昨日,瑞泉寺の庭で,黄色い小さな花に出会いました.雑草として生えていたのでしょうが,かわいらしい花.
見た記憶はなく,名前も知らず.
PictureThis の判定は,クサノオウ.
漢方薬として用いられることがあるとのこと.
ニッポニカ クサノオウとは - コトバンク
道ばたにごく普通に見られる植物で,漢方では全草を乾かしたものを白屈菜(はっくつさい)と称し、鎮痛、鎮痙(ちんけい)薬として用いられる。
では,有用植物! と思いきや,むしろ「有毒植物」として注意が必要.
茎や葉を傷つけると黄色い有毒な液汁が出てきます。有毒植物であり、改正食品衛生法(2020年6月1日施行)において、特別の注意を必要とするものとして指定成分のひとつに指定されています。【有毒成分】アルカロイド(ケリドニン他)
クサノオウは草黄と表すのが一般的なようですが(ニッポニカ),「湿疹(くさ)の王」からとする説もあるようです(クサノオウ:武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園).
美しい花が多いケシ科の植物.
ケシ科 Papaveraceae,
クサノオウ属 Chelidonium,
クサノオウ C. majus var. asiaticum
以下にケシ科の植物の花をいくつか集めてみました.
Papaver somniferum - Wikipedia