ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ20
サヴァラン
フランスの美食家の名前がつけられたケーキ.最近は食べていませんが好きなケーキの一つ.
https://www.google.com/search?q=日本の洋菓子店で売っているサヴァラン
「サヴァランとは?」を日本語,フランス語(もちろんDeepLの助けを借りて)で調べてみました.
日本語
https://www.google.com/search? サヴァランとは
発酵生地を王冠形の型に流して焼き,シロップに浸してクリームなどで飾った菓子(柴田書店料理百科事典)
洋酒をしみ込ませたブリオッシュ生地(卵・バター・牛乳・砂糖をたっぷり使った発酵生地)にクリームを合わせた大人向けのケーキです(不二家)
フランス語
https://www.google.com/search? Qu'est-ce que Savarin ?
リキュール・シロップに浸した柔らかい生地で作る王冠型のケーキ.(Dictionnaires Le Robert)
ババ生地で作ったケーキにシュガーシロップをかけ,ラム酒で味付けし,クレーム・パティシエール(=カスタードクリーム)やホイップクリームをトッピングしたもの.(Définitions : savarin - Dictionnaire de français ... )
形容は様々ですが,
「ブリオッシュ生地,洋酒/リキュールシロップ/ラム酒に浸す.王冠状,クリーム(生クリームorカスタードクリーム)でトッピング」の特徴を持つケーキと言えます.
よくわからないのは,フランス語解説の「ババ生地」.サヴァランのもととなった,ババ・オ・ロムの生地だと思います.
サヴァランは,19世紀中頃に人気のあったババ・オ・ロムをオーギュストジュリアンがアレンジして生まれたケーキとのこと.
以下,ババケーキとサヴァランについての解説から.
THE BABA COLLECTION
(DeepL翻訳)
ババ・ケーキは古典的な菓子作りの定番であり,世界で最もよく知られたデザートのひとつである.
もともとはポーランドやロシア発祥のケーキだった.1737年から1766年までロレーヌ地方に亡命していたポーランド王スタニスワフ・レシチン́スキが,このケーキをフランスに持ち込んだ.そのレシピは,アルザス地方とロレーヌ地方で絶大な人気を誇る伝統的なケーキ,ゲルハップフのレシピと組み合わされた.
伝説によると,当時,公認菓子職人であったシェフ,ニコラ・ストーラーが,辛口のブリオッシュをマラガワインに浸し,サフラン,カスタード,レーズンを加えるという素晴らしいアイデアを思いついたという.千夜一夜物語の熱心な読者であった国王は,このブリオッシュをアリババ(ポーランド語で「良い女」という意味もある)と命名した.
その後,ニコラ・ストーラーがレシピを完成させ,パリのモントルグイユ通りにある彼のパティスリーの名物となった.
1884年,パリの菓子職人ジュリアン兄弟がサヴァランを考案した.ババから派生したサヴァランは,有名な美食家ジャン・アンテルム・ブリヤ=サヴァランに敬意を表して名付けられた.レシピは基本的にババと同じだが,レーズンは加えていない.通常,大きさは小さめで,リング型で焼かれ,中央の穴にはシャンティクリーム(砂糖を加えた生クリーム)とフルーツが詰められている.
フランス伝統菓子図鑑によれば,
「最近では,ババとサヴァランの境界線が緩くなっているようだ」とのこと.
確かにフランス語で「フランスで売られているサヴァラン」,そして「フランスで売られているババ・オ・ロム」を検索すると,その違いはわずかに見えます.また,初めに示した,日本のサヴァランはフランスのババ・オ・ロムに似ているように思います.
なお,フランスでは,トッピングのないサヴァランも販売されています.自分好みのトッピングをできるのでしょう.
https://www.google.com/search?client=Savarin vendu dans les pâtisseries en France
https://www.google.com/search?q=Baba au rhum, vendu dans les pâtisserie en France
能登半島大震災 今日のニュースから
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240119/k10014326841000.html
https://www.tokyo-np.co.jp/article/303693
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b5c2955cd6b2177a2a60e5e38b2d625656a04cb
発生から2週間以上が経過しても支援が不十分で、感染症や震災関連死が増加しているとして、紺野広院長は「今までの災害時の教訓が生かされていない」と憤りを隠さず、行政対応の課題を指摘した。
---
「市内全てのクリニックが診療できない状態。断水などの影響で基幹病院の市総合病院も医療破綻に至っていた」
「電気や携帯電話の電波は復旧しているが、上下水道はまだ。道路は壊滅的で物資が届かず、空路からも届けてくれないかと思った」
「いまだに段ボールベッドが足りず、冷たい床で寝ている被災者がいるというから驚きを禁じ得ない。道路が悪くても救護班が被災地に入れたのだから対応できるはずだ」