「秋深き」「秋ふかみ」を詠んだ歌を取り上げて3日目なのですが---
一昨昨日の記録的な暑さを，今日，またまた更新！
https://weathernews.jp/s/topics/202311/070155/
https://tenki.jp/forecaster/gureweather/2023/11/07/26006.html
それでもやはり11月．色々な樹木に実がつく季節です．
ソヨゴ（モチノキ属）は色づいていますが，レッドロビン（カナメモチ属）はまだこれから？
だいぶ色づいたナンテンと，かなり前から色づいているトキワサンザシ．
ミカン．種類は？
ツタ．紅葉の美しさではトップクラス．
マンリョウが赤くなるのはこれからですが，
ヤブコウジは，かなり前から，きれいに色づいています．
英勝寺のサネカズラ（ビナンカズラ）は美しく色づいていました．
秋深き・秋ふかみを詠んだ短歌３
（古今短歌歳時記より）
秋深く 穂に立ちがたき山の田に，はたらきびとら おり行きにけり 釈迢空 水の上
秋深く色づく岩の岬にはただしろじろとしぶく荒波 尾山篤二郎
秋ふかき今朝のあさけに見し夢のかなしきことは妻にかたらず 石井直三郎 青樹
枝も葉も秋深くなりし風にあひて骨のふれあふ音たつる樹樹 五島美代子 母の歌集
秋ふかき磯の径（こみち）の綿あざみ袖にちらしてわれはもとほる 吉野秀雄 天上凝視
うす日射す路地を横切る白い蝶へたへたと弱し秋深みゆく 坪野哲久 百花
しばしばもおどろきむかふしづかなる一時刻あり秋深き庭 宮柊二 日本挽歌
秋ふかく枯生を渡る風追へばはろかなるかな戦ひの日の 加藤克巳 宇宙塵
秋ふかきピエタに赤き罅（ひび）はしりあきらかに屍毒（プトマイン）もつイエス 塚本邦雄 水銀傳説
明日は散る萩ほのぼのと衰へて父につれなく秋深むべし 馬場あき子 雪木
今日の日の入り後の由比ヶ浜．
昼間の雲は少なくなっていて，稲村ヶ崎には全くかかっていませんでした．
「材木座ならば富士山がみえているかも」と場所を移動してみると---予想通りでした．
飯島に近い位置から
由比ヶ浜に近い位置から
