新型コロナウイルスの7月16日の感染者数が，1日の発表で過去最多であったと報じられました．
新型コロナの感染者 11万675人 全国の一日の発表で過去最多 | NHK | 新型コロナ 国内感染者数
「16日はこれまでに全国で11万675人の感染が発表されています。これまでで最も多かったことし2月5日の10万4169人を超えて最多になります。」
急激な感染者の増加は，第7波として報道されるようになりましたが，今回は行動制限を特にしないという政府方針も発表されています．
コロナ「第7波」帰省や旅行…行動制限なき感染対策は奏功するか | 毎日新聞
この感染拡大は，感染力が強いオミクロン株BA５によるもの．
オミクロン株BA.5の特徴は? 違いはなに? 感染力・重症化率は?
新型コロナ変異株 オミクロンの亜系統BA.4/BA.5の特徴について 現時点で分かっていること（忽那賢志） - 個人 - Yahoo!ニュース
ワクチンと感染対策の徹底だけで，どこまで乗り切れるのか．
感染拡大が更に続くことは，残念ながら間違いのないところ．
重症者，特に亡くなる方をどこまで防ぐことができるのかがポイントかと思いますが---
不安な夏の始まりです．
オミクロン株は重症化しないとの説が出回っていますが，デルタ株との比較した場合で，初めのコロナウイルスと同程度の重症化させる力を持つとのこと．ワクチン頼みですね．
第3回目のワクチン接種が遅れた第６波では，今までで最多の死者数を記録してしまいました．
今回はまだ死亡者の増加は報告されていませんが，第６波では，死亡者のピークは感染者のピークから18日遅れていました．
２〜3週間後の死亡者の報告は，第７波ではどのような数になるのでしょうか．心配です．
オミクロン株の亜型（BA4, BA5, BA2.12.1）による感染拡大が日本に先立って進んだ欧米各国でも，感染拡大に続いて死亡者の増加が見られています．
G７の中では，感染者数・死者数とも最も低く抑えてきた日本ですが，感染者数が少なかったことは，ワクチン以外での免疫がほとんどないことも意味しています．規制をかけない中での今回の感染拡大は，欧米なみに拡大する可能性もあるのではないでしょうか．
以下，G7各国の感染者数，死亡者数のグラフを，Our World in data( COVID-19 Data Explorer - Our World in Data)から引用します．カナダ，イギリスなど，感染者数は日本より少ない国の死亡者が急激に増加しているのがとても気になります．特に今までG7の中では日本に次いで死者が少なかったカナダ．一体何が起こっているのでしょうか？高齢者施設での感染爆発？？
日本の高齢者施設．今度こそ大丈夫でしょうか？
グラフの初めは過去一年間，後が過去３ヶ月．各々：感染者（上）・死亡者（下）．
