昨日,墓参の帰りがけに,大庭城址公園に立ち寄りました.
かつて大庭景親が居住したとも言われる城を,太田道灌が修築した城跡が公園として整備されています.
NHK大河ドラマのおかげで大庭景親の名前がかなりポピュラーになっているかとは思いますが---
https://www.google.co.jp/maps/place/大庭城址公園
https://ja.wikipedia.org/wiki/大庭氏
https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1469159951490813953」
藤沢市の紹介文:
相模野台地の南端,引地川の右岸の台地の上に大庭城址の旧跡が残され,県南部における唯一の中世城郭址として旧地形が保存されたまま公園となっている.
城址にひっそりと立つ大庭城蹟の碑文には,
此地大庭景親ノ居城ト云フ,後上杉定正修メテ,居城セシガ,永正九年子朝良ノ時,北条早雲ニ政略サレ,是ヨリ北条氏ノ持城トナッタ。廃城ノ年代未詳空塹ノ蹟等,当代城郭ノ制ヲ見ルニ足ルモノガアル。
昭和七年九月 神奈川県
と刻まれている。
この城は,かつて平安時代,この付近を領有した大庭氏が築いたものと伝えられ,太田道灌(どうかん)が修築し,15世紀末から16世紀初頭には,道灌の主たる扇谷上杉定正・朝良の父子が相継いで居城したが,永正9(1512)年北条早雲の攻略するところとなり,廃城したものと言われる.
かなり広い公園で,特に桜の季節は賑わうのですが,11月ともなると,残念ながらあまり見所はありません.ワオーキングには最適ともいえます.
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/ohba_endo_gosyomi/04.html
広い芝生の周りに植えられている沢山の桜は,ほとんど葉を落としていました.
広い芝生にいる人はちらほら.
歩き始めた子供の写真を一生懸命カメラに捉えているご両親は微笑ましいかぎり.
園内で,何本か目立って大きいのはクスノキ.
紅葉が美しいのはニシキギ.コブシもまあまあ.ただし,どちらもまだ木は小さい.
さすがの美しさを見せていたのはツタ.
ただしこちらは駐車場横の林という,目立たない場所.
この公園のシンボルツリーは,クスノキではなく,メタセコイア.三本重ねて植えられている姿は,なかなかのもの.
イチョウと並んで,現代の化石植物として知られていますね.
1941年に京都帝国大学講師(当時)であった三木茂博士が化石の属名として命名していたが,奇しくも同年,地元民の口コミを元に中国西南部(四川省と湖北省の境)の磨刀渓という部落を訪れた中国農林省の王戦氏が生きたメタセコイアの標本を持ち帰り,数人の学者らの研究を経てその存在を明らかにした.(庭木図鑑 植木ペディア https://www.uekipedia.jp/落葉針葉樹/メタセコイア/ )
挿し木でも増やすことができるそうで,今では珍しい植物ではないとのことですが,わたしは初めて目にしました.立派な樹です.
滋賀県高島市は,「メタセコイア並木」を観光の目玉の一つとして宣伝しています.
https://takashima-kanko.jp/spot/metasequoia.html https://koyo.walkerplus.com/detail/ar0725e12687/image1.html#photo