わが家の庭では,クジャクアスターとパイナップルセージ・アメジストセージが秋の日ざしを謳歌し,私は旧友と再開し楽しい一時を過ごしたのですが--- 再び感染拡大の兆候を見せている新型コロナウイルスは心配の種. 感染症の専門家の間では,次に主役となるであろう新型コロナウイルス変異体について研究が進められています.免疫逃避の傾向が強いBQ.1とXBBが日本国内でも広がる可能性がありそうとのことです.

今日も秋晴れの暖かい1日でした.

わが家の庭の主役クジャクアスターパイナップルセージアメジストセージは,秋の日ざしを謳歌していました.

 

旧友と会って楽しい1日を過ごしたのですが---

再び感染拡大の兆候を見せている新型コロナウイルスは心配の種.

 

感染症の専門家の間では,次に主役となるであろう新型コロナウイルス変異体について研究が進められています.しかし,特定までには至っていないとのこと.

どのような変異体が出てこようとも,私たちができること/すべきことは変わりませんが.

 

 

多くの人がワクチンを接種し,また,世界的に見れば非常に多くの人が既に一度以上感染しているため,次に感染拡大するであろう変異株は,今までの免疫を回避する力が強いものであろうと予測できます.

今上がっている名前は,BQ.1XBBというオミクロン亜系統の変異体.

阪大の忽那先生が「世界での新たな変異株の状況」をまとめています.わかりにくい変異体の話ですが,うまくまとめられています.

冒頭部分だけ,転載させていただきますが,元の記事に当たり,全文を読むことをおすすめします.

なお,より専門的な内容としては,Natureの記事が優れているように思います.https://www.nature.com/articles/d41586-022-03445-6?utm_source=Nature+Briefing&utm_campaign=df99a13e2d-briefing-dy-20221031&utm_medium=email&utm_term=0_c9dfd39373-df99a13e2d-46287342

 

 

世界での新たな変異株の状況 シンガポールで広がるXBBや,欧米で広がるBQ.1は日本でも広がるのか?

忽那賢志 感染症専門医

10/22(土)

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20221022-00320556

第7波を経て,新型コロナの新規感染者数は下がり止まり横ばいとなっています.これまでの流行では,新しい変異株の流入が関与することが多かったですが,現在海外ではどのような変異株が出てきているのでしょうか.

 

オミクロン株が世界に現れたのが2021年11月であり,約1年経過した現在もオミクロン株の亜系統が99.9%を占めており,オミクロン株以外の系統の変異株はほとんど見つかっていません.

日本では,第6波が起こった2022年1月頃からオミクロン株BA.1が主流となり,その後BA.2に置き換わり,第7波の初期からBA.5に置き換わっています.

 

世界的にも,未だ検出される新型コロナウイルスの7割以上がBA.5系統という状況です.

 

一方で,例えばアメリカではBA.5の割合が徐々に減少し,BA.4.6,BQ.1,BQ.1.1,BF.1などのオミクロン株の亜系統の割合が増加してきています.

アジアではBS.1系統の検出例が増えており,またインドやシンガポールなどの国ではXBBという組換え体が広がってきています.

 

https://www.nature.com/articles/d41586-022-03445-6?utm_source=Nature+Briefing&utm

おいおい,今までは『BAなんとか』だったのに,急にQとかFとかSとか,しまいにはXBBって・・・一体どうなってるんだよ・・・もう訳わかんねえよ・・・

 

という読者の皆さまの心の声が聞こえてきます.

おっしゃるとおり,もはや覚えきれない状況ですね.

それぞれの変異株は,決まったルールによって命名されており,系統を表す小数点が3を超えると新しいアルファベットが付く,ということになっていますが,ま,あまり細かく覚える必要はありません.

これらの新たに広がっている変異株は,R346,K444,V445,G446,N450,L452,N460,F486,F490,R493といった共通の部位に変異を有しているものが多く,BA.5よりもワクチン接種や過去の感染による免疫から逃れて感染する免疫逃避能が高くなっていると言われています.

この中でも,特にBQ.1とXBBは免疫逃避の傾向が強いようです.

つまり,これらが日本国内でも広がる可能性がありそうです.

(冒頭部抜粋)

 

 

nature   NEWS

28 October 2022

COVID ‘variant soup’ is making winter surges hard to predict

Descendants of Omicron are proliferating worldwide — and the same mutations are coming up again and again.

Ewen Callaway

https://www.nature.com/articles/d41586-022-03445-6?utm_source=Nature+Briefing&utm_campaign=df99a13e2d-briefing-dy-20221031&utm_medium=email&utm_term=0_c9dfd39373-df99a13e2d-46287342