寒い日が続きます.
温かい食べ物が恋しくなって,鍋物を三日も続けてしまいました.昨日は「鱈ちり」とおもってスーパーへ出かけたら,遅かったせいか売り場に見当たらず.代わりに養殖鯛を購入.
今日は間違いないように,鎌倉一の魚屋へ.
タラも沢山並んでいました.鍋用には手間いらずの塩鱈を購入.ちなみに塩鱈はアメリカ産,生は北海道産でした.
タラといえば,マダラのことですね.
タラの仲間で最も漁獲量の多いスケトウダラ(スケソウダラ)は.練り製品等に使用されるそうで,そのままの形で魚屋の店頭に並ぶことはめったにありません.(昨日,マダラが売り切れていたスーパーには一パックだけ置いてありましたが).
マダラ:成魚の体長は50~100cm程度、大きいものでは120cmを超える.
スケトウダラ:成魚の体長は40~70cm程度、大きいものでも90cm程度.
https://lowch.com/archives/8502
タラは,国内でもかなり獲られているのですが---
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/gyogyou_seisan/gyogyou_yousyoku/r3/index.html
日本で獲れる量の2倍ほどが輸入されています.トップシェアはアメリカ(79.4%).塩鱈はほとんどがアメリカ産であることに納得.
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/r01_h/trend/1/t1_4_4.html
以前,切り身と言えば塩鱈ばかりでしたが,最近は生鱈の切り身が多く売られ,ムニエル,フライ,煮付け等で人気かと思います.
鱈の生を一尾で売っているのは私は見たことがないのですが,かつては売られていたのでしょう.次のような短歌が詠まれています.
今でも,もちろん,所によっては一尾単位で売っているでしょうね.
腹裂けば虹たつごとし寒鱈の臓腑はよよと流れ出でけり 馬場あき子 月華の節