わが家では山あじさいに続いてガクアジサイも咲き始めています.梅雨の季節,「花はアジサイ」は今でも変わりませんが,昔と違って,園芸用の花を沢山楽しむことができます.いくつかはわが家でも:カラー,インパチャンス,----,そして四季咲きのナデシコ(Dianthus).ピンクのDianthus「I love U」は,カーネーションと呼んだ方がいい,と調べてみると学名は“Dianthus caryophyllus”.カーネーションそのもの.よく見ると名札にはカーネーションアイラブユーとありました.

ニュースは「関東地方の梅雨入り」を伝えていました.

 

紫陽花の季節.

わが家でも,山あじさいに続いてガクアジサイも咲き始めています.

 

梅雨の季節,「花はアジサイ」というのは今でも変わりませんが,昔と違って,園芸用の花を沢山楽しむことができます.

そのいくつかはわが家でも育てています.

 

カラー,インパチャンス,ユーフォルビア“ダイアモンドフロスト”,

 

そして,四季咲きのナデシコ=ダイアンサス.

 

上の写真の二つ目のピンクのダイアンサスは「I love U」という品種.

世界的に愛されている品種とのことですが---,ダイアンサスというよりカーネーションと呼んだ方が似つかわしい気がしますね.

それもそのはず,この品種の学名を調べてみると,“Dianthus caryophyllus”.

( I Love U Dianthus )

そして,このラテン名こそが,「カーネーション」と呼ばれる植物全般の学名なのですから.

▽ただし,最近では,別の学名(Dianthus chinensis)の園芸品種もカーネーションと呼ぶことがあるとのことです.

英語圏ではカーネーションをclove pinkと呼ぶこともあるそうで,「カーネーション」という名に特別な想いを傾けてはいないようです.

なお,ナデシコ属(ダイアンサス属)の花たちの多くはピンクという,日本人からするとつまらない名前で呼ばれています.明日,いろいろな「ピンク」の画像を英語版ウィキペディア( Dianthus - Wikipediaから拾い出してみようかと思います.

 

▽改めて,日本語の札を名前をよくよく見ると,「カーネーション アイラブユー」.

売り場でダイアンサスと書いてあったのに!

(もちろん,ネット上の英語での紹介はI Love U Dianthus です.)

 

 

carnation

carnation - Wiktionary

(DeepL翻訳)

カーネーション (可算・不可算、複数形はcarnations):

(植物学) 幅広く栽培されているユーラシア大陸の植物の一種
もともとはDianthus caryophyllus,ダイアンサス属の他の仲間および交配種

 

日本大百科全書(ニッポニカ)「カーネーション」の解説

カーネーションとは - コトバンク

カーネーション

carnation

[学] Dianthus caryophyllus L.

ナデシコ科(APG分類:ナデシコ科)の多年草。オランダセキチクまたはジャコウナデシコともいう。南ヨーロッパ西アジア原産。

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最近は矮性(わいせい)種がつくられ、鉢植えにもされる。現在のカーネーションはカリオフィルスの改良種ではなく、ダイアンサス・シネンシスその他ダイアンサス各種との交雑によってつくられた系統とされている。

種類を大別すると、実生(みしょう)の一季咲きと四季咲き、栄養繁殖(主として挿し芽)の一季咲きと四季咲きとに分けられる。

 

文化史

原種の栽培は古代ギリシア・ローマ時代からで、観賞以外にワインの香りづけにも使われた。イギリスには、一説によると紀元前55年にカエサルの兵が持ち込んだと伝えられ、17世紀に改良が進んだ。

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日本にはオランダから正保(しょうほう)年間(1644~1648)に渡来し、オランダセキチクとよばれた。カーネーションの名は、大正期以降、ガラス温室の普及で大量生産が始まるとともに定着した。また母の日にカーネーションを飾る習慣は、1907年にアメリカ、フィラデルフィアのアンナ・ジャービスという娘が、母の命日にカーネーションの花を教会で配ったことと、1914年アメリカ政府が5月の第2日曜日を母の日に制定したことが結び付き、広がっていった。スペイン、モナコホンジュラスの国花である。