウメ,ライチ) / 毒に耐える(キョウチクトウVSキョウチクトウスズメ,コアラVSユーカリ,ラーテルVSコブラ)  動物に食べてもらうことで種子を運んでもらう植物は多いですが,熟した種子を運ばせるため,未熟な果実には毒性物質を高濃度で凝縮させて食害を防いでいるものもあります. 多くの生物が体に毒をもつことで捕食者から身を守ってきました. しかし,その毒さえ克服できれば,毒生物は競争相手の少ない魅力的な獲物となります.

先日出かけた国立博物館特別展「毒」.独自に調べたことをつけ加えながら,内容を少しずつ紹介しています.主催者も「シェアしよう」とすすめていることもあり.https://yachikusakusaki.hatenablog.com/archive/category/毒%2F毒展 (大阪展が始まりました…

ハチの多様化と毒針(毒と進化 国立科学博物館特別展「毒」より) 卵を産むための産卵管が変化したハチの毒針は,獲物を狩るための武器として発達したと考えられますが,自身や巣を守るためにも使われ,攻めと守りの両面でハチの多様化を支える原動力となりました.さらに,幼虫の餌に花粉を使うようになったハナバチ類では,毒針は守り専用の武器へと変化しました.ミツバチは,刺した針が抜けなくなる「カエシ」がついた毒針をもち,守りの最終手段として,命がけで毒針を使います. 

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盗用(毒と進化 国立科学博物館特別展「毒」より)  自身で毒を作れない有毒生物は,他者の毒を利用または盗用しているといえます. テトロドトキシンを自身で作れないフグや,ヒキガエル類の毒を防御用の毒として利用しているヤマカガシも毒を盗用しています.毒の盗用のなかでも究極形の1つがミノウミウシ類やフウセンクラゲ類による刺胞の盗用「盗刺胞」です. ミノウミウシ類はヒドロ虫を主な餌としていますが,ヒドロ虫の刺胞を消化せず.自身の防御に再利用しています. 

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警告色 / テントウムシとミュラー擬態・ベイツ擬態(毒と進化 国立科学博物館特別展「毒」より) キオビヤドクガエルの黄色と黒のコントラストが強い体色は,捕食者に毒性をアピールするのに役立ちます.アカハライモリは天敵に襲われるとお腹の警告色をアピールします. テントウムシ類は毒成分を含む液体と体から出して身を守りますが,ベイツ擬態をしている無毒の昆虫がいます.ノコギリハギ(無毒)はシマキンチャクフグ(有毒)に体型や色彩だけでなく遊泳などの行動もそっくりです.

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酸素と熱水域の硫化水素 (毒と進化 国立科学博物館特別展「毒」より) 毒の存在は,生物同士の日常の関係ばかりでなく,長期にわたる関係や,個々の生物の生き方に影響を与えてきました. その結果は進化として現れます. 20億年前,シアノバクテリアにより大量に放出された酸素が,海上から地上のあらゆるものを酸化しつくし, 「この酸化に耐えられなかった生物は絶滅したに違いない」. 熱水域の細菌は硫化水素や水素からエネルギー源を生み出し,その細菌を食べる動物たちが帯状に分布します.

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毒とおしろい文化 / 亜砒酸とチェーザレ・ボルジア / 鉱物由来の毒 江戸時代には鉛白が白さを演出するファンデーションとして広く利用されていました.毒性があり,健康に悪影響を与えていた可能性があります.亜砒酸は,粉末状で水に溶けやすく,しかも無味無臭であるため,多くの人々に悪用されるようになってしまいました.中でも,ヴァレンティーノ公チェーザレ・ボルジアは,ボルジア家の毒薬「カンタレッラ」を使い,数多くの政敵を排除したといわれています.水銀,カドミウムの毒性も広く知られています.

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毒きのこ2(「毒の博物館」4 菌類の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) ドクササコを食べると先端部が激しく痛み赤く腫れあがる.カエンタケは触ってもいけない. 間違えやすいきのこ:ツキヨタケ⇔イタケ・ムキタケ等. クサウラベニタケ⇔ウラベニホテイシメジ・ホンシメジ等. ニガクリタケ⇔クリタケ等. カキシメジ⇔マツタケ等. オオシロカラカサタケ⇔カラカサタケ等. なお,平成24年〜令和3年の間で最も中毒例の多いきのこはツキヨタケ.2番目はクサウラベニタケ.

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毒きのこ1(「毒の博物館」4 菌類の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) きのこの食毒を見分けるための万能の方法は存在しません.幻覚症状:ヒカゲシビレタケ,ワライタケ等(いくつかは所持することも禁止されている). 痙攣など:ベニテングタケ,サクラタケ等.  悪酔い:食用きのこなのにお酒と一緒に食べると酷く悪酔いする.キララタケ等. 腹痛など:野生きのこで最も頻繁に起こる中毒例. 細胞破壊:最も致死的な症状.腎臓や肝臓などの細胞が破壊されていくことで死につながる.テングタケ属.

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日本人による海洋生物の毒の解明(「毒と人間」/国立科学博物館特別展「毒」より) フグ毒テトロドトキシンは平田正義と津田恭介らによって独立して構造決定され,岸義人らによって人工的に合成されました.アオブダイ等の魚による中毒の原因物質とされるパリトキシンは上村大輔らによって構造決定され,岸義人らによって人工的に合成されました.安本健らは,シガデラ毒・シガトキシンを生産する渦鞭毛藻を発見し,シガデラの起源が明らかになりました.

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オニヒトデ,磯で見られる様々な有毒生物(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) 駆除対象となっているオニヒトデは,棘に毒があり「刺されるとたいへん痛み,腫れることもあります.痛みは棘が刺さると即座に生じ,非常に強烈で数時間持続します」.  8種の磯の有毒生物が立体的に並べられていました.ガンガゼ,トックリガンガゼモドキ,ゴンズイ,ハオコゼは刺される危険がある有毒生物.スベスベマンジュウガニ,ウモレオウギガニ,ヒョウモンダコ,クサフグは,食べるととても危険な海洋生物.

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カツオノエボシとハブクラゲ(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) カツオノエボシはミズクラゲなどの典型的なクラゲとは異なるクダクラゲの仲間.日本の海水浴場で注意の警告がなされていることは多くの方がご存じの通り.溶血作用や神経毒性をもつ毒素が単離されています.ハブクラゲは沖縄で最も被害が多い危険生物で死者も報告されています.溶血活性を示す毒成分が主.なお,ミズクラゲは毒をもつものの,ヒトの角質膜を貫けないため痛みを感じることが少ないとのこと.

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背鰭等に毒をもつゴンズイ,オニダルマオコゼ,ミノカサゴ(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) 釣りをする方ならよく知っている毒魚ですね.鰭(ひれ)のトゲをしっかり展示してあるところが見所かと思います. これらの魚の棘の毒は,いずれもタンパク質で,熱により失活するとのこと. 刺された場合の応急処置の基本の1つとなっているようです.毒タンパク質の化学構造もすすめられ,ゴンズイの毒タンパク質は,高血圧と呼吸不全、心停止、神経筋の障害を引き起こすとのこと.

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銛で狩りをする貝イモガイ/ アカエイ(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より)  イモガイは小さな標本で「なんだ」と通り過ぎてしまいそうですが,展示された銛のレプリカ,その刃先を見ると,「この貝,本当に銛を打って狩りをしているんだ」と思わせてくれます.展示にはありませんでしたが,ネット検索するとイモガイが狩りをする画像もみつかります.驚きです.毒性成分はコノトキシンと呼ばれ,多彩な作用を発揮しているそうです.

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フグの毒 / 毒鳥ズグロモリモズ(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) フグについては別立ての展示がありました.ふぐ毒(テトロドトキシン)は,「ナトリウムチャネル」の働きを阻害してNaが入らないようにさせます.しかし,フグ自身は毒に耐性を持つ.不思議ですね.しかも,フグはテトロドトキシンを嗅ぎ分けて積極的に食べているとのこと.びっくりします.驚きと言えば,毒をもつ鳥がいることを初めて知りました.しかもヤドクガエルのものと同類の毒.伝説の毒鳥「鴆(ちん)」?  

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有毒両生類(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) 毒蛇に比べてあまり知られていない気がしますが,侮れません.どこにでもいるヒキガエルの毒は,食べたイヌが死んでしまうほどの毒性を持ちます.美しいヤドクガエルたちの展示は目を惹きました.自然界でも最も強い毒の1つを持ちます.イシアタマガエルは全く知らなかった名前.解説を読むとかなり怖そうなカエルです.

先日出かけた国立博物館特別展「毒」. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/02/17/235453 独自に勉強したことをつけ加えながら,内容を少しずつ紹介しています.主催者も「シェアしよう」とすすめていることもあり. 今日は「毒の博物館」3 …

有毒爬虫類(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より) キングコブラの全身骨格が展示してあるコーナー.「トカゲには毒はないから,ヘビの展示に違いない」 と思っていたら,これが大間違い.「コモドドラゴンに毒がある.しかもかなり強い毒が」 メキシコドクトカゲの標本の展示もありましたが,こちらは捕食者からの防御のためと考えられているとのことです.ヘビの展示は,どこかで見たことあるような内容でしたが,ガボンアダーは,かなり迫力がありました.マムシと比較して,なんと大きなことか.

先日出かけた国立博物館特別展「毒」. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/02/17/235453 独自に勉強したことをつけ加えながら,内容を少しずつ紹介しています.主催者も「シェアしよう」とすすめていることもあり. 今日は「毒の博物館」3 …

毒虫 / ハチ毒(「毒の博物館」3動物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より)  「毒虫(どくむし)」として展示があったのは,ハチ,サソリ,蚊,ムカデ,ドクガ,イラガ,マメハンミョウなど.イグノーベル賞受賞者によるハチに刺された痛さのランク1位(シュミット指数レベル4)には,タランチュラホークの名前があげられています.目がくらむほどの凄まじい電撃的な痛みとか.

先日出かけた国立博物館特別展「毒」. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/02/17/235453 独自に勉強したことをつけ加えながら,内容を少しずつ紹介しています.主催者も「シェアしよう」とすすめていることもあり. 今日は「毒の博物館」3 …

身の回りの植物の毒(「毒の博物館」2植物の毒/国立科学博物館特別展「毒」より)   根・茎・葉を守る毒としては,ジャガイモ新芽ソラニン,スイセン・ヒガンバナのリコリンなどが知られています.食中毒での被害人数ランキングトップはジャガイモで,これは学校授業で栽培収穫したものを調理したことが要因ですが,その他のランキング上位の例は,誤食によるものです.食用植物の毒としては,生のインゲンマメ,モロヘイヤやビワの種子が知られています.

先日出かけた国立博物館特別展「毒」. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/02/17/235453 独自に勉強したことをつけ加えながら,内容を少しずつ紹介しています.主催者も「シェアしよう」とすすめていることもあり. 今日は「毒の博物館」2 …

強い毒性を持つ植物(「毒の博物館」2/国立科学博物館特別展「毒」より)  初めに展示されていたのはドクゼリ,トリカブト,ドクウツギ.日本の三大有毒植物と呼ばれ,いずれも死に至る場合があることはよく知られています.誤食の危険性がある点がやっかいな植物ですね.世界に目を向けると,さらに強い毒をもった植物があります.展示で紹介されていたのは,世界最強有毒植物説もあるゲルセミウム・エレガンス,強力な光毒性をもつジャイアント・ホグウィード,ストリキニーネで有名なマチン.

先日出かけた国立博物館特別展「毒」. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/02/17/235453 独自に勉強したことをつけ加えながら,内容を少しずつ紹介することにしました.主催者も「シェアしよう」とすすめていることもあり. 前回は「毒の博…

ハブとイラクサ (「毒の博物館」1/国立科学博物館特別展「毒」より) 先週出かけた国立博物館特別展「毒」.何回かに分けて少しづつ内容を紹介していきたいと思います.展示の内で一番人気の「毒の博物館」で目を惹いたのは拡大模型.ハブは約30倍.スズメバチは約40倍.「攻めるための毒」をもつ代表です.ハブの毒牙は格納された長い注射針.セイヨウイラクサとイラガ幼虫の拡大模型も「守るための毒」代表として展示されていました.イラクサ(刺草/蕁麻)の針はヒスタミン等の毒を含んでいて,これも注射針.

先週出かけた国立博物館特別展「毒」. 前回は「行ってきたよ」というだけのブログ記事になってしまいました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/02/17/235453 今日から,何回かに分けて少しずつ内容を紹介していきたいと思います.気にな…

国立科学博物館特別展「毒」 へ行ってきました.たくさんの人が押しかけていて,時間を区切って入場させていたにもかかわらず,展示室の回路を回る列はほとんど進まない状態.写真撮影OKということで,写真を撮りまくったのですが,沢山撮りすぎて整理しきれません.いずれ稿を改めて内容を紹介できれば-- 今日は展示初めのパネルの紹介.---生活のなかの毒 言いすぎかもしれませんが,私たちは毒に囲まれて生活しています.カビたパン,小麦粉,タマネギ,ニンニク,ジャガイモ,ブドウ,チョコレート---えっ?

国立科学博物館へ行ってきました.本当に久しぶりです. (シロナガスクジラの骨格標本が置かれていた時代にも来たことがあります) 只券をいただいた特別展を見学するためです.特別展の題名は,ズバリ「毒」. かなり宣伝もしていたようで,駅前にも広告が…

寄せ植え・菜の花・シジュウカラ  暖かさに誘われて,昼過ぎから大船のフラワーセンターへ.入園してすぐのところに見事な寄せ植え.そして,池をはさんで美しい菜の花畑が春近しを演出.見逃しそうな所に,野菜も植えられていていました.花が可愛いもの,葉が美しいもの--- 沢山の種類が植えられていた椿はまだこれから.同様に多くの品種が植えられている梅は楽しめます.そんな中,朝にも出会ったシジュウカラが小径を歩いていました.背中の模様がこんなに美しいとは!今まで気づきませんでした.不覚.

朝,庭にシジュウカラがやって来ていました.今年初めてのお目見え.暖かさに誘われて,本格的な活動開始という所でしょうか.私も活動的な気持ちになって,昼過ぎから大船のフラワーセンターへ. 入園してすぐのところに見事な寄せ植え.そして,池をはさん…

久しぶりに庭でジョウビタキに出会って,嬉しい気持ちになって夕方散歩に.梅と椿を楽しんで,帰りにスーパーに立ち寄ると,売り場は恵方巻きに席巻されていました.「唐揚げの恵方巻」「恵方巻(キンパ)」なる商品も.私もまぐろ巻きの1/2スケールを購入して帰宅.恵方巻の由来については,BuzzFeed News「恵方巻は作られた伝統なのか 発祥は花街,「怪しげな風習」が広まった理由とは  かつては商家の旦那たちが,遊女と巻寿司を使った遊びを楽しんでいたのだそう.なぜ,そんな風習が全国的に広まったのか」がおすすめ.

「しばらく水をやっていなかった花鉢に水やりを」と散歩の前に思い立ち,庭に出ると--- 久しぶりのジョウビタキ! 庭を,あちこち飛び回って,去って行きました. (解像度が悪くて済みません.鳥の写真を撮るのは難しい) 毎日庭に出ていればもっと会えたの…

鎌倉宝戒寺の梅探索. 本堂横の奥にある大聖歓喜天堂の紅梅と臘梅は鎌倉一二かと思わせる美しさです.椿を楽しむのはもう少し先でしょうか.思わぬ出会いは,鳥たち.イソヒヨドリ,キセキレイ,キジバト.鶴岡八幡宮でも水鳥に心を洗われます.ユリカモメ(多分),オナガガモ,ヒドリガモ,そしてオオバン.寒桜にはつがいのメジロがきてさかんに蜜を吸っていました.

宝戒寺へ梅探索.満開の臘梅,沢山の野鳥たちにも出会うことができました. 昨日荏柄天神を参拝した帰途のことです.https://yachikusakusaki.hatenablog.com/ 格式高い天台宗のお寺宝戒寺.いつ来ても楽しめる花の寺でもあります. 白梅はあまり大きくない…

「さむい」を表す漢字「寒」は,会意文字=「宀と,人(ひと)と,茻ぼう(草のむしろ)と,冫ひよう(さむい))」. 「さむい」という意味以外に,「季節の名」=大寒+小寒=「冬,立春までの約30日間」の意味も表しています.寒の雨,寒の水,寒の夜もこの季節に関連した言葉になります.最近はあまり使われなくなつてきているように思いますが---. うつし身は現身ゆゑになげきつとおもふゆうべに降る寒の雨 斎藤茂吉  シリウスの志(し)にしたがひて大寒の風ちぎれとぶ八衢(やちまた)に立つ 雨宮雅子

今朝も鎌倉は氷点下. 植木鉢の土は,二日間凍ったままでした.寒さに弱い植物は屋内に避難させました.地植えのものはそのままですから,寒さに弱いものは,上部が枯れたようになってしまいます.例えばまだ花をつけていたパイナップルセージは,あっという…

最高気温3℃の寒い1日.今日は 二十四節気の大寒から5日目.七十二候の「水澤腹堅 さわみずこおりつめる(沢に厚い氷が張りつめる頃)」.普段は,二十四節気・七十二候を意識することがありませんが,今日ばかりは意識してしまいます.あまりにピッタリなので.そんな寒い日でしたが,夕陽を見に頑張って由比ヶ浜まで出かけました.今の時期,入日は,稲村ヶ崎よりさらに向かって左側に寄って,遠く伊豆の山々(多分)に沈んでいきます.そして, 波がつくる浜辺の文様が,以外に美しいことにも気がついて,少し得をした気分になりました.

この冬一番の寒い1日でした.関東地方では暖かい鎌倉も,初めて氷点下に. 今日は 二十四節気の大寒から5日目.七十二候の「水澤腹堅 さわみずこおりつめる(沢に厚い氷が張りつめる頃)」. https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B5A8C0E12FBCB7BDBDC6F3…

カワセミ: 鎌倉扇ガ谷の扇川の横を歩いていると,青いものがすっとすり抜けて,小さな流れの土手のコンクリートへ. 慌ててシャッターを切ったのですが,既にまた飛び去った後.と思ったら,飛ぶ直前の姿が捉えられていました.友人に確かめたところ,「カワセミ」.鎌倉の市街地にカワセミなんて思いもしませんでした.

今日も鎌倉は雨が降ったりやんだりの天気.昼過ぎに届け物があって,鎌倉扇ガ谷の奥へ行ったその帰り.青いものがすっとすり抜けて,小さな流れの土手のコンクリートへ. 慌ててシャッターを切ったのですが,既にまた飛び去った後.ところが--- 写した写真を…

鳥の眠り方  片足で立って寝ている鴨を三渓園で見ました.いつも片足で眠るのでしょうか?調べてみると,座って眠る場合も,泳ぎながら眠る場合もあるようです.時には横になることも.しかし,片足睡眠はごく普通の眠り方のようです.木に止まる鳥は止まったまま眠ることができます.鳥の眠り方が人間と大きく違うのは,脳の半分だけ眠らせることができる点.しかも,その程度を自分でコントロールできるとのこと.凄いとしか言いようがありません.

昨日,三渓園の大池で,沢山の鴨に会いました. 鳥には全く疎いので,確信は持てませんが,多くはカルガモかと思われます.くちばしの黄色い色があまり目立たなかったので,間違えているかもしれません. 何羽かは陸に上がって,眠っているものも. その眠り…

キジバト,ヤマバト,ハト(2) 親しまれている鳥はと.名前の響きもいいですね.漢字は二つあって鳩と鴿.後者はあまり使われませんがドバトをかなり限定的に意味しているようです.英語もDoveとPigeonの二つありますが,互換性のある名前で違いはないとのこと.ただし,ついて回るイメージには違いがあるので使い方には注意が必要.ドバトが家禽化されたのは紀元前エジプト.以来,人と様々な交わりが記録されています.  朝籠り鳴く山鳩はわが胸にひそむこだまを知るごとく鳴く 三木アヤ

ハトは,最も親しまれている鳥の一つといえます.ハトという名前の響きもいいですね. 語源については,日本語源大辞典(小学館)には10の説が併記されていますが,よくネット上に取り上げられているのは,大言海等に記載がある「羽音ハタハタトの略か」説.…