塩尻に行って来ました.
全くの初心者なのに歌会に誘われ,「誘われたらできるだけ断らない」という最近のポリシー?に従った結果です.
土曜日は,JR広丘駅の近くの歌碑公園・短歌館へ.
昼食は,「とても美味しいそば処があるから,是非」ということで,「そば処唐松」で.
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ファイル:岡谷・辰野・塩尻付近_JR路線図.
https://www.mapion.co.jp/m2/36.16029513,137.87372661,16/poi=22030212955
唐松は古民家をきれいに再生した,趣あるお店.引退後Uターンした店主の実家だとか.
とても美味しいお蕎麦でした.
(お蕎麦の写真は撮り忘れました)
https://www.google.com/search?そば処 唐松 長野
昼食後,短歌館へ
短歌の里 塩尻
https://tokimeguri.jp/guide/tankakan/
広丘村(現塩尻市広丘原)は太田水穂,島木赤彦を中心に数多くの歌人達が集い創作に没頭した地で,年に一度「全国短歌フォーラム」も開かれるほど短歌と結びつきが強い街です.
この短歌館は塩尻に縁ある歌人の足跡をたどる資料を展示しており,書簡や歌集が中心で一個人を対象にした展示館ではない事が特色です.
また,短歌館の母屋はこの地方独特の本棟造の建物を移築したもので国有形登録文化財にも指定されており,建築物が好きな方にもおすすめのスポットです.
歌碑公園と周辺
https://tokimeguri.jp/guide/tankakan/
近代歌人の面影を偲ぶ広丘の歌碑公園には,近代短歌の潮流と言われる太田水穂・島木赤彦・若山牧水をはじめ,女流三歌人の若山喜志子・四賀光子・潮みどりらの歌碑が建立されています.
また,この近くには国登録有形文化財の島木赤彦の寓居があります.
うす紅に葉はいち早く萌えいでゝ咲かむとすなり山ざくら花 若山牧水
鉢伏の山を大きく野にすゑて秋年々のつゆくさの花 四賀光子
春鳥のいかるがの聲うらかなし芽ぶきけぶらふ木立の中に 若山喜志子
いく重やまみやまのおくの山ざくら松にまじりて咲きいでにけり 潮みどり
いさゝ加の水にうつろふ夕映に菜洗ふ手もと明るみのけ里 柿の村人(島木赤彦)
あき空の日に照るみどりにほい出で見まはす四方に阿ふれなむとす 窪田空穂
命ひとつ露にまみれて野をぞゆくはてなきものを追ふごとく二母 太田水穂
隣より又隣よりつぎつぎに牛啼きいでて村明けてゆく 太田青丘
塩尻は,中山道六十九次で,最も栄えた宿場町のひとつでした(30番).
旧街道の面影は,同じ塩尻市にある奈良井宿(34番)に残されているということで,夜,人影が途絶えた奈良井宿まで行ってみました.