菓子・スイーツ

ミルフィーユ(ミル・フォイユ Le millefeuille)2  millefeuilleは,「千枚の葉」を意味する言葉で,フランス語読みではミル・フォイユ.「ミルフィーユ」と発音すると「千人の娘」という意味になるそうです.3層のシュー生地,2層のペストリークリーム,その上に粉砂糖やフォンダンをまぶしたもので,ジャムやフルーツで飾られることもあります.シュー生地は実際に1,000枚でできているわけではなく,伝統的な製法によれば,最終的に729枚重なったシートとなります.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ16 ミルフィーユ(ミル・フォイユ Le millefeuille)2 17世紀に初めのレシピが生まれ,18世紀アントナン・カレームにより今日の形に完成されたとされ,今でもフランス人に大人気のミルフィーユ. https:…

ミルフィーユ(ミル・フォイユ Le millefeuille)1 17世紀に初めのレシピが生まれ,18世紀アントナン・カレームにより今日の形に完成されたとされ,今でもフランス人に大人気.前回取り上げた「フランスで人気菓子 トップ10」でも堂々の3位.調査対象者の31%が,ミルフィーユを1番おいしいフランス菓子と答えました. 3層のシュー生地,2層のペストリークリーム,そしてグラサージュ(卵白,粉砂糖を練ったもの).フランス人の心をつかんだのは,1867年のこと.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ16 ミルフィーユ(ミル・フォイユ Le millefeuille)1 フランスの伝統的なパティスリー. 17世紀に初めのレシピが生まれ,18世紀アントナン・カレームにより今日の形に完成されたとされ(フランス伝統菓…

フランスで人気の菓子 トップ10(サロン・ドゥ・ラ・パティスリーに合わせた調査より)  第1位:フルーツタルト/イチゴタルト  第2位:エクレール(レクレール/エクレア)とルリジューズ   3.ミルフィーユ Le millefeuille  4.フランまたはパリブレスト  5.チョコレート・デザート  6.クッキー  7.マカロン  8.シュークリーム  9.ラムババまたはサントノーレ  10.ドーナツまたはカップケーキ

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ 番外偏1 フランスで人気菓子 トップ10 スイーツの歴史等について,調べてきましたが----https://yachikusakusaki.hatenablog.com/archive/category/菓子・スイーツ 「ヨーロッパでも特に歴史のあるフラ…

ニューイヤーケーキ/フランス  フランスの大晦日は,シルヴェスターの日と呼ばれ,牡蠣やフォアグラが振る舞われるとのこと.大晦日のケーキとして名前が挙がっていたのが, クロカンブッシュコーン.キャラメルに浸したシュークリームを積み重ねて塔を作り,さらにキャラメルで包んだもの.クリスマスを含め「盛大にお祝いしたいときに食べる」デザートのようです.積み重ねたプロフィトロールケーキ を食べるという記述も見られました.フランス人はチョコレート大好きですから.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ15 ニューイヤーケーキ/フランス 大晦日は雨の予報は半分外れ. 朝方は雨でしたが,午前中から晴れ間見え,夕焼けも見ることができました. 日本の大晦日のお祝いは,地方によって異なっていましたが,…

マカロン  卵白,砂糖,アーモンドで作ったメレンゲにガナッシュやバタークリームを詰めたフランスの小さなお菓子.フランスへは16世紀にイタリアから導入され,1830年代,パリのパティシエたちがレシピを改良し,現在のマカロンが誕生したとのこと.現在でも様々なフレーバーのものが売り出され,マカロンはフランスの洗練の象徴となっていると言われています.日本でも人気ですが,色・食感を好まない人も一定数いるとのこと.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ14 マカロン 仏語Macaron 英語 Macaroon 卵白,砂糖,アーモンドで作ったメレンゲにガナッシュやバタークリームを詰めたフランスの小さなお菓子. 様々な色・味のものが開発されています. https://www.f…

カヌレ  20年以上前に流行って,今では日本の洋菓子店でもよく見かけます.カヌレ・ド・ボルドーとも呼ばれるように,ボルドーが発祥の地.その起源についての一つの説は,16世紀に修道女たちが作った小さなケーキに関係しているというもの.そして,現在の形のカヌレには,西インド諸島との貿易港としてのボルドー,そして,一大ワイン製造拠点としてのボルドーが深く関わっていると言われています.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ13 カヌレ,カヌレ・ド・ボルドー 20年以上前に流行って,日本の洋菓子店でもよく見かけるようになっています.以前はほとんど見かけませんでした.再びブームとの記事も散見します. https://www.google…

パウンドケーキ  パウンドケーキという名前は,オリジナルのパウンドケーキがバター,砂糖,卵,小麦粉をそれぞれ1ポンドずつ使っていたことに由来します.18世紀初頭にイギリスで作られたと言われています.年月が経つにつれ,使用する材料の分量が調整され,より小さくて軽いケーキが作られるようになりましたが,このケーキの名前は定着していきました.パウンドケーキは,ヨーロッパ各国やメキシコなどでもよく食べられているようで,バリエーションも豊富.フランスではquatre-quartsと呼ばれ,これは4分の4という意味.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ12 パウンドケーキ 世界で食べられている,シンプルなケーキです.日本でも菓子作りがお好きな方々は,ご自分で作っておられるのでは? https://en.wikipedia.org/wiki/Pound_cake https://column.enakaw…

クッキーとビスケット 調べてみると---この両者は基本的には同じものをさすとのこと.日本では,クッキーはビスケットの一つで,『見た目が手作り風』など,いくつかの条件を満たしているものになります.一方,同じ種類の焼き菓子を,英語では,アメリカでcookie(クッキー),イギリスでbiscuit(ビスケット)と呼ぶのが基本.ただし,両者に違いはみられ,アメリカのものはチョコレートなどを加える場合が多いのも特徴になっています.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ11 クッキーとビスケット クッキーとビスケット.明らかに違うものと思っていましたが--- よく考えると,その違いははっきりしません. https://www.google.com/search? cookie in Japan https://www.goo…

サブレ  フランス生まれの「バターをたっぷり使っている」「サクサクしている」焼き菓子. 「サブレとはどのようなお菓子で,クッキーやビスケットとどこが違うのか?」と改めていわれると---英語のサイトは「アメリカのショートブレッド・クッキーに似ています.主な違いは食感と,時には混ぜ方です」とし,日本語のサイトでは,「小麦粉が多く使われるクッキーやビスケットに対して,サブレはショートニングやバターの使用量が多く,ベーキングパウダーは使われないことがほとんどです」としています.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ10 サブレ バター,卵黄,薄力粉,砂糖を材料としたフランス生まれの焼き菓子. 「バターをたっぷり使っている」「サクサクしている」という特徴があるとのことですが--- https://www.google.com/search?…

マドレーヌ  「マドレーヌはフランス菓子の象徴である」ともいわれ,フランスのどこでも売られているとのこと.「マドレーヌショップも」あるとか.初めて作った料理人の名前に因んでマドレーヌと呼ぶようになりました.フランスのおやつタイムの定番で,フランス国内だけでなくスペインにも広まり, チョコレート・マドレーヌなどのバリエーションも.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ9 マドレーヌ 「マドレーヌはフランス菓子の象徴である」ともいわれ, https://www.france-hotel-guide.com/fr/blog/patisseries-francaises/ フランスではどこのパン屋・菓子店でも売られていて,https…

イチゴのケーキ3  シャルロット/シャルロット・オ・フレーズ イチゴのほかにラズベリー,洋梨,チョコレートなどが使われる,フランスで人気の冷菓.「イチゴのケーキ」というわけではありませんが,フランス語での検索で得られる画像のほとんどはイチゴ.イギリスで生まれた,焼いて熱いうちに食べられるシャルロットを,フランス人パティシエが,コンポートではなく生の果物を用いる冷製に改良し,パリで人気のデザートとなりました.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ8 イチゴのケーキ3 シャルロット/シャルロット・オ・フレーズ シャルロットは,イチゴのほかにラズベリー,洋梨,チョコレートなどが使われる,フランスで人気の冷菓で, (フランス伝統菓子図鑑 山本…

イチゴのケーキ2  フレジエ Fraisier フランスで最も日本のショートケーキに近い伝統菓子. 植物イチゴを指す言葉Fraisierが,そのままケーキの名前に.「春になると,ショーケースにこのケーキが並び,季節の訪れを感じる」.カスタードクリームとバターを合わせたクリームを使うのが基本とされていますが---パティシエによって様々な工夫が施され,シャンティクリーム(生クリームに砂糖を加えて泡立てたもの)を使った日本スタイルの一皿(ほぼショートケーキ?)もフランスで紹介されています.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ8 イチゴのケーキ2 フレジエ Fraisier フランスの多くの伝統菓子にも,イチゴはよく使われていますが,その中で,最も日本のショートケーキに近いと言われているのが,フレジエ Fraisier. https://www…

イチゴのケーキ1 ショートケーキ 日本のショートケーキは,日本独自のケーキとして発展したことは,よく知られています.ショートケーキの のshortは,「さくさくした」という意味で,アメリカのショートケーキがサクサクしたビスケット生地なのに対し,日本のショートケーキは,スポンジ生地を使っているため「さくさく」していません.しかし,日本人にも外国人にも大人気です.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ8 イチゴのケーキ1 ショートケーキ 日本で人気のあるケーキとして,常に上位にランクされるイチゴのショートケーキ. 多くのケーキ店でもほぼ必ず置かれているように思います. お店で買えるイチゴのシ…

チーズケーキ3 クリームチーズを使わないチーズケーキは,現在もあります. その代表例の一つは,イタリアのリコッタチーズケーキ.ホエイ(乳清)を加熱して固めたリコッタを使用しています.「さっぱりと軽やかな味わいに仕上がります.食後のデザートにはもちろん,フルーティーな白ワインにもよく合います」とのこと.フランスのガトー・オ・フロマージュ・ブランは,ヨーグルトに似たなめらかなフレッシュチーズ:フロマージェ・ブランを使います.パリの店頭ではあまり見られなくなっているとのことです.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ8 チーズケーキ3 イタリアのリコッタチーズケーキ,フランスのホワイトチーズケーキ リコッタチーズケーキ Ricotta Cheesecake チーズケーキといえば,アメリカで開発されたクリームチーズが欠かせませ…

チーズケーキ2 日米で食べることができるチーズケーキの種類  現在主流のチーズケーキの原形を作ったアメリカでは,日本同様,種類も豊富.トッピングしたものが日本より多いようですが,基本の形はほぼ同様?チーズケーキの種類について整理している日本とアメリカのウェブサイトが,どのようなものを挙げているかをまとめてみました.共通していたのは,レアチーズケーキ,ベイクドチーズケーキ,ニューヨークチーズケーキ, バスクチーズケーキ, スフレチーズケーキ.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ8 チーズケーキ2 日本とアメリカで食べることができるチーズケーキの種類 日本で人気が高いチーズケーキ.沢山の種類のものが販売されるようになってきています. https://www.google.com/search?日本…

チーズケーキ1 ベイクトチーズケーキとニューヨークチーズケーキ 現在の形のチーズケーキのスタイルは,ニューヨーク州を舞台に開発され,世界に広まりました.「ニューヨークチーズケーキは,見た目も味も,ポピュラーなベイクドチーズケーキとほとんど違いはない」ともいわれますが,一般的に,ニューヨーク・チーズケーキは超濃厚でリッチ,しっかりとしていながらクリーミー.クリームチーズをたっぷり使い,生クリーム,卵,砂糖で補強しています.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ8 チーズケーキ1 ベイクトチーズケーキとニューヨークチーズケーキ 同じ?違う? チーズケーキも大変人気のあるケーキです. どこのコーヒーショップ/ケーキ店にも置いてあり,またレシピも多数ウェブ…

ガトーショコラ2 ケーキ,ガトー,トルテは,英米語,仏語,独語でケーキの意味ですが,他国では,別の意味に.アメリカン・ケーキの中心はケーキそのもので,何層にも重ねられるのが一般的.ガトーは,フランス風ケーキの意味で使われ,魅惑的なスポンジケーキの層・豊かなフィリングが特徴的.トルテは薄いスポンジケーキを何層にも重ね,フルーツ,ジャム,生クリーム,ムースなど様々なフィリングを詰めたもの.フランスでは,フランスらしいフォンダン・オ・ショコラ以外にも,米・独生まれのチョコレートケーキも人気.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ7 ガトーショコラ2 日本で人気のガトーショコラ. 元のフランス語 Gâteau au chocolatは,チョコレートケーキの意味ですが--- 日本では,チョコレートケーキ全般を指すのではなく: 「チョコレート生地…

ガトーショコラ1 ガトーショコラはフランス語のGâteau au chocolat ガトー・オ・ショコラを日本風にアレンジした名前.「日本では,チョコレートを生地に混ぜ込んで焼いたケーキがガトーショコラと呼ばれています」とのことですが,フランス語Gâteauは,英語のCakeと同じ意味です.なお,英語圏でもgateauが市民権を得ていて,最近,その使用頻度が急激に上がっています.英語圏でもフランス菓子の人気が高まっていて,gateauと呼ばれるようになっている?もしそうならば,日本と同じ?

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ6 ガトーショコラ1 チョコレートケーキの多くに,いつの間にか「ガトーショコラ」の名前がつけられるようになった気がしています. チョコレートケーキで検索しても,ガトーショコラで検索しても同じよ…

タルト 英語ではtart.フランス語ではtarte.パイと似ていますが,日本語での解説では「---パイは折りこみ生地で,タルトは練りこみ生地」とあります.しかし--- フランス語では,なんと,パイもタルトもTarte.そして,「最初のタルト(料理としてのセイヴォリー・タルトsavory tart)はパイから派生したもの」とのこと.古い歴史を持つタルトには,それぞれのタルトに異なる歴史と起源があるそうです.ブルーベリータルト,プラムのタルト,洋梨とアーモンドのタルト,チョコレートのシンプルタルト---

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ5 タルト 小麦粉やバターでつくった生地の器に、クリームやフルーツなどを入れたタルト. 日本でも人気のスイーツの一つ. 英語ではtart.フランス語ではtarte. https://www.google.com/search?q=Tart h…

モンブラン2 モンブランの歴史:モンブランはメレンゲ菓子? モンブランが現代風になった最大の功績者は,パリのパティシエ,ルンペルマイヤーで,1903年にパティスリー「アンジェリーナ」をオープン.モンブランの改良版(生クリームで栗のピューレで覆う.焼きメレンゲの円盤の上に盛る)が店の看板商品となったとのこと.以来,「メレンゲ菓子」の位置づけにあるとのことですが,日本で売られているフランスパティスリのモンブランは必ずしもメレンゲを使っていません.日本の迫田氏の発案が世界に広まりつつある?

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ4 モンブラン2 モンブランの歴史:モンブランはメレンゲ菓子? モンブランは,フランス,スイス,イタリア,そして日本ではよく知られたデザート菓子. https://yummybazaar.com/blogs/blog/a-guide-to-m…

モンブラン1 日本で大人気.主なコーヒーチェーン店でも,必ずモンブランを置いています.「山をイメージするようなドーム型の形状」で,「春雨/ヴェルミチェッリのような形の栗を使用」したのがモンブラン.日本ではスポンジケーキを土台とし,甘露煮ペーストを用いたモンブランが開発されました.世界の主流がスポンジケーキやタルトを土台とするようになった基礎となったとの指摘もあります.一方,現在の日本のモンブランは,フランス式にマロングラッセを作る手法を用いたものが主流になりつつあるようです.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ3 モンブラン1 様々なモンブラン 日本人にとても人気のあるスイーツ,モンブラン. 例えば,主なコーヒーチェーン店は,どこでもモンブランを置いています.私も,コーヒーチェーン店でたまにケーキを食…

シュークリーム2 アメリカでは1月2日が「シュークリームの日」.世界中で人気のシュークリームは,16世紀中頃,カトリーヌ・ド・メディチ仕えたイタリアのパティシエ(ペンテレッリ,ポペリーニ)によって考案され,18世紀アヴィス,カレームが完成させたといわれています.シュークリームを生み出したフランス・パリでは,90年代までお店ではほとんど見かけなかったようですが,2010年以降,専門店が次々開店して人気が出ているとのことです.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ2 シュークリーム2 シュークリームの現状/歴史 世界中で人気のシュークリーム. アメリカでは,「シュークリームの日(National Cream Puff Day)」があります.新年早々の1月2日! https://www.day…

シュークリーム1 日本で大人気のスイーツ.ただし,エクレアが世界共通の名前なのに対して,シュークリームの呼び名は世界でバラバラ.日本語名「シュークリーム」は,日本での造語といわれていますが,仏語choux à la crèmeを英語風に読み替えたとも言えます.英語Cream Puff,英仏共通名Profiterole,仏語名choux à la crème.イメージでは,多分シュークリーム ≃ Cream Puff ≃ chou à la crème ≠ profiterole

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ2 ーNHKBSの番組「オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送)」に触発されて-- 第一回はエクレアを取り上げました.第二回はシュークリーム.調べるのに時間がかかって,今日は「シュー…

エクレア(Éclair) フランス語読みに近づければエクレール(Éclair)になります.「稲妻」を意味します:ケーキが「一瞬で食べられる」ため? フランスで1850年頃生まれたペーストリー(パティスリ).チョコレートのクリーム&アイシングが一般的ですが,現在のフランスでは様々な味や華やかなデコレーションのエクレールが味わえるようになっていて,その傾向は世界に広がっています.

NHKBSの番組「オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送)」をこのブログで取り上げ, https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/17/235513 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/18/235651 〜 https://yachiku…

バームクーヘン2 /スイーツ(イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ)7 「ザルツウェーデルならいつも食べてますよ」「電車を乗り継ぎ5時間!着きましたザルツヴェーデルです」一番古い店で,横に薄くそぐように切ったバームクーヘンをいただきます.200年前と変わらぬ作り方で直火で焼くバームクーヘン.窯の温度は300℃に達します.しかし,そんなザルツヴェーデルのバームクーヘンですが,かつて存続の危機がありました.東西ドイツの分断です.ザルツヴェーデルは東ドイツ領に組み込まれます----

オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(NHKBSプレミアム2020年4月初回放送) “ヨーロッパの歴史あるお菓子から最先端のデザートまで魅惑のスイーツを味わう列車の旅” より. ケルンのカフェアイゲル(Cafe Eigel)店主「そんなにバームクーヘンが食べたければ…

バームクーヘン1 /スイーツ(イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ)6 高速列車Thalys(タリス)に乗って,ベルギーからドイツへ.車中でワッフルと並ぶ人気スイーツ・キュベルドンをいただきます.ドイツに入って最初の停車駅ケルン.「ケルンの老舗であるカフェアイゲルで,バームクーヘンを探したいと思います」しかし,バームクーヘンは見当たりません. 付録「ドイツの伝統的なスイーツ」:▽黒い森のガトー,▽(ドイツ風)チーズケーキ,▽ドナウヴェレ▽ビーネンシュティッヒ

オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(NHKBSプレミアム2020年4月初回放送) “ヨーロッパの歴史あるお菓子から最先端のデザートまで魅惑のスイーツを味わう列車の旅” より. ワッフルを満喫してベルギーをあとにします. https://yachikusakusaki.hatenablog.…

ワッフル4 /スイーツ(イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ)5 ベルギーには,もう一つ,元祖を名乗るワッフルがあるんです.ベルギー東部のリエージュ.もワッフル発祥の地だと言います.ここでは高級品ではなく,庶民が愛した,素朴なワッフルに出会えます.ブリュッセルワッフルがプレーンだったのに対して,リエージュワッフルは砂糖が多いのが特徴です.「リエージュワッフルは,この形と柔らかさが大切です.パリパリではダメなのです.ブリュッセルワッフルとは,全く別のものなんです」

オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送) “ヨーロッパの歴史あるお菓子から最先端のデザートまで魅惑のスイーツを味わう列車の旅” より. https://www.nhk.jp/p/pcafe/ts/YLGKWGLR2Q/episode/te/8R65X1ZKQR/ https://www.google.com/search…

ワッフル3 /スイーツ(イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ)4 リールワッフルをいただいた高島さん.「ワッフルの本場」として有名なベルギー,ブリュッセルに向かいました.街中には,約120軒のワッフルを売るお店がありますが,四角いブリュッセルワッフルの元祖を作ったと言われる店があります. やって来たのは,ベルギー西部の街,ゲント(ヘント). 「ブリュッセルワッフルはここで作られているんだよ.このワッフルの型は,創業時から使い続けている」「ワッフルは,このようにパリッとしていなくてはいけない」  

NHKBSプレミアム オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送) “ヨーロッパの歴史あるお菓子から最先端のデザートまで魅惑のスイーツを味わう列車の旅” より. https://www.nhk.jp/p/pcafe/ts/YLGKWGLR2Q/episode/te/8R65X1ZKQR/ ある創業1761…

ワッフル2 リールワッフル/スイーツ(イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ)3  高島礼子さんは,フランスリールにある創業1761年のパティスリーで,ワッフルをいただきます.「あっ,こういうもの?あれ?」 まるで小判のような形.しかも薄い.中にはクリームまで入っています.店のオーナー「今でこそ,ベルギーのワッフルが世界的には有名ですが,元々のワッフルとは,当店のように,生地の間にクリームを詰めたものでした」

NHKBSプレミアム オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送) “ヨーロッパの歴史あるお菓子から最先端のデザートまで魅惑のスイーツを味わう列車の旅” より. https://www.nhk.jp/p/pcafe/ts/YLGKWGLR2Q/episode/te/8R65X1ZKQR/ 高島礼子さん…

ワッフル1 スイーツ(イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ)2 ロンドンからドーバーまでは列車.フランスカレーまでは1時間半の船旅.高島礼子さんが次なる出会いのワッフルを求めて,初めに向かったのがリール.ワッフルとは「発酵した生地を鉄板で夾んで焼いたお菓子」. 16世紀のブリューゲルの絵画に描かれたワッフルは,パンの様な生地をワッフルの型に流し込んで焼いています.現在では,一口にワッフルと言っても,味も形も生地も色々違うんです.番組では,その違いについて探っていくことになります.

NHKBSプレミアム オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送) “ヨーロッパの歴史あるお菓子から最先端のデザートまで魅惑のスイーツを味わう列車の旅” より. https://www.nhk.jp/p/pcafe/ts/YLGKWGLR2Q/episode/te/8R65X1ZKQR/ ロンドンのセ…