ムクゲの季節.
昨日のブログに書いたように,私の大好きな鎌倉おんめさま(大功寺)にも,2本のムクゲが.
ピンクが美しい株です.
そして,おんめ様には,ムクゲの近縁のハマボウも植えられていました.庭の奧で,裏から覗くようにしないと見逃してしまいますが---
黄色がなかなか美しいですね.
ハマボウ=黄槿
本州の三浦半島以西,四国,九州,沖縄の暖地の海岸に生える.
高さ約二メートル.若枝,葉裏,果実には白い軟毛を密生する.葉は互生して柄をもち,ほぼ円形で縁に鋸歯(きょし)がある.夏,枝先の葉腋に径約五センチメートルの漏斗状の五弁花をつける.
花は黄色で中心が暗紅色を帯び一日でしぼむ.
きむくげ.はまぼ.〔日葡辞書(1603‐04)〕
アオイ目 Malvales,アオイ科 Malvaceae,フヨウ属 Hibiscus,
ハマボウ H. hamabo
とされてきましたが---
現在は,フヨウ属ではなく,Talipariti タリパリティ属とする場合が多いようです.
いずれにしてもムクゲの近縁であることに変わりなく,系統樹上では次のように位置づけられていました(一例)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S088875431930062X
ムクゲの近縁種には,同属のフヨウ,ハイビスカスの他に,ワタ,オクラ,ドリアン,カカオなどの利用価値が高い植物があります.花はどれもとてもよく似ています---- ドリアン,カカオはかなり異なる?
Durio zibethinus - Alchetron, The Free Social Encyclopedia
File:Theobroma cacao flowers at Kunnathurpadi (2).jpg - Wikimedia Commons