鎌倉駅近くの横須賀線線路脇に,植物に覆われた土手があります.通るたびに,何の花が咲いているかな,と探しながら歩きます.
今日,はじめに目に入ったのがススキの若い穂.この土手にススキはあまり多くないのですが.
ヘクソカズラとヤブカラシはこの時期定番.
数珠玉も.
この土手には,花壇の花も逃げ出してきています.一部は意図的に栽培されているようにも思いますが.
百合はともかく,ハマユウは植えられたものと思います.
逃げ出してきたと思われるペパーミント.
薄桃色の花を見た来たので,はじめペパーミオンと気づかず,葉を見て分かりました.白い花も咲くんですね.
今日も気になる感染爆発.
【国内感染】過去最多343人死亡 20万8551人感染 (23日19:30) | NHK | 新型コロナ 国内感染者数
1日死者は,過去最多を更新しました.
第7波が第6波を超えることは確実といっていいのでしょう.
説明しない政府.これほど国民への言葉が少ない首相はまれ.しゃべる言葉を持たず紙を読むだけだった菅前首相を超えているように思います.
しかし,新型コロナによる死をただ語れば良いというものでもありません.
経済学者・藻谷浩介氏は,「ウィズコロナ覚悟で日常を取り戻している世界の多くの国々と、『第7波』で萎縮する日本(*)。どちらが正気なのか」と,死者を受け入れるのが合理的な考え方と言い放っています.死者を受け入れないのは,統一教会の付き合いを黙認してきたと同じ不合理な考え方と.
(*第7波はほとんど誰も萎縮せず,経済を回したと思いますが)
有料記事ですが,一回読んでみて下さい.
並べ方が絶妙にずるい.本来並べられない問題を「合理性」という言葉をはさむことで無理矢理並べて見せている.
実態とかけ離れた数字として問題とされはじめている「重症化率」をならべて客観性を粧う手口もずるさを感じさせます.(彼のいつもの手のようで,私も以前だまされブログで引用してしまいました).
そして,このように言い放つことができるのは,新型コロナによる死のほとんどが高齢者だからでしょう.もし,どのような年齢層にも死者が広がっていたら,このような言い方はしないにちがいありません.
彼は,「合理的に考えて,経済活動活性化のために高齢者が早く死ぬのはやむを得ない」と言っているのです.
これは,隠れ優生思想の典型と言って良いのではないでしょうか?
コロナ禍で医療者にも広がる「隠れ優生思想」(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
そして,「合理的に」考える経済学者の多くが,ほぼ同様な見解を持っているように思われ,恐ろしくなります.「合理性とは何か」を再考してもらいたいですね
(「合理的」に考える経済学者の多くは,第7波が一段落ついた頃,「命」を考えずに,既存の病院再編成=病床縮小を言い出すにちがいありません)
「経済vs命」の二者択一の問題に持って行くのではなく,第3の道を探っていく.進歩というものがあるとしたら,そのような態度から生まれるのではないでしょうか?