7月後半の花 in 平塚花菜園3/なすを詠んだ短歌(再掲) 夏を代表するヒマワリとハス.トレニア,ヤブランは以前育てていました.小さな花のヤナギハナガサ・セイヨウトラノオ.サボンソウ,タンジーははじめて.そして夏野菜たち:ズッキーニ・カボチャ・シシトウ・ナス.  女(め)のわらは入日のなかに両手もて籠(こ)に盛る茄子のか黒きひかり 斎藤茂吉  わが植ゑし茄子は光沢(つや)ある紫にのびて稚き実は地につけり 若山喜志子  出盛りとなりて紫紺の色深し一山の茄子を日ぐれにあがなふ 君島夜詩

今日は,江の島弁天橋から,夕焼けの富士を見ることができました.

この1時間後,2024江の島花火第一回がありました.江の島花火は,8月いっぱい,5回にわたって行われる,5分間だけの打ち上げ花火.

【2024江の島花火 】2024年夏も豪華に5回開催 <7月23日・8月11日・17日・24日・30日>@藤沢市片瀬海岸西浜https://rarea.events/event/194489

江の島では,これとは別に「ふじさわ江の島花火大会」が,10月19日(土)の夜に行われます.花火大会としては時期遅れですが,こちらは30分間1800発で,かなり見応え在りかと思います.

https://mic-n.co.jp/s_blog/42/

https://travelenoshima.jp/fujisawa-enoshima-fireworks-festival/

 

話題は,昨日・一昨日に引き続き,第三回目の平塚花菜園の花たちです.訪れたのは一昨昨日.

 

夏を代表する花,ヒマワリ.小型の種類が沢山花を咲かせていました.

かなり大きな蓮池があって,ピンクのは名をつける2種類のハス(白光蓮,即非蓮)がつぼみを沢山つけていました.もう少し早く出かければ花をひらいていたのだと思います.

暑さに強いトレニア

草叢でひっそり咲いていたヤブランとヤナギハナガサ.


セイヨウトラノオはベロニカ属と分類されるようになったのは比較的最近のようです.ベロニカ属にはオオイヌノフグリが属します.

美しいハゲイトウは,様々な品種が生み出されている一方,食用のアマランス(アマランサス)と同じ種でもあります.

サボンソウ,タンジーは,はじめて.

 

ハーブ園も整備されています.花をつけていたのは,以下の二種.


そして,夏野菜も.かなり広い畑に植えられていました.ナス以外は南米原産のもの.
ズッキーニ

カボチャとトウモロコシ.

シシトウ

ナス.

 

再掲

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/08/12/221424

なすを詠んだ短歌

(古今短歌歳時記より)

 

葉も花も実も紫の茄子ばたけつやつやしもよ朝露帯びて  窪田空穂 茜雲

 

(め)のわらは入日のなかに両手もて籠(こ)に盛る茄子のか黒きひかり  斎藤茂吉 赤光

 

わが植ゑし茄子は光沢(つや)ある紫にのびて稚き実は地につけり  若山喜志子 芽ぶき柳

 

茄子の木のさす枝はかたく疎々(あらあら)にその葉はすきて時すぎんとす  尾山篤二郎 草籠

 

植ゑかへて土になじまぬ茄子苗の夕べすがやかに葉を立ちにけり  鈴木孝 寒燈

 

放射能ふくみて降れば店さきの皿に濡れをり生瓜(きうり)と茄子(なすび) 窪田章一郎 (六月の海)1955

 

出盛りとなりて紫紺の色深し一山の茄子を日ぐれにあがなふ  君島夜詩 暗い川

 

茄子の殻あつめて焚けば折をりに青き炎が地を這ひにける  宮岡昇 樫に鳴る風

 

ゆうぐれに澄む茄子畑かなしみのしずくとなりて茄子たれており  玉井清弘 風箏