このブログの肉料理シリーズは,主に,Tasteatlasによる肉料理ランキング
https://www.tasteatlas.com/meat-dishes?filter-type=products
をもとに構成していますが---
このランキングで,ヨーロッパの国の中で,最も高い評価を得ていると思えるのが,ギリシャの肉料理です.
例えば,トップ200に入っている料理の数ではヨーロッパで一番多いかと思います(まだ正確には数えてみませんが).
フランスは4種類
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2025/01/24/235340
イタリアは7種類
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2025/02/01/235901
なのに対し,
ギリシャは9種類!
https://www.tasteatlas.com/meat-dishes?filter-type=products
https://www.tasteatlas.com/best-rated-meat-dishes-in-greece
日本では,ほとんど知られていないような料理が多いかと思われますが(私は全くの素人なので知らない名前ばかり),
この中では,ギロス(ギュロス,ギロ,ジャイロ)とスブラキは,ネット上で日本語の解説がかなりみつかります.
今日は,この内,Tasteatlasによるギロスの解説と,その後に,同じ地中海料理であるイタリア料理とギリシャ料理の違いを検索した結果をAIによるまとめの形で掲載します.
Gyros/Yύρος
https://www.tasteatlas.com/gyros
ギロス(ギュロス,ギロ,ジャイロ)
ギリシャの屋台料理として最も人気のあるもののひとつであるギロスは,豚肉や鶏肉(ギリシャ国内)または羊肉や子牛肉(海外で人気)などの肉を縦に串刺しにして焼いたものです.肉は薄くスライスされ,通常はピタパンに,ザジキなどのソースとトマト,玉ねぎ,レタス,きゅうりなどの野菜とともに挟んで食べます.
ギリシャ語の「gyre(回転する)」に由来する「gyros」という言葉は,肉が焼かれる回転する串を指しています. アレキサンダー大王の時代に,兵士たちが剣に肉を刺して火で焼いていたのが始まりだという説もあります.
また,1922年にコンスタンティノープルとスミルナからの難民によってギリシャに持ち込まれたという説もあります. 難民の多くは商人となり,壁に小さな穴を開けた店でギロを販売しました. 第二次世界大戦後,ギロは人気を博し,ヨーロッパ,オーストラリア,米国へと広がりました.
今日,ギロスは世界中で最も人気の高いストリートフードのひとつとして知られています.
作り方
https://www.tasteatlas.com/gyros/recipe
薄くスライスしたジューシーな肉を,香り高いザジキソースと熟した夏野菜で飾り,ピタパンに挟んだもの,それがギリシャで最も人気の高いストリートフードのひとつ,ギロスです.
準備に時間がかかり,特別な機械も必要となるため,ギロスをファストフードと呼ぶのは適切ではありません.
まず,通常は豚肉や羊肉(牛肉や鶏肉も選択肢としてあります)の薄切り肉を,オリーブオイル,塩,こしょう,酢,タイム,オレガノ,ローズマリー,パプリカなどの香辛料(一部のみを記載)をブレンドしたものに漬け込みます.一晩マリネした柔らかくなった肉を,円すい形になるように縦の串に巻きつけ,隙間ができないように押し付けます. その後,このジャイロ・コーンをロティサリーグリルに置き,焼いている間に脂が溶けるように,脂身の薄切りを上に乗せることもあります. 串は垂直のままゆっくりと回転させます.ギロスという名前は,回転するという意味のギリシャ語に由来しており,肉は外側からゆっくりと焼かれます.
ギロスの肉は,電気カミソリのような特別な器具や,昔ながらの切れ味の良いナイフで削り取られ,ピタパンにザジキソース,玉ねぎ,トマト,そしてフライドポテトなどを添えて挟んで食べます.家庭で調理する場合,いくつかの方法があります.フライパンで薄切りの肉を炒めるか,挽肉をオーブンで焼いてからスライスする方法です.
Similarities and differences between Greek and Italian meat dishes
Similarities and differences between Greek and Italian meat dishes
ギリシャとイタリアの肉料理の類似点と相違点
AIによるまとめ
ギリシャとイタリアの肉料理は,地中海式料理を基礎としており,オリーブオイル,新鮮なハーブ(オレガノ,バジル,タイム),そして主なタンパク源としての羊肉といった類似した食材を使用していますが,主な違いは使用する肉の部位,スパイスの種類,調理法にあります。
ギリシャ料理はシンプルなグリル料理が多いのに対し,イタリア料理はより複雑なソースや加工肉を取り入れています。
類似点:
共通のタンパク源:どちらの料理も羊肉,豚肉,そして時には牛肉を多用します。
ハーブとスパイス:オレガノ,バジル,タイムなどのハーブを共通して使用します。
グリル調理法:どちらの文化でも肉をグリルするのが一般的です。
地中海の影響:どちらの料理も地中海式調理法に深く根ざしており,新鮮な野菜とオリーブオイルを重視しています。
相違点:
肉の切り身:
ギリシャ料理では骨付きの小さいラム肉の塊がよく使われますが,イタリア料理ではより大きな塊肉をより手の込んだ調理法で用いることがあります.
スパイスの特徴:
ギリシャ料理ではオレガノの風味がより際立っている傾向がありますが,イタリア料理では地域によってさまざまなスパイスが用いられます.
塩漬け肉:
イタリア料理はプロシュートやサラミなど,さまざまな塩漬け肉で有名ですが,ギリシャ料理ではあまり見られません.
調理法:
ギリシャ料理はシンプルなグリルやローストに重点を置くことが多いのに対し,イタリア料理ではより複雑なソースや蒸し煮の調理法が用いられることがあります.