昨日一昨日とは異なり,晴れ間の見える1日でした.快晴とは言えませんでしたが,お日様が出れば,その時だけは春間近を感じさせてくれます.
いつも季節を早取りするフラワーショップには,桃の花と菜の花が.
買い物ついでに,おんめさま(大巧寺)に立ち寄りました.
今日のお目当ては,椿.いろいろなかわいらしい花を楽しめるお寺ですが,特に椿は沢山の品種が集められています.
大巧寺 だいぎょうじ
大巧寺 - 鎌倉市観光協会 | 時を楽しむ、旅がある。~鎌倉観光公式ガイド~
開山は日澄で、産女(うぶめ)霊神「おんめさま」がまつられ、安産を願う人々に信仰されている。もとは大行寺といわれていたが、頼朝がこの寺で軍の評議を行い、大勝したことから、大巧寺と名を改めた。
見どころ 四季折々の花が楽しめます [春]ウメ,ボケ [秋]ムラサキシキブの実[冬]ツバキ
上記,観光協会の紹介では,椿は冬としています.確かに私も「椿は冬」の感覚をもってはいますが---
椿は木偏に春ですから,春(初春)が本来の季節のはず---.
境内では,他の場所ではほぼ終わっていた臘梅も花をつけ,梅も満開.
何を間違えたか,利休梅(ウメザキウツギ)が一輪だけ,花開いていました.4月以降の開花だったと思います.
お目当ての椿は,青い固い蕾を持っている株がほとんど.まだこれからのようで,ここでは椿は春の花.(ただ,蕾の見当たらない株もちらほらあって,より早く咲く品種は既に咲き終わったのかもしれません.)
それでも,蕾が色づいたり開花が見られる品種が全部で6品種確認できました.
えぞ錦,あけぼの,氷室雪月花,はごろも,ぎんかくじ(あか)やぶ,ひぢりめん 緋縮緬(ひじりめん).
どれも一〜二輪の開花でしたが,ひぢりめんの美しさに感心.
青椿つぼみ隠(こも)らふ八十葉(やそは)むら浄(きよ)らに冬の沈黙深し (月華の節) 一九八八 馬場あき子