コンコルド Concorde(フランスのチョコレートデザート5) このデザートは,ガストン・ルノートルがエールフランスのケータリング責任者であった1970年代初頭に,伝説のフランス航空機「ル・コンコルド」に敬意を表して作ったものである. このケーキは,チョコレート・メレンゲとチョコレート・ムース,そして小さなメレンゲ・スティック(フェアリー・フィンガーと呼ばれる)で構成されている.

ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ26

 

フランスのチョコレートデザート5

フランス伝統チョコレートケーキを,フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子)に記載のあるものを順に紹介しています.今日は:

 

コンコルド Concorde

もともとは,英仏共同開発による超音速旅客機の名称.

Concordeは,Concord(:一致,調和)の古語.旅客機の名称として"e"のあるなしが論争になった経緯があるそうです.

https://en.wikipedia.org/wiki/Concorde

 

”Gâteau au chocolat français Concorde”で,検索すると,現代のコンコルドの画像を沢山見ることができます.

https://www.google.com/searchConcorde (pâtisserie)

 

日本語「チョコレートケーキ フランス コンコルド」の検索では,ロワイヤル同様,パティスリーコンコルド命名したお店のケーキ(下の画像の2,3,5,6番目)がジャマするものの(2,5番目はコンコルドではない),日本向けに小さく作られたり,カットされた「コンコルド」が検索されてきます.

https://www.google.com/search?チョコレートケーキ フランス コンコルド

 

山本ゆり子さんは,「ココアパウダー入りメレンゲ+チョコレートムースという構成」と解説していますが,以下,フランス語のサイトの紹介文をDeepL翻訳で.

グルテンフリーのものも販売されているんですね.

 

コンコルド

https://www.meilleurduchef.com/fr/recette/gateau-concorde.html

このデザートは,ガストン・ルノートルがエールフランスのケータリング責任者であった1970年代初頭に,伝説のフランス航空機「ル・コンコルド」に敬意を表して作ったものである.

このケーキは,チョコレート・メレンゲとチョコレート・ムース,そして小さなメレンゲ・スティック(フェアリー・フィンガーと呼ばれる)で構成されている.

 

 

ガストン・ルノートルのメレンゲとチョコレートのコンコルド

https://www.encoreungateau.com/concorde-gaston-lenotre/

このグルテンフリーのお菓子は,チョコレート・ムースで覆われたチョコレート・メレンゲの円盤を3枚重ねたものである.デコレーションのために,チョコレートメレンゲの小片をケーキの縁と上部を覆い隠すのに使う.食べる直前に,アイシング・シュガーや金粉のヴェールをかけると,華やかなデザートになる.

このケーキは,シェフのもうひとつの代表作であるフォイユ・ドトンヌ(Feuilles d'automne紅葉/秋の葉)を彷彿とさせる.

ダークチョコレートのガナッシュと軽く泡立てた生クリームを混ぜ合わせた,卵,砂糖不使用の軽いチョコレートムースで,メレンゲの砂糖がバランスをとっている,軽くてバランスの良いデザートだ.

 

 

Concorde (pâtisserie)

https://fr.wikipedia.org/wiki/Concorde_(pâtisserie)

コンコルドは,ガストン・ルノートルのパティスリーが生み出したチョコレート菓子である.

チョコレートのメレンゲ,チョコレート・ムース,チョコレートを削った粉が層になっている.