昨日は,近所のカタバミを探すついでに,ぐるりと境川の河畔を散策.
今日はその途中で出会った,おそらく,その多くをほとんどの人が振り返らない花たちを,かたはしから集めてみました.数えてみると22種.
ハルジオン ハルノノゲシ
ノアザミ?
シャリンバイ,ジャノメクンショウギク,マーガレット
ドウダンツツジ,シャリンバイ
セイヨウキランソウ(アジュガ),ヒナギク(デージー),ノースポール,シバザクラ
オオカナメモチ
ネット上の由緒と沿革では,次のように記載されています.
今から一二八〇年余り前(奈良時代)養老七年(七二三年)に信濃国(長野県)諏訪大社からの御分霊として上下両社に鎮座されました.
片瀬の地は現在とは地形が異なり、以前は水面の覆われた大きな沼湖であり、それが諏訪湖を取り巻く諏訪の地に良く 似ていたことからこの地が選ばれたと思われます.
スワとは州端(スワ)で水辺の端に鎮座した所から名付けられました.
境内には,色彩豊かな花はありませんが,松のみどりが美しい.そして,今の季節は色は地味ながら元気いっぱいの花を咲かせています.
松の花を詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
よべの雨に小径の石の現れてすがしくもあるか散る松の花 島木赤彦 太虚集
夕日かげまばゆき松の下枝の花粉こぼれてちるがけぶれり 岡麓 庭苔
うす曇る空に並み立つ松の花伸び急ぐ日を我らも忙し 窪田空穂 卓上の灯
庭に見るつつじ山吹あかるくてさびしくもあるかこの松の花 若山牧水 くろ土
ゆく春を池にむかえる松ばらは松に咲きたる花しづかなり 中村憲吉 軽雷集
松の花粉風に散りゆき咲きをはる花のすがたのしづかになびく 長澤美津 水面
微かに松の花粉こぼるる夕まぐれまた逢はむ日の思ほゆるなり 大西民子 まぼろしの椅子
郭公は十日ほどゐて去りぬらし松の花咲くころ空濁る 石川不二子 鳩子