NHKBSプレミアム
オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送)
“ヨーロッパの歴史あるお菓子から最先端のデザートまで魅惑のスイーツを味わう列車の旅”
より.
https://www.nhk.jp/p/pcafe/ts/YLGKWGLR2Q/episode/te/8R65X1ZKQR/
ロンドンのセント・パンクラス駅から列車ジャベリン車中でクロナッツを食べた高島礼子さん.
ドーバーへ到着します.カレーまでの1時間半の船旅の出発点の町.
船内で,アメリカ発祥のスイーツ,レインボーケーキが売られているのを見つけ,さっそく購入.インスタ映えするとして人気だとか.
https://www.google.com/search?レインボーケーキ
「硬〜い.思ったより硬いぞ」
「食感がクッキーに近いかもしれない」
フランスカレーに到着.時差が1時間.
カレーヴィル駅からリールに向けて列車に乗ります.途中でかつてのオリエント急行の車両(現在は観光列車として使用されている)にも出会いました.
https://www.google.com/search? Old Orient Express train used as a tourist train
次なる出会いはワッフル.
日本でもおなじみですね.
ワッフルとは「発酵した生地を鉄板で夾んで焼いたお菓子」
Britannica
https://www.britannica.com/topic/waffle
ワッフル
ワッフルアイロン(a waffle iron:ちょうつがいのついた鉄板)で焼くクリスプ状の盛り上がったケーキ(crisp raised cake).表面にはハニカム(蜂の巣状)または派手な彫刻が施され,薄い生地の層が均等にカリッと焼けるようになっている.
番組では
「ワッフルは蜂の巣を意味する古いフランス語のワフラが語源と言われています」としていましたが---
Etymonlineでは次のように古いドイツ語wafel 由来としています.
https://www.etymonline.com/word/waffle
waf·fle
"アイロンでカリカリに焼かれ、熱々で提供される生地ケーキの一種"
英語初出1744年.オランダ語 wafel「ワッフル」、原語ゲルマン語 *wabila-「網、蜜蜂の巣」に由来する中・低ドイツ語 wafel から.
一口にワッフルと言っても,味も形も生地も色々違うんです.よく知られているのが次の三種類.
▽ブリュッセルワッフル(ベルギーワッフル)The Brussels waffle
▽リエージュワッフルThe Liège waffle
▽リール・ワッフルまたはフランドル・ワッフル The Lille waffle or Flemish waffle
https://www.google.com/search?q=The+Brussels+waffle
https://www.google.com/search?q=The+Li%C3%A8ge+waffle
https://www.google.com/search?q=The+Lille+waffle+or+Flemish+waffle
番組では,その違いについて探っていくことになります
が----
初めに登場したのが,ブリューゲルの絵画「謝肉祭と四旬節の喧嘩」.
https://ja.wikipedia.org/wiki/謝肉祭と四旬節の喧嘩
ブリュッセルワッフル協会のアントワーヌ・アンドン・アカイヤン会長によれば,
「16世紀に描かれた絵をお見せしましょう.ほら,ここを見て下さい.女性がワッフルを焼いていますよね」
この当時は,パンの様な生地をワッフルの型に流し込んで焼いていたようです.
テーブルの上には,網目模様の四角いワッフルが置かれています.コレが後にいろんなワッフルに発展したのでしょうか?
ワッフルを求めて,初めにやって来たのはフランスのリール.
https://en.wikipedia.org/wiki/Lille-Flandres_station
https://www.google.com/maps/place/
以下続く