サブレ  フランス生まれの「バターをたっぷり使っている」「サクサクしている」焼き菓子. 「サブレとはどのようなお菓子で,クッキーやビスケットとどこが違うのか?」と改めていわれると---英語のサイトは「アメリカのショートブレッド・クッキーに似ています.主な違いは食感と,時には混ぜ方です」とし,日本語のサイトでは,「小麦粉が多く使われるクッキーやビスケットに対して,サブレはショートニングやバターの使用量が多く,ベーキングパウダーは使われないことがほとんどです」としています.

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サブレ

バター,卵黄,薄力粉,砂糖を材料としたフランス生まれの焼き菓子.

「バターをたっぷり使っている」「サクサクしている」という特徴があるとのことですが---

 

https://www.google.com/search? Sablé vendu en France



「サブレとはどのようなお菓子で,クッキーやビスケットとどこが違うのか?」と改めていわれると,時間不足で,今,このブログを書いている時点でも,はっきりしませんが---

アメリカではクッキー,イギリスではビスケットと呼ばれる種類の焼き菓子という点では一致します.

日本の呼び方に近づけて名付けるなら,バターをたっぷり使った「フランス風クッキー」「フランス風ビスケット」で良いようにも思います。

実際,日本では,クッキーの一つという位置づけとのこと.

 

英語圏では,ビスケットとクッキーの違いについて,様々な解説があります.

例えば:

https://waterbridge.net/blogs/news/english-biscuits-vs-cookies-whats-the-difference

 

しかし,サブレは,あまり取り上げられていません.

一つ見つけたサイトでは,単に「サブレ」ではなく,「サブレクッキー」という名前を用いて,次のように解説していました.

(DeepL翻訳)

What is a Sablé Cookie

サブレクッキーとは?

サブレ・クッキーはアメリカのショートブレッド・クッキーに似ています.主な違いは食感と,時には混ぜ方です.「サブレ」とは砂粒の意味.

つまり,フランスのサブレ・クッキーを文字通りに解釈すると,やや砂のような食感のクッキーということになります.

しかし,それは粒状であるという意味ではありません!それどころか,粒々感はまったくなくて,軽くて,バターのようで,素晴らしい食感です.

このサブレクッキーのレシピは,バター,卵黄,砂糖,小麦粉,塩,バニラで構成されています.とてもシンプルですが,超美味しい!

このクッキーがお好きなら,私のチョコレート・サブレ・クッキーも試してみてください.どちらも絶品です!

 

 

日本で売られているサブレとクッキー,ビスケット,クラッカーについては,

HANKYU FOOD 公式食ナビチャンネの解説がわかりやすいので,ぜひご一読を.
簡単にまとめてみると:
日本では,ビスケット,クッキーについては全国ビスケット協会が定義を示しています.しかし,日本で売られているビスケットやクッキーのような焼き菓子は.アメリカでは全てクッキー,イギリスでは全てビスケットと呼ばれている!
 
では,サブレは?
解説は次の通り.

サブレはフランスで生まれた焼き菓子で,日本では多くの場合クッキーの一種という位置づけ.

小麦粉が多く使われるクッキーやビスケットに対して,サブレはショートニングやバターの使用量が多く,ベーキングパウダーは使われないことがほとんどです.

サブレの語源は諸説ありますが,17世紀にサブレ伯爵夫人のレシピがフランス社交界で人気になり,そこから世界に広まったとされています.またサブレのサクサクとした食感から,「砂」を意味するフランス語の「サブル」に由来するという説も.