一昨日,昨日に続いて,今日も気持ちのよい青空が広がる1日でした.
観光客には評判の悪い鳶の群も.
少し江ノ島寄りに移動すると,今日も富士山が,
浜には,ハト.何を啄んでいるのか,カラスと交代で浜に降りてきていました.
三人組で,浜辺にお絵かき.快く写真に収まってくれました.
気持ちのよい日は,描きたい想いがつのるのか,浜のキャンバスは大盛況.ハングルも交えて.
腰越漁港の先には小動岬(こゆるぎみさき)があって,そこにある神社が小動神社.
早咲きの桜,そして白木蓮.
江ノ島を眺めるには絶好の展望台があります.
小動岬を過ぎれば,七里ヶ浜になります.
春はわかめの収穫期.沢山干してありました.
波打ち際の女性.聞けば,わかめ拾いをしているとか.
養殖場はもちろん,岩について育ったわかめも採ることは禁止されているけれど,「海に漂ってくるわかめを拾うことは許されている」と言っていました.かなり立派なわかめを拾っていましたが,「小さい方が柔らかくて美味しい」とのこと.
浜ではしゃぐ女性たち.尺八を吹く老サーファー.海の楽しみ方は様々.
更に歩いて行くと,小動岬の上に富士山が再び現れました.
ここから稲村ヶ崎までは,富士山と江ノ島を一緒に見るための絶好のスポットとなります.
黒澤明の天国と地獄に出てきた場所ですね.
春の海/春潮を詠んだ短歌2
(古今短歌歳時記より)
春潮の岩をめぐりてたつる音沓(くら)き思のなしとはなくに 大岡博 南麓
鰤時(ぶりどき)をすぎて鯖季(さばどき)となりにけり日に日に青む春潮の色 岡部文夫 寒雉集
春潮のあらぶるきけば丘こゆる蝶のつばさもまだつよからず 坪野哲久 一樹
春の潮流氷をときほごす勢ひに昆布の芽を奪い去ることなかれ 長澤美津 地紋
三年ぶりに二人見てゐる入海に春の潮はほそく崩れをり 川野愛子 木の間の道
つららはや冬の骨さへゆるびつつ春潮くらき沖に対(むか)うも 馬場あき子 雪木
春の海みんと尾根みち往くほどに相模のうみのけぶりつつみゆ 島田修二 渚の日日
春潮になびく海藻を想ふとき顕(た)つおもかげもはるかになりぬ 石川不二子 牧歌
玄海の春の入江は潮満ちて波ひとつまたひとつもみあぐ 阿久津英 天の鴉片