果物の美味しい秋.
柿,葡萄,梨,無花果----
https://shop.sweetsvillage.com/blogs/knowledge/about-japanese-pear
https://delishkitchen.tv/articles/917
https://delishkitchen.tv/articles/944
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=71
私が最も秋らしいと感じるのは柿かなと思いますが:
ネット上に「秋の果物に関するアンケート」が掲載されていて,このアンケート(2015年)でも,秋らしさを感じる果物の1位は柿と栗.
(栗が果物かどうかはやや疑問ですが)
ただし,男女とも一番好きな人が多いのは梨とのこと.
生活者調査「おやゆびアンケート」
https://www.lifedesign.co.jp/oyayubi-detail.html?post=106
18.秋の果物に関するアンケート
▽ 強く秋を感じる果物は?
との問いには、全体では約7割の人が「栗」と「柿」を選択。続いて、約半数の人が「梨」を、3割の人が「ぶどう」を選択しました。
1位から4位までは男女ともに同じ順位となりましたが、続く5位には女性では「いちじく」、男性では「りんご」がランクインしました。
▽好きな果物は?
との問いには、男女ともに7割弱の人が、シャリシャリとみずみずしい食感とさわやかな甘さが特長の「梨」を挙げ1位となりました。2位には「ぶどう」が入り、全体の5割の人が好きと回答しています。
柿の実を詠んだ短歌を昨日掲載しました.
今日は,梨,葡萄,無花果を詠んだ短歌を掲載します.とはいってもこの三つの果物については,昨年すでに短歌を紹介してるので再掲です.
https://delishkitchen.tv/articles/917
ナシを詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
梨はむと富士にむかひてひらきたるわが口を吹く初秋の風 前田夕暮 深林
こほろぎのしとどに鳴ける真夜中に喰ふ梨の実のつゆは垂りつつ 若山牧水 くろ土
梨子(なし)二つ葡萄四五房机辺に置き唯に見る物にしてをり吾は 尾山篤二郎 平明調
みづみづしかがやく珠をまもらむと袋をかけて梨はしづまる 生方たつゑ 雪の音譜
男たる鬱を抱きて帰り来つ梨むく妻へ梨食ふ子らへ 高野公彦 淡青
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ブドウを詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
手づくりの葡萄の酒を君に強い都の歌を乞ひまつるかな 山川登美子 恋衣ー白百合
沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ 斉藤茂吉 小園
童貞のするどき指に房もげば葡萄のみどりしたたるばかり 春日井健 未青年
ひと房の葡萄をもてば君が手に流るる如く秋の紫 福田栄一 きさらぎやよひ
乾葡萄(ほしぶどう)喉より舌へかみもどし父となりたしあるときふいに 寺山修司 血と麦
ぶだう呑む口ひらくときこの家の過去世の人ら我をみつむる 高野公彦 汽水の光
季節にも貌(かほ)ある如くマスカット白桃を剝く掌(てのひら)の冷え 深井美奈子 青き胡桃
甲斐が嶺は白き夏雲夏空のま底は熟るる葡萄の大地 馬場あき子 葡萄唐草
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イチジクを詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
いきどほろしきこの身もつひに黙(もだ)しつつ入日のなかに無花果を食む 斎藤茂吉 あらたま
生きていてああよかったと朝露にしっとり濡れし無花果を食む 香川進 氷原
しげりたる青葉のひまに無花果の実が殖えてゆく梅雨ふる日々に 佐藤志満 水辺
ひめやかに幼ならに来しさきはいか葉がくれに乳房にほふ無花果 木俣修 歯車
宵々の露しげくしてやはらかき無花果の実に沁みとほるらむ 佐藤佐太郎 地表
無花果の繁みに遺(のこ)る少年期も嗅ぎつけられる蟻攀(すが)りゆく 平井弘 顔をあげる
無花果の青葉明るき下ゆくと妻病みてよりわが愉しまず 田谷鋭 水晶の座
恋を好むひと多すぎる無花果を食めば愚かに泣けて泣けて 山田富士郎 アビー・ロードを夢みて
昨年の記事
梨:https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/09/11/235824
葡萄:https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/09/03/235705
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/09/04/234900
無花果:https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/09/04/234900
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/09/10/185217