暑い日が続きます.
休日はできるだけ歩こうと思っていたのですが,日中は出かける気がしません.夕方,5時でも暑い.
この3日間は6時過ぎに出かけて日の入りと共に帰宅という散歩.植物の写真を撮りながら.
一昨日はキョウチクトウに出会いました.鎌倉では初めてです.
夕暮れ時の逆光ではっきり写っていませんね.
熊本大学のウェブから,解説込みでお借りするとこんな花.
キョウチクトウ - 季節の花 - 薬用植物園 | 熊本大学大学院生命科学研究部附属 グローバル天然物科学研究センター
学名: Nerium oleander L. var. indicum (Mill.) O.Deg. et Greenwell
科名: キョウチクトウ科 Apocynaceae
中国名: 夾竹桃
インド原産の常緑樹です.初夏にピンクをはじめ,赤や白などの花を咲かせます.当園では8月の中旬に花が満開でした.温暖な気候の日本に適しており,排気ガスなどの公害や乾燥,病害虫に耐性を持っているので,公園や街中に植樹されているのがよく見られます.当然,花がキレイなことも人気なポイントだと思われます.
このように,各地に植栽される人気花木ですが,植物全体に毒性があります.誤食すると,下痢・不整脈・心臓麻痺などの深刻な症状を引き起こし,場合によっては死に至る危険性があります.(中略)
キョウチクトウは広島市の花に選ばれています.原爆投下後,焦土となり75年間草木も生えないと言われていた場所にいち早く花を咲かせ,懸命に復興努力をしていた市民の方々に希望を与えてくれたからという理由があるそうです.
生薬名は「夾竹桃(キョウチクトウ)」と言います.薬用として葉と樹皮を使用し,打撲の腫れや痛みに煎液で患部を洗います.誤っても口にしてはいけません.植物の語源は,その細長い葉が竹に似て,花がモモの花に似ていることから名付けられたと言われています.https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/gcnrs/facility/medicinal_plant_garden/flower/2016/08/post_4.html
八重花が一般的に流通していますが,一重,シロバナキョウチクトウ,ウスギキョウチクトウ(それぞれ別品種とすることもある)も.
シロバナキョウチクトウ - Google 検索 ウスギキョウチクトウ - Google 検索
インドでは紀元前から薬用に使われ,中国へは14世紀,そして日本へは江戸時代中期に入ってきたとのこと.(ニッポニカ キョウチクトウとは - コトバンク )
変異種関係にあるセイヨウキョウチクトウもよく知られている花ですが,はっきり意識してみた記憶はありません.日本ではキョウチクトウがずっと多いのかもしれません.
キョウチクトウ科の植物は,美しい花,そして有毒なものが多いとされています.
夏のガーデニング植物の定番ニチニチソウ,マンデビラ(サンパラソル)もキョウチクトウ科.どちらも有毒ですが,ニチニチソウは抗がん剤の原料にもなっています.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/10/23/013139
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/10/24/013824
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/10/25/011730
一昨日は,由比ヶ浜までの散歩.
植え込みから顔を出しているヤグルマギクにも会えて,まだ夏ではないなとも思いました.
冬には稲村ヶ崎に夕日が見えるのですが,今は山側.