11月も最終日.
フラワーショップは,既にクリスマス・正月仕様.
鎌倉で,多分,一番新しい品種を揃えているお店の店先を撮影させてもらいました.
ガーデンシクラメン,ハボタン.
ビオラ.
クリスマスローズとシキミア.
マンリョウ「紅孔雀」
そして,様々な色と模様のポインセチア.
そして,ポインセチアといえば,やはり赤が似合います.以前の品種より,更に赤が際立った品種が並べられていました.
以下,以前のブログの繰り返しになります.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2021/12/15/225229
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2021/12/16/235609
ポインセチアは,
キントラノオ目 Malpighiales,トウダイグサ科 Euphorbiaceae,トウダイグサ属 Euphorbia,
ポインセチア E. pulcherrima
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/06/21/235737
トウダイグサ属 / ユーフォルビア属の多くの花と同じように,大きな目立つ花びらのように見えるのは包葉.実際の花は小さく,ユニークな形をしています.
杯状花序
(ハイジョウカジョ:合着してカップ状になった総苞の中に,雄花と雌花が包まれる形になった花序)と呼ばれているそうです.
ポインセチアはメキシコ原産
ポインセチアとクリスマスの関係については,メキシコの古い伝説があります.
ポインセチアの別名「Flores de Noche Buena」(聖夜の花)にまつわる物語です.
https://www.whychristmas.com/customs/poinsettia.shtml
(DeepL翻訳)
昔,メキシコのペピータという貧しい少女今した.ピペータは,クリスマスイブの礼拝で赤ん坊のイエスにあげるプレゼントを持っていませんでした.
寂しそうに礼拝堂に向かうペピータを,いとこのペドロが励まそうとしました.
「ペピータ,イエス様を愛している人が贈るものなら,小さなプレゼントでも,きっとイエス様は喜んでくれるはずだよ 」と彼は言いました.
ペピータは何を贈ればいいのかわからなかったので,道端の雑草を小さな手で摘んで,小さな花束にしました.イエス様にこの小さなプレゼントしかできず,恥ずかしいと思いました.
礼拝堂を通って祭壇に向かって歩いていると,ペドロが言ったことを思い出しました.彼女は気分が良くなり,ひざまずいて花束をキリスト降誕のシーンの一番下に置きました.
すると,突然,雑草の花束が真っ赤な花を咲かせ,それを見た人たちは「奇跡を見た」と確信したそうです.その日から,この真っ赤な花は「Flores de Noche Buena」(聖夜の花)と呼ばれるようになりました.
ポインセチアを詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
くれなゐのポインセチアは病めるなり久しく見ざる人ありしため 中原綾子 閻浮提
ポインセチアの花赤く咲くきさらぎの伊豆石廊崎とさざえの壺焼き 宮原阿つ子 黒曜
美しき花かとも朱にきはまりしその葉を見ればあはれポインセチア 宮柊二 群鶏
保護色と思う心の色であるポインセチアの赤を着て会う 俵万智 かぜのてのひら
今日の夕焼け