風も強く,とても寒い1日でした.
横浜での買い物の帰りがけ,野毛山動物園に行って来ました.
入園料無料の親しみやすい動物園ですが,さすがにこの寒さ.来園者はチラホラ.
しかし,多くの動物たちは,寒さにもめげず,姿を見えてくれていました.
野毛結愛間公園内の植物は,落葉樹はほとんど葉を落としていましたが,ドウダンツツジ,イチョウの紅葉はまだ残っていました.
クス
アビシニアコロブスは寒さのせいか,屋外に出てはいませんでした.
レッサーパンダは,初めは,姿を見せませんでしたが,餌の時間には屋外へ.少ない来園者の多くが集まつてきてカメラを構えていました.さすが.
寒しを詠んだ短歌3
(古今短歌歳時記より)
さむざむと夕日の門にゐる犬のふと欠伸(あく)ぶときにくくはあらぬ 宮柊二 群鶏
この島に小女子(こうなご)の糶(せり)立つみればさむざむとして桶にあふるる 佐藤志満 白夜
寒ざむと日のさす道につつましくしやがみて売れり福寿草の株 鹿児島寿蔵 麦を吹く嵐
吹きの薹(たう)の為めにひたすら恐れたる厳しき寒さ過ぎてはかなし 山口茂吉 高清水
さむき道を何時まで従きてくる犬かわれは頒けてやる倖せもたぬ 中城ふみ子 乳房喪失
竹叢(たけむら)の秀(ほ)のしづまりを見つつ居て苦しく寒き夕べとなりぬ 佐藤佐太郎 地表
夕映えて檜垣も汲みし白川の蓮台寺町ゆくに寒しや 安永蕗子 朱泥
さむざむと陰を洗へるしまひ湯の底にくらみを見つめながらに 辰巳泰子 紅い花