エクレア(Éclair) フランス語読みに近づければエクレール(Éclair)になります.「稲妻」を意味します:ケーキが「一瞬で食べられる」ため? フランスで1850年頃生まれたペーストリー(パティスリ).チョコレートのクリーム&アイシングが一般的ですが,現在のフランスでは様々な味や華やかなデコレーションのエクレールが味わえるようになっていて,その傾向は世界に広がっています.

NHKBSの番組「オリエント急行 スイーツ列車紀行 西欧(2020年4月初回放送)」をこのブログで取り上げ,

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/17/235513

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/18/235651

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/24/235144

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/11/25/235654

改めてスイーツの歴史に興味がわき,調べてみたいと思うようになりました.

自分で作るわけでもなく,時々食べて「あ〜おいしい」と言っているだけの身.どこまで,調べられるかわかりませんが,トライすることに.

手始めの今日は日本人にも大人気のエクレア.ウェブ上の解説も沢山みつかり,ここで紹介するまでもないのですが---

 

エクレア(Éclair

フランス語読みに近づければエクレールÉclair)になります.

フランスで生まれたペーストリー(パティスリ).

pas·try [péistri]  (ランダムハウス英語辞典)
1 ペーストリー,パン菓子:特にパイ皮などに用いる,バターを加えた練り粉で作った焼き菓子.
2 (一般に)練り粉を一部に使って作った菓子(pie,tart など).
3 1,2に用いる生地.

 

細長い形のシュー生地にチョコレート(ときにコーヒー味)のカスタードクリームが入っているのが一般的.表面にもチョコレート(ときにコーヒー味)のフォンダンアイシングがかけられます.

フォンダン:煮詰めた糖液をペースト状にしたもの; キャンデーや糖衣などに用いる.(ランダムハウス英語辞典)

アイシング:糖衣

https://en.wikipedia.org/wiki/Éclair


Éclair

フランス語の éclair から.「稲妻」を意味します.
古フランス語の esclair「光、昼光、光の閃光」,最終的にはラテン語 exclarare「明るくする、照らす」から.(https://www.etymonline.com/jp/word/eclair
 
Éclairで検索をかけると---

 

ethymonlineでは,eclairの語源とともに,このパティスリの歴史についてもかなり詳しく掲載しています.少し長くなりますが,そのまま転載します.
▽「1867年のレシピ本ではチョコレート以外のレシピもあり,形も丸かった」(他のサイトでは触れられていない内容)
 現代の多様なエクレアは元々のレシピにもあった!?
丸いとなればシュークリームと変わらない?
▽「稲妻」の名前が使用された理由はいくつか候補がありますが,有力な物の一つが,“ケーキが「一瞬で食べられる」ため”
(チェンバーズ辞典で使われたよく知られた説明.この辞典はエクレアを「形は長いが持続時間は短いケーキ」と定義)

 

https://www.etymonline.com/jp/word/eclair

現在のeclair という言葉では,通常,éclair au chocolat が指定されますが,ピエール・ブロットの1867年の料理本では,コーヒー,紅茶,バニラ,フレーバーエキス,イチゴ,カシスのバリエーションもリストアップされており,また,どんなフルーツゼリーでも使用できると記載されています.現代のバージョンは通常,注入によってフィリングされますが,初期の形態はしばしば分割され,フィリングがサンドイッチスタイルのケーキを作るために広げられました.

フレンチクックブックで最初に見られるエクレア(1856年)は,シュー生地で作られたコーヒーフレーバーのバリエーションのようで,元々の形状は長方形ではなく,丸かったようです.

その名前の理由ははっきりしていません.チョコレートのグレーズが光っているためという一般的な説明は,最古のレシピとは一致しません.コルネットで生地を形に押し出す技術から来ているかもしれません,これはパン屋にとっては稲妻のように見えるでしょう.また,サンドイッチ状の層の間に見えるクリームのストリップが稲妻のように見えたと考えられることもあります.また,ケーキが「一瞬で食べられる」ためという,チェンバーズ辞典で使われたよく知られた陽気な説明もあります.それはエクレアを「形は長いが持続時間は短いケーキ」と定義しています.

 

ネット上にはエクレアの歴史を解説した様々な記事が沢山みつかります.例えば

https://www.inside-lyon.com/anecdotes-histoire-de-l-eclair

 

また,「フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子 誠文堂新光社)」という,フランス菓子についてとてもよくまとめられた本があります.これを読めば,このブログ記事など意味がなくなってしまいますが---

この本にあるエクレアの解説をいくつか箇条書きにして掲載させていただきます.

「フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子 誠文堂新光社)」より

エクレール

エクレールの原型となるものを考案したのは、アントナン・カレームで,彼の死後約20年後に現在のエクレ ーノルこ近いものがリョンで誕生した(1850年頃).

▽パリでは,お菓子屋に限らずお菓子を売っているところなら必ずエクレールが置いてある.

▽パリジャンは、一般のパティストリをナイフとフォークを使って食べるが,エクレールしっぼの方を持ってむしゃむしゃと食べる.

▽2000年に入り、エクレールは進化を遂げた.現在のフランスでは様々な味や華やかなデコレーションのエクレールが味わえる.立役者はクリ ストフ・アダン.
・フオションパリで,週末に様々な意匠とフレーパーのエ クレールのみを出す「ウィークエンドエクレール」開始.
・2012年エクレア専門店L'Eclairde De Genie「レクレールドゥジュニ」をオープン. 現在は、フランスやアジアを中心に何店舗も 展開するほとの人気店になっている.

 


エクレアは,世界中で人気があって,アメリカでは,National Chocolate Eclair Dayという日もある!

https://www.allworldday.com/national-chocolate-eclair-day/

 

最後に,グーグル検索した日本,アメリカ,フランスのエクレアの画像を掲載しておきます.チョコレート以外も徐々に増えてきていますね.

https://www.google.com/search?q=日本の菓子店で売られているエクレア

 

アメリ

https://www.google.com/search? Eclair sold in American pastry stores

 

フランス

https://www.google.com/search?q=Eclairs vendus dans les pâtisseries françaises