フォイユ・ドトンヌ Feuilles d'automne(フランスのチョコレートデザート6) フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子)によれば,「 1968年にガストン・ルノートルが考案したチョコレートケーキ.トップに厚めのチョコレートレースが施されている. シュクセ生地+メレンゲ+チョコレートムース+チョコレートという構成」 ルノートルの紹介文「濃厚なのに軽やかな後味のケーキ」「メレンゲのデュオとクリーミーなダークチョコレートムースの組み合わせをお楽しみください」

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ26

 

フランスのチョコレートデザート6

フランス伝統チョコレートケーキを,フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子)に記載のあるものを順に紹介しています.今日は:

 

フォイユ・ドトンヌ   Feuilles d'automne
フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子)によれば,
1968年にガストン・ルノートルが考案したチョコレートケーキ.トップに厚めのチョコレートレースが施されている.
シュクセ生地+メレンゲ+チョコレートムース+チョコレートという構成.
シュクセ生地:卵白やアーモンドを材料としてつくられる.

 

フランス語検索では,沢山の画像が検索されてきます.
ただし,例えばpâtisserieを加えて検索した時.

 

単にFeuilles d'automneだけの検索では---
「紅葉」が大部分.
Feuilles d'automneは文字通り訳せば「秋の葉」と言う意味なんですね.紅葉と訳してもOKでしょう.
 feuilles 葉,d'automne 秋,
 
 話題がそれますが---
シャンソンの「枯葉」のフランス語題名はLes Feuilles Mortes/落葉. 英語題名は,autumn leaves/秋の葉,紅葉.
 
Feuilles d'automne

 

日本語でも,このケーキは検索されてきますが,ほぼすべてがルノートルという一軒の洋菓子店の製品.一回撤退したフランスのルノートルが再び構えたお店のようです.
「現代フランス菓子の基礎を築いたと言われるフランス菓子界の至宝ガストン・ルノートル氏が創業したパリ最高峰のメゾンのひとつ「LENÔTRE<ルノートル>」
とありました.
 
フォイユ・ドトンヌの紹介文は

「芳醇なビターチョコレートムースと,かりかりに焼き上げたメレンゲを使用した,濃厚なのに軽やかな後味のケーキ」

 
 
フォイユ・ドトンヌ の歴史についてのフランス語の解説を探したのですが,期待するものはみつからず.
商品もしくはレシピの宣伝文としては,次のようなものがありました.(DeepL翻訳)
 

1968年のガストン・ルノートルの作品!メレンゲのデュオとクリーミーなダークチョコレートムースの組み合わせをお楽しみください.

(フランスのルノートルの商品!当然のことながら日本で売られているものと似ていますね.)

 

こちらのサイトは,葉をまわりに配していました.

https://www.gourmandise.com.tn/les-gateaux-europeens-patisserie-occidentale/262-feuilles-d-automnes.html

チョコレートビスケットにクリーミーなダークチョコレートムースを混ぜ合わせ,チョコレートガナッシュをトッピングした,力強さと繊細さを併せ持つチョコレートデザート.

 

レシピサイトの下の画像は,「葉」の形はないようにみえました.難しいのでしょうね.

https://www.encoreungateau.com/feuille-automne-lenotre/

このグルテンフリーのチョコレート・デザートは、成功したアーモンド・ビスキュイの土台、サクサクしたフランス風メレンゲの円盤、チョコレート・ムースでできている。このレシピの最も技術的な側面は、間違いなくチョコレートのデコレーションだが、チョコレートのテンパリングの仕方を知っていれば、かわいらしいチョコレートの削りかすや、滑らかで光沢のあるチョコレート・リボンを楽しく作ることができる。