夕方,紅葉の様子を見ようと川喜多映画記念館へ.その足で,夕日を眺めに鶴岡八幡宮まで行って来ました.
川喜多映画記念館の遊歩道には,イチョウ,ケヤキ,そしてハゼノキがあります.
まずはイチョウ.
遠目には,まだ青々していますが,見る角度を変えてみるとかなり紅葉していました.
ケヤキも色づいてきています.
ハゼノキも,赤い葉がかなり混じるようになっていました.1枚1枚の葉の美しいこと!
日の入り前後の光は,東空の雲もあかね色にします.
八幡宮源氏池の畔にも,小さなハゼノキが色づきはじめていました.
オナガガモ.日本では冬鳥と聞いています.そうだとすれば,早くも飛来したということですね.
源氏池からみた秋・冬の夕焼けは,お薦めです.
本宮横の桜は,まだ葉が残っていました.
秋深き・秋ふかみを詠んだ短歌1
(古今短歌歳時記より)
佐保山の柞(ははそ)の色は薄けれど秋は深くもなりにけるかな 坂上是則 古今集
秋ふかみ恋する人のあかしかね夜を長月といふにやあらん 凡河内躬恒 拾遺集
秋ふかくなりにけらしなきりぎりす床のあたりに声きこゆなり 花山院 千載集
秋ふかき淡路の島の有明にかたぶく月をおくる浦風 慈円 新古今集
箱根山ふたごの山も秋ふかみ明ぐれ風に木の葉ちりかふ 曾禰好忠 夫木抄