週末の散歩.今日は鎌倉妙法寺まで.
妙法寺は,苔の階段が有名で,新緑の頃が最も美しいお寺です.冬場に行っても---とは思いつつ.
途中,八雲神社へ寄り道.鎌倉市内では最もお祭りが賑やかな,地元に愛されている厄除けのお社です.
境内のクスノキは,なかなか立派.根元に「新羅三郎手玉石」なるものがあります.新羅三郎は源義家の弟義光.
日蓮上人が法難にあったという松ヶ谷と呼ばれる場所に建てられています.
妙法寺(みょうほうじ)
日蓮が鎌倉にきて布教を行うために建てた草庵が,鎌倉の僧・武士によって,1260年(文応元)焼き打ちされました.これを松葉ヶ谷(まつばがやつ)法難といっています.その草庵跡に日蓮が建てた法華(ほっけ)堂が本圀(国)寺で,本圀(国)寺が室町時代に京都へ移されたあと,1357年(延文2)日叡(にちえい)が父の霊を弔(とむら)うため,寺を再興したのが妙法寺の起こりといわれています.
境内には美しい苔(こけ)の石段があることから,「苔寺」ともいわれています.
本堂前,大覚殿の庭は,植栽が沢山あって,冬でも寂しい感じはありません.
苔の階段は,仁王門のから続く道の途中です.
初めてこの階段を見たときは息をのみました.冬は初夏の趣の半分も味わえませんが,それでも一番の見所.
苔の階段の上に法華堂と鐘楼.
更に階段を上がると,日蓮が二十年にわたって住んだ御霊跡があります.「御小庵後」という名前がつけられています.
護良親王の墓として伝わる宝篋印塔
宝篋印塔 ほうきょういんとう
木造・銅造もあるが、一般には墓地に造立された石塔。蓋(かさ)(笠)の部分の四隅に馬耳形の突起(方位)をもつのが特徴(ニッポニカ)
お寺の一番高いところに置かれていて
鎌倉が海まで見渡せます.
日叡上人御墓
冬めきて苔階段に木々の陰 星野立子