2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

合歓(ねむ)を詠った短歌2 万葉集に詠まれていた合歓は,その後はあまり詠まれなくなりますが,近代以降は有名な歌人たちがこぞって詠っています.合歓の花の独特な雰囲気が詠み人に様々なインスピレーションを与えたと思われます. 合歓の木の感ずるごとく男みなしほれぬはなし人妻とふに 与謝野晶子  合歓の葉の 深きねむりは見えねども,うつそみ愛(ヲ)しきその香たち来も 釈迢空  合歓の花木末(こぬれ)に高くそよぎつつ秘かなるわが思慕をいざなふ 大西民子 

合歓(ねむ)を詠った短歌は,万葉集に三首登場し,その内の紀郎女,大伴家持の相聞歌はよく知られています. yachikusakusaki.hatenablog.com 古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)によれば,その後の古今六帖,新撰六帖にもこの万葉集の歌が取り上げられてい…

合歓(ねむ)を詠った短歌1 紀郎女と大伴家持の相聞歌がよく知られています.「昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴(わけ)さへに見よ 紀女郎」ねぶの花と茅花を摘み,歌を添えて大伴家持に贈った歌.ネムノキは小葉が夜合わさって閉じることから,中国では合歓木と言われています.この性状を知った上での歌のやりとりです.歌の意は「此(この)合歓の花は、晝(ひる)は咲いて、夜は焦れて寝る花です。あなた許りが焦れて寝なさる訣(わけ?)ではありません。わたしまでも、矢張焦れてゐます」

合歓(ねむ)を詠んだ芭蕉の句が余りにも有名ですが--- https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/29/000708 合歓は,万葉集にも取り上げられている花で, (万葉集では「ねぶ」と呼ばれます) 紀郎女(きのいらつめ)と大伴家持の相聞歌がよく…

合歓の花に昨日出会い,今日は,合歓を詠んだ歌を「古今短歌歳時記 鳥居正博 教育社」からいくつか紹介したいと思っていたのですが---前書きにあった,合歓を詠んだ芭蕉の句で止まってしまいました.合歓を詠んだ芭蕉の句は,奥の細道「象潟」にあります. 象潟や雨に西施が合歓の花 芭蕉  象潟の夏の煙雨の夕暮れに咲くねぶの花に,中国の美女西施が眼をとざしてねむる姿をダブらせたもので,西施の発想は蘇東坡に基づいている.(鳥居正博) 

昨日出会うことができた合歓の花. (合歓は「ねむ」が一般的ですが,「ねぶ」「こうか」ともよみます) https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/27/235751 今日は,合歓を詠んだ歌を「古今短歌歳時記 鳥居正博 教育社」からいくつか紹介した…

佐助稲荷まで行く道中,ネムノキ(合歓木)の花に出会いました.最近友人から写真が送られてきていて,「どこかで出会えないかな」と思っていた願いが叶いました.とても特徴的な美しい花です.いくつか花が集まっているのですが,見えるのはおしべの房ばかり.葉が眠る.葉の形も,そして花も美しいマメ科・ジャケツイバラ亜科・ネムノキ属の植物.多くの歌人,俳人,詩人が詠う対象としてきましたが,合歓を詠った歌については明日取り上げることにします.

今日も,暑さを避けた夕方散歩の道中で出会った花の話題. 一昨日は,佐助稲荷まで行ってきました.夕方になるとほとんどの寺院は門を閉じてしまうのですが,「神社は参拝でる」(そもそも垣根も門もないところが多いように思います)ということで目的地に.…

キョウチクトウに出会いました.各地で植樹されていると聞きますが,鎌倉では初めて.一番多い八重花種.夏を感じさせる花の一つですね.インドでは紀元前から薬用とされていたとのことですが,強い毒性も知られている植物.キョウチクトウ科には有毒ながら美しい花が多く,園芸用としてはニチニチソウ,マンデビラ(サンパラソル)が人気.

暑い日が続きます. 休日はできるだけ歩こうと思っていたのですが,日中は出かける気がしません.夕方,5時でも暑い. この3日間は6時過ぎに出かけて日の入りと共に帰宅という散歩.植物の写真を撮りながら. 一昨日はキョウチクトウに出会いました.鎌倉…

新型コロナウイルス感染拡大第6波は終わった感が強いのですが--- 感染者が少ないとは決して言えない状態で,実効再生産数も1を超えつつあり下げ止まりの兆候が見え始めています.暫く予断を許さない状況が続きますが,特に気になるのは新たなオミクロン変異株BA.4とBA.5の動向.欧州では「Covid、欧州で急増、専門家は油断するなと警告 スペインからデンマークまで、BA.4とBA.5の感染者が相次ぎ、対策強化を求める声が高まっている。」という記事(英国ガーディアン)も出ています.

新型コロナウイルス感染拡大第6波は終わった感が強いのですが--- ▽オミクロンの感染拡大が余りにも大きかったための「終わった感」であって,今の状態は感染者が少ないとは決して言えない状態といえるでしょう. 新型コロナ 9人死亡 1万6593人感染 (25日19:…

新型コロナウイルスの第6波を越えた感が広がっていますが,改めて,これまでの感染の推移を他国と比較しながら振り返ってみましょう.今までの日本の感染対策は,政治の無策にもかかわらず,相対的には非常にうまく機能し,OECD24ヵ国で最も人口比死者数が少ない国になっています.あの台湾でさえ,日本とほぼ同じレベルとなっています.感染症・疫学の専門家集団が的確な対策を打ち出し,日本国民が全体として真面目に感染対策に取り組んできたこと(目に見えぬ相互監視体制を含め)等の結果でしょうか.

新型コロナウイルスの第6波の大きな波は越えた感が広がっていますが,今日の感染者数を知らせるNHKニュースの見出しは 「新型コロナ 15人死亡 1万5815人感染 」 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220624/k10013687381000.html 感染者数は決して少ないと…

浄妙寺の石窯ガーデンテラスでヤナギハナガサに舞うスジグロシロチョウの撮影に成功.飛ぶ蝶を写真に捕らえたのは初めて.このイギリス式の庭園はもちろんお寺のほんの一角で,他の場所は禅宗のお寺らしく整備されています.山紫陽花が沢山植えられている一角は私好み.良い雰囲気でした.

昨日,報国寺参拝の後,近くの浄妙寺に立ち寄りました. 浄妙寺は鎌倉五山第五位の格式のあるお寺ですが,現在はやや目立たない寺---と思っていたところ,大胆にも境内にイギリス式の庭園と食事処を開設し,かなりの人気を博しています. 石窯ガーデンテラス…

竹のお寺・報国寺の孟宗竹を見に行ってきました.若竹の葉は,予想通りの元気の良さ.白く粉をまとったような幹(竹桿)の表面は,美しい! 季節の花・紫陽花は多くはないのですが,竹林や楓の若葉とほどよいバランスで彩りを添えていました.そして半夏生が最盛期で,花も咲き始めていました.

わが家の前のアパートの敷地には,いろいろな植物が植えられていて,その中の一つに小竹(篠)があります. 種類はよく分かりません.ヤダケ? 6月の今,若竹がぐんぐん伸びて,初々しい若葉を楽しむことができます. 元からある竹の葉は枯れて,入れ替わる…

秋の花とされるツユクサ(露草)ですが--- ツユクサを詠んだ短歌について,古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)から.万葉集では,つきくさ/月草として登場.露草と呼ばれるようになつたのは平安時代ですが,近世はもとより近代においても「月草/鴨頭草」と詠まれることが圧倒的に多かったとのこと.月草のあはれ仮りなる命もてぬれてののちの人に恋ひつつ 藤原為家  をさなきを二人つれ立ち月草の磯辺をくれば雲夕焼けす 伊藤左千夫  今朝ほどはわが道の辺に霧濡れてはなださびしきつゆくさの花 高橋幸子

秋の花とされるツユクサ(露草)ですが--- わが家では早くも咲いていること,そして,昨日の流れから,今日はツユクサを詠んだ短歌について,簡単にまとめてみます. といっても,例によって,古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)の抜粋になります. 万葉集で…

ノハカタカラクサとツユクサ  昨日,安国論寺でノハカタカラクサ(野博多唐草)に出会いました.今までは全く知らなかった花でしたが,今ではどこにでも生育しているようですね.ツユクサ科の外来植物で,ツユクサとは属が異なります.ツユクサもノハカタカラクサも繁殖力が強く,世界中に広がっているようです.月草の うつろひやすく 思へかも 我が思ふ人の 言(こと)も告げ来ぬ 大伴坂上家之大娘 

昨日,安国論寺で出会った花をブログの終わりに載せさせてもらいましたが,その中の一種は,ノハカタカラクサ(野博多唐草). 今までは全く知らなかった花でしたが,今ではどこにでも生育しているようですね. 亀ヶ谷の切通でも群生しているのを見かけまし…

休日散歩で鎌倉安国論寺まで.梅の頃に訪れて以来です.今の季節,やはり紫陽花が目立ちます. 紅葉の若葉の下に咲く紫陽花.最高の組み合わせでした.様々な色,タイプの紫陽花がざっと数えて10種類近くはありました.

今日の休日散歩は,安国論寺まで. 梅の頃に訪れて以来です. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/03/04/235312 安国論寺 あんこくろんじ 日蓮聖人を開山として創建.ここも妙法寺と同じく松葉ヶ谷法難の跡と伝えられる.日蓮が鎌倉にきて初…

紫陽花を詠んだ歌  万葉集に既に歌に詠まれていたことはよく知られています.しかし,古歌には余り詠まれず,その傾向は近世まで続きます.よく取り上げられるようになつたのは近代になつてから. あじさいの八重咲く如く弥(や)つ代にいませわが背子見つつ偲はぬ  橘諸兄   まかがよふ光りのなかに紫陽花の玉のむらさきひややかに澄む 太田水穂   紫陽花のふふむ雨滴を揺りこぼす言はば言葉がすべてとならむ 河野裕子

日本で古来より生育し,また栽培されてきた紫陽花. アジサイの語源は,特定はできていませんが--- 「あじ(あぢ)」は「あつ」で集まること,「さい」は真藍(さあい)の約で青い花がかたまって咲く様子から名付けられたと思われる.(日本国語大辞典) と…

梅雨時は,花が少ない印象ですが,余り目立たない花たちがしっかり開花しています.特に「花より実が目立つ」ものを集めてみました.撮影場所は,わが家,お向かいさん,そしておんめさま(鎌倉大巧寺)です.かなりよく知られている花もありますが,余り見たことのない花も. お分かりになりますか?

梅雨時は,花が少ない印象ですが,昨日・一昨日とりあげたように,余り目立たない花たちがしっかり開花しています. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/15/235715 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/16/235608 今日…

八重花のムクゲが,今年初めて花を開きました.「最初の一花は,夏が近いことを知らせてくれる」というのが私の感覚です.フヨウ,ハイビスカスと同じ属(フヨウ属/タチアオイ属). そしてタチアオイと同じタチアオイ亜科, カカオ,アオギリ,ドリアンと同じアオイ科. どれも,夏の花というイメージですよね.

わが家の八重花のムクゲが,今年初めて花を開きました. 7月に一旦最盛期を迎え,8月はお休み,9月に咲くのが恒例で,「最初の一花は,夏が近いことを知らせてくれる」というのが私の感覚です. 俳句の世界では,秋の季語.「秋の七草のアサガオはムクゲ…

日近くのお宅で見たサンゴジュ(珊瑚樹)の花を見ました.子どもの頃,わが家にもあったのですが,実は覚えているものの,花は全く覚えていません.改めて今見ると,珊瑚樹の花はなかなか美しい.サンゴジュは,ガマズミ属の植物.同じ属には,オオデマリ,ガマズミ等が属しています.

この季節,紫陽花ばかり目立ちますが,他の花も結構咲いています. 昨日近くのお宅で見たのは、サンゴジュ(珊瑚樹)の花. 子どもの頃,わが家にもあったのですが,実は覚えているものの,花は全く覚えていません. 下は,ウィキペディアの画像ですが,もう…

Dianthus(ダイアンサス属,ナデシコ属)4 カーネーションDianthus caryophyllus 人々を魅了し続けてきたカーネーションのシンボリックな意味を中心にして,英語版Wikipedia等の日本語訳をお届けします.「 世界の多くの地域で,カーネーションの人気はバラを含む他のどの花よりも高い」「 カーネーションは、色によって多くのバリエーションがあるが、ほとんどの場合、愛、魅惑、優美を表現している」「赤いカーネーションは社会主義や労働運動のシンボルとして使われることがあり---」

世界中で愛されているカーネーション(Carnation ダイアンス属の1品種Dianthus caryophyllusの英語での呼び名.より広範囲な園芸品種の名称として用いられることもある). Dianthus - Wikipedia Dianthus caryophyllus - Wikipedia ある英語のサイト(花屋…

所用を済ませた帰途に浄光明寺に立ち寄ってきました.今の季節,花は少なかったのですが,タイサンボクの花に出会うことができました.実際に見るのは初めて.ラッキーでした.ハクモクレン,コブシを大きくしたような立派な花です.泰山木という名前は,いかにも中国から渡来,しかもかなり以前に---と思ってしまいますが,現在目にする泰山木は,アメリカの植物で,明治初期に渡来したとのこと.

昨日は,浄光明寺に行ってきました. 近くで所用を済ませた帰途にちょこっと立ち寄ったので,「行ってきた」という言い方は余り適当ではありませんが. Google マップ 境内に入ったのは今年の二月以来. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/…

Dianthus(ダイアンサス属,ナデシコ属)3  英語「Pink」,「Carnation」の語源: 両者とも語源は特定することができないようです.しかし興味深いことがいくつかみつかります. 中でも「Pink」の語源は,とても面白い.花をピンクと呼ぶようになってからかなり後に「Pink」がピンク色を指す言葉として使われるようになった! 言い換えれば,ダイアンサス属の花の色から,色の名前「Pink」が生まれた可能性が高い!未だ断定されてはいませんが.

ダイアンサスについてのまとめの3回目です. 第一回 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/07/235446 第二回 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/11/234534 今日は,英語「Pink」,「Carnation」の語源について. Online…

Dianthus(ダイアンサス属,ナデシコ属)2 日本のナデシコ  万葉集では,26首ものナデシコ(おそらくカワラナデシコ)の歌があります.万葉の時代から既に庭に植えられ,身近な美しい花として親しまれていたようです.ナデシコを人に例えた歌では,女性だけではなく男性をナデシコに例えた場合もあり,「ヤマトナデシコ」が主に女性を指すようになったのは,江戸後期から明治以降とされています.ナデシコは,清少納言が「めでたし」のトップに位置づけた花としてよく知られています.

四季咲きのダイアンサス「アイラブユー」(種としてはカーネーション:Dianthus caryophyllusの一園芸種)の購入をきっかけに, ダイアンサスについて,4日前にまとめはじめました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/07/235446 今日は…

海蔵寺まで,道すがら,例によって花を写真を撮りながらの散歩.宿根バーベナ,ヒメヒオウギスイセン---.トクサの花のように見える胞子嚢穂がツクシそっくりなことを改めて確認.海蔵寺は萩の寺として知られていますが,その一部が開花していました.紫陽花は,数は多くないものの,手入れがしっかりなされている印象.他に,マツバギク,イワタバコ,ホタルブクロ----.ハナショウブは庫裏前に.書院前の池のスイレンも開花していました.

今日は,海蔵寺まで行ってきました.いつもの散歩コースの内,最短のコースかと思います. 道すがら,例によって花を写真を撮りながら. どなたかが育てているのか,逃げ出したのか,分からない花たちと明らかに雑草化した花たち. トクサは門の前に植えられ…

東慶寺で出会った花たち: 浄智寺奥の最高の雰囲気を醸し出していたお宅を後に東慶寺へ.沢山の種類の紫陽花が植えられています.広くはありませんが花薔薇園も.ゆっくり見て回れば小さな愛らしい花たちにも出会えます.ユキノシタ,イワタバコ,ヒメヒオウギ---

昨日,定番のルートの一つ,亀ヶ谷を越えて東慶寺まで行ってきました. 浄智寺の裏手の道までに出会った花たちを昨日のブログで取り上げました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/08/235733 yachikusakusaki.hatenablog.com 今日はそ…

亀ヶ谷を越えて東慶寺までの道すがら出会った花たち:雑草でもかわいいユウゲショウ,ホソバノキリンソウ,イモカタバミ,ノハタカラクサ.アジサイは通りすがりの家々にも沢山咲いていましたが切通をおりる道の崖沿いの一群は見事.何気なく咲いていたのはチドリソウ.浄智寺横の道にはテイカカズラ.そして鎌倉らしい(「かつての」)板塀・竹塀,門構え.

昨日梅雨入りの報道がありましたが,今日の午後は晴れ間も見えました. 店番がない散歩日. 定番のルートの一つ,亀ヶ谷を越えて東慶寺まで. 沢山の草花にだ会うことができました.今日はその前半.浄智寺裏まで. まず初めは,雑草と呼ばれるてはいるもの…

Dianthus(ダイアンサス属,ナデシコ属)の名前の整理. 属の名前ナデシコ/ダイアンサス,その中の一種がカーネーション,多くのダイアンサス属植物の英語圏での呼び名はPink.そして,Dianthus barbatusは英語圏ではthe fringed pink or large pink.日本での呼び名がナデシコ/カワラナデシコ.この種は世界中に分布していて5種の変種が欧州各国/日本に見られます.

ナデシコは毎年種を蒔いて育てていたのですが,昨年末多忙で,今年は種からは育っていません. そのためもあって,春先に“ダイアンサス”を購入しました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/06/235348 一種は,日本ではもっぱら“カーネ…

わが家では山あじさいに続いてガクアジサイも咲き始めています.梅雨の季節,「花はアジサイ」は今でも変わりませんが,昔と違って,園芸用の花を沢山楽しむことができます.いくつかはわが家でも:カラー,インパチャンス,----,そして四季咲きのナデシコ(Dianthus).ピンクのDianthus「I love U」は,カーネーションと呼んだ方がいい,と調べてみると学名は“Dianthus caryophyllus”.カーネーションそのもの.よく見ると名札にはカーネーションアイラブユーとありました.

ニュースは「関東地方の梅雨入り」を伝えていました. 紫陽花の季節. わが家でも,山あじさいに続いてガクアジサイも咲き始めています. 梅雨の季節,「花はアジサイ」というのは今でも変わりませんが,昔と違って,園芸用の花を沢山楽しむことができます.…

散歩の途中見つけたキキョウソウ.北アメリカ原産の「侵入生物」ですが,キキョウに似たかわいらしい花をつけていました.キキョウ科の花はどれも多くの人に愛される姿形をしているように思います.ホタルブクロ,カンパニュラ,ツリガネニンジン,ミゾカクシ,ルリミゾカクシ(ロベリア)----

散歩の途中,紫色のかわいい花を見つけました. キキョウに似ていますが,草全体の姿はかなり異なります. 調べてみると,キキョウソウ. 北アメリカ原産で,今では関東以西に一般的に見られるようになった 外来植物とのこと( キキョウソウ / 国立環境研究…

瑞泉寺の庭で,昨日であった黄色い小さな花.PictureThis の判定は,クサノオウ.漢方薬として用いられることがあるとのことですが,改正食品衛生法(2020年6月1日施行)において、特別の注意が必要とされる成分を含んでいます.美しい花が多いケシ科の植物.ケシ科の簡単な系統樹とケシ科の植物の花をいくつか集めてみました.

昨日,瑞泉寺の庭で,黄色い小さな花に出会いました.雑草として生えていたのでしょうが,かわいらしい花. 見た記憶はなく,名前も知らず. PictureThis の判定は,クサノオウ. 漢方薬として用いられることがあるとのこと. ニッポニカ クサノオウとは - …

瑞泉寺へ行ってきました.惣門・受付のすぐ後ろの庭園には梅が実り,草木が一見雑多に,雑草混じりに育っているという,私好みの場所.ここから山門まで,さらに大好きな道が続きます. 本堂の前,横から裏の庭園は,小径を廻って楽しむことができます.今の時期の花は,金糸梅,五月--- そして何と言っても見所は山あじさい.青,空色,紅,白〜紅---

金曜日はお店がお休み. 午後,瑞泉寺まで行ってきました.大塔の宮まではバスを利用. 大塔の宮から瑞泉寺までの道は,特に後半,所々にアジサイがきれいに咲いていました. つい最近も取り上げた瑞泉寺. yachikusakusaki.hatenablog.com くり返しになりま…

鎌倉由比ヶ浜までの散歩の道すがら,かわいらしい花たちに会ってきました.浜の近くで雑草化しているコマツヨイグサ.美しい花ですが,鳥取砂丘では駆除の対象.マツヨイグサ属の一員ですが,かなり後から入ってきたため,この種が歌に詠われている宵待草でないことは確か.他に,ハマダイコン,キリンソウ,ブラシノキ,ノリウツギ----

夕方,鎌倉由比ヶ浜まで散歩. 冬には,長谷〜稲村ヶ崎にあった夕日は,ずっと北方へ移動.六月ですね. 浜の近くには,雑草化しているコマツヨイグサがあちこちに咲いていました. キチンと見たのは初めて. なかなか美しい花です.ただし,アメリカ原産で…

見方によっては美しい花を咲かせ,民間薬等で親しみのあるドクダミは,短歌にも取り上げられてきました.ただし,古歌には見えず,蜻蛉日記にドクダミの古名「しぶき」の記載があるとのこと. どくだみの花のにほひを思ふとき青みて迫る君がまなざし 北原白秋  青臭ふどくだみの花芯立てて咲き群るるかな昨日も今日も 宮柊二

繁殖力が強く,一般的には余り好まれないドクダミですが,民間薬として広く知られ,愛好者も少なくありません. 花もよく見ると白さが際立ち美しいと言え,八重花種は園芸ショップでも販売されています. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022…