今日は,友人の農家さんを訪ねて三浦まで行って来ました.
畑は,三浦半島の先端に近い高台.
途中,長者ケ崎でトイレ休憩.
夏は海水浴で賑わう場所.今はウィンドサーフィンと春の水辺を楽しむ親子連れの方々でチラホラ.
遠くに江ノ島が見える浜辺で,見晴らしのよい時には富士山も見えるのですが--
水平線にはヨットがかなりの数見えました.
駐車場脇の春の野の花たち.
今の季節,三浦の畑の主力は春キャベツ.
春先には,収穫が早まると思っていたところ,その後の寒さで,今一番美味しいとのこと.桜と一緒ですね.花と野菜の違いはありますが.
友人は,農家といっても普段は勤めに出ていて,高齢の父親を助けて,毎週土日のお手伝い.休みなく働いています.
畑に入ると,土がふわふわ.よく手入れされていることを足で感じることができました.
曇ってはいましたが,暖かな春の日を満喫できました.もちろん沢山の春キャベツが,帰りの車のお供に.
春の日を詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則 古今集・小倉百人一首
けふのみと思へばながき春の日もほどなくくるる心地こそすれ 西行 山家集
つれづれと物おもひをれば春の日のめにたつものは霞なりけり 和泉式部 玉葉集
鶯に蛙鳴きつぐ庭ありて我が春日は果なきごとし 北原白秋 黑檜
春の日は ただのどかにてあらましを—.人の家出でて目に沁む青空 釈迢空 遠やまひこ
こんなにも美しい春の日に生きてゐていいのかと子供の手をにぎりしめる 五島美代子 暖流
春の日の正午とおもふにほひして敏捷に薔薇は花びらひらく 生方たつゑ 鎮花祭