冬の湘南平までドライブ.初めは花菜ガーデンに行く予定だったのですが,公営施設は,既に年末年始の休みに入っていました.
展望台からは相模湾を一望できます.
残念ながら富士はほとんど姿を隠していました.
一部紅葉が残る木があるものの,ほとんどのカエデは茶色く枯れてきていました.潮風の影響もあるのでしょう.
こちらはエノキ?存在感あり.
小さな花壇にはパンジーが植えられていて,ベンチで休む方々の目を楽しませていました.
ここでも,山茶花が今シーズン最後の花を付けていました.
季節外れの花を付けていたツツジ.
今シーズン初めて水仙を見ました.出会うと嬉しい花です.
寒し・寒けし・寒さを詠んだ短歌2
(古今短歌歳時記より)
さむざむと晴れし空より最善を尽くすがごとく陽のふりそそぐ 山下陸奥 生滅
寒ざむと日のさす道につつましくしやがみて売れり福寿草の株 鹿児島寿蔵 麦を吹く嵐
蕗の薹の為めにひたすら恐れたる厳しき寒さ過ぎてはかなし 山口茂吉 高清水
竹叢の秀(ほ)のしづまりを見つつ居て苦しく寒きゆふべとなりぬ 佐藤佐太郎 地表
さむざむと夕日の門にゐる犬のふと欠伸(あく)ぶとき憎くはあらぬ 宮柊二 群鶏
この島に小女子(こうなご)の糶(せり)立つみればさむざむとして桶にあふるる 佐藤志満 白夜
夕映えて檜垣も汲みし白川の蓮台寺町ゆくに寒しや 安永蕗子 朱泥
さむき道を何時まで従(つ)きてくる犬かわれは頒けてやる倖せもたぬ 中城ふみ子 乳房喪失
さむざむと陰を洗へるしまひ湯の底のくらみを見つめながらに 辰巳泰子 紅い花