鎌倉(大船)・常楽寺へ行ってきました.
旧鎌倉市内からは離れた大船駅に寄り近いお寺のため,出かけたのは初めてです.
北条泰時を開祖とする由緒あるお寺で,泰時の墓も.
常楽寺(じょうらくじ)
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kids/jh/kjh_sa15.html
1237年(嘉禎3)三代執権北条泰時が義母の供養のために建てた寺で,その時は粟船御堂(あわふねみどう)とよばれていました.常楽寺の寺名は,北条泰時が1242年(仁治3)に没後,その法名「常楽院殿」(じょうらくいんどの)をとってつけられました.
建長寺開山蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が,建長寺が建立された1253年(建長5)まで,ここに住んでいたことでも知られ,仏殿には,本尊の阿弥陀如来像とともに蘭渓道隆像が安置されています.
この寺には,市内最古の「宝治二年(1248年)」銘の銅鐘(国重文)があります.北条時頼が,祖父泰時の追善のため造ったと伝えられています.
文殊祭(1月25日)
木曽義高の墓と伝えられる墓石も少し離れたところにあるのですが,時間がなく,訪ねることができませんでした.
この時期と言うこともあり,花は少なかったのですが,駐車場に植えられていたキョウチクトウ(セイヨウキョウチクトウ?)は満開で.楽しませてもらいました.
境内は緑が溢れています.
キキョウはきれいに咲いていました.
主なお社は三つ.
仏殿の裏が墓地になっていて,仏殿のすぐ後ろに,三つ列んだ古い墓石の一つが泰時の墓.
若い竹の桿は美しいですね.
本殿の裏手にこぢんまりした庭園が.
シュロには小さな実が.
広いとはいえない境内に樹木が元気に育っている良いお寺でした.
花として華やかだったのは,冒頭に記したように,駐車場のキョウチクトウ.