江の島へ渡る弁天橋には,ヤシが植えられ,立派な並樹になっています.
よく見ると,花が咲いていました.
ヤシの種類は,はっきりわかりませんが,PictureThisは,「ワシントンヤシモドキ」と判定.
ワシントンヤシに似ているためにこのような名前がつけられたのでしょうが,「もどき」という名は,偽物を連想させ,本来は避けるべき名前かと思います.植物の種類に本物も偽物もないわけですから.
ワシントンヤシモドキの学名Washingtonia robustaで検索すると----
次のような画像が検索されてきます.江の島弁天橋のヤシと似ていますね.
https://www.google.com/search? Washingtonia robusta
英語版ウィキペディアによれば
Washingtonia robusta
https://en.wikipedia.org/wiki/Washingtonia_robusta
「Washingtonia robustaワシントン ロブスタは、メキシカン ファン パーム、メキシカン ワシントン、またはスカイダスターとして一般名で知られる.バハ・カリフォルニア半島とメキシコ北西部のソノラ州の一部に自生し,多くの地域に帰化しているのが確認されているヤシの木.ワシントンヤシに比べて幹が細く,葉の緑が暗い」とのこと.
確かに他のヤシの木に比べ幹が細いように思います.スマートで好感の持てるヤシの木.
ヤシの木を詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
つづき居る椰子の木立のひまもりて入日の雲のくれなゐ見えつ 斎藤茂吉 つゆもじ
我が部屋の椅子の上にて椰子の実が青く芽をふく夜のたのしさよ 前田夕暮 生くる日に
椰子の実の椰子の梢にからからと鳴りて明るきひと日なりけり 北原白秋 雀の卵
海を背に生ひたつ椰子の葉のさやぎさへぎりもなく風にふかるる 長澤美津 車
やつれ椰子風に吹かるる東京の波止(はと)より一夜寝る距離の旅 馬場あき子 月華の節