ソーセージ11 「タイ/ラオスのサイウイ,ネーム.タイのサイクロークイーサーン 世界のソーセージ(9)」 旧ラオス王家の好物だったサイウアには豚のひき肉,ハーブ,スパイス,ゲーン・クア(ケンクア)レッドカレーペーストが含まれ,もち米や他の料理と一緒に焼いて食べるか,スナックや前菜として出されるのが一般的.サイクロークイーサーンは,タイ東北部地方発祥の発酵ソーセージです.ネームはラオス料理やタイ料理の赤い色をした半乾燥の乳酸発酵豚肉ソーセージです.地域によって,さまざまな好みの味があります.

ソーセージ=「牛や豚,羊などの腸等のケーシングに味付けした肉を細かく刻んで詰めたもの」は,欧米で発展しましたが,アジアの伝統食品にも同様の食品があります.

昨日は中国のシァンチャン(香腸)とラプチョン(臘腸)を取り上げましたが,

今日は,タイ・ラオスの腸詰め食品を取り上げます.

 

解説は,ウィキペディアから.

これらの解説は,英語版ウィキペディアの日本語訳が日本語版ウィキペディアに掲載されています.

一応,英語版のDeepL翻訳を以下に記しますが,日本語版と大きな違いはありません.

 

サイウイ タイ/ラオス

https://en.wikipedia.org/wiki/Sai_ua

サイウア(タイ語: ไส้อั่ว, ラオス語: ໄສ້ອົ່ວ, 発音[sâj ອùa])は,タイ北部,ミャンマー東北部,ラオス北部の焼いた豚ソーセージです.

タイではタイ北部ソーセージまたはチェンマイソーセージとも呼ばれ,北部地方の定番料理となっています. ラオスでは,サイウアは,ラオスの北部に位置する古代王都ルアンパバーンで生まれたラオスソーセージの一種を指す古語です.サイ・ウアは,国王の個人的な料理人であり儀式のマスターであったフィア・シン(1898-1967)によって書かれた旧ラオス王家の好物料理集に記載されており,今日ではいくつかの人気のある伝統的なラオス料理の一つです.

https://www.google.com/search?ルアンパバーン ラオス タイ

サイウアには豚のひき肉,ハーブ,スパイス,ゲーン・クア(ケンクア)レッドカレーペーストが含まれており,もち米や他の料理と一緒に焼いて食べるか,スナックや前菜として出されるのが一般的です.伝統的にサイウアは自家製のソーセージでしが,今日では店で簡単に手に入ります.

 

なお,日本語のサイトでも,レシピの紹介や商品の販売が行われています.

https://ethnic-as.net/selection100/recipe/northern_thai_spicy_sausage/

https://www.thai-market.co.jp/SHOP/fro005.html

 

サイクロークイーサーン タイ

https://en.wikipedia.org/wiki/Sai_krok_Isan

サイクロークイーサーン(サイクロークイサーン タイ語: ไส้กรอกอีสาน,発音: [sâjkrɔ̀ːk ʔīːn])は,タイ東北部地方発祥の発酵ソーセージです.豚肉と米で作られ,バーズアイチリ,生のキャベツ,スライスした生姜と一緒にスナックとして食べるのが一般的です.

https://ja.wikipedia.org/wiki/イーサーン料理

 

ネーム タイ/ラオス

https://www.google.co.jp/search? Naem a pork sausage in Lao and Thai cuisine

https://en.wikipedia.org/wiki/Naem_(food)

ネーム(タイ語: แหนม, ラオス語: ແໜມ, 発音[nɛ ̌ 남, nham, naem moo, som moo, naem maw, chin som)は,ラオス料理やタイ料理の赤い色をした半乾燥の乳酸発酵豚肉ソーセージです.

生の豚肉と豚皮のミンチ,大量の炊いたもち米,唐辛子,ニンニク,砂糖,塩,硝酸カリウムを用いて作られます.ミックスが準備された後,バナナの葉,合成ソーセージのケーシング,または筒状のビニール袋に包まれ,3〜5日間発酵させます.

賞味期限が短く,多くの場合,発酵後に生のまま食べますが,ネームの卵炒め,ネームカオ,ネームファットウンセンサイカイなど,様々な料理の材料として使われます.また,副菜としても供されます.

東南アジアではポピュラーな食品で,地域によって,酸味や辛味のバリエーションなど,さまざまな好みの味があります.

 

ネームについても,日本語でレシピが公開されています.またタイマーケットでも手に入れることはできるようです.

https://www.google.com/search?ネーム タイ