「鎌倉市農協連即売所」(連売所)では,様々なニンジンを販売していました.
黄色や黒紫色のもの,東洋種もありました.栽培しようと思えば種を買うのは容易な体制ができているんですね.
現在の日本では,「西洋種」のニンジンがほとんで,中でも「5寸ニンジン」と呼ばれる,オレンジ色で丈の短い種類が市場を席巻しています.かつて主流であった丈の長い品種は現在ではほとんど見られなくなっていました.
赤みが強い「東洋種」も栽培されてきましたが,今ではほとんど見かけません.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/02/15/025552
http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/1102/yasai1.html
現在のヨーロッパの市場でも,やはりオレンジ色のものが主流のようですが,形,色とも、日本より多様.鎌倉連売所のニンジンはヨーロッパの市場に似ている?
ニンジンは,日本で5番目に多く食べられている野菜(10年前のデータですが).
色の違うニンジンの栄養成分については,情報がありません.ビタミンとしてはカロテンが圧倒的に多いという点ではおそらく大きな違いはないのではないかと思っています.
ニンジンは,ビタミンB群を他の野菜と大差なく含んでいますが,もともと野菜にはビタミンB群は少ないので,栄養的な貢献度は小さいといってよいかと思います.
セリ科の植物
ニンジンは,セリ科セリ亜科スカンジックス連ニンジン亜連ニンジン属の植物.
セリ科の植物特有の花を咲かせます.
野菜の花 果樹の花 (2004年10月 ニンジン) - 神奈川県ホームページ
葉も美味しいのですが,売り場に並ぶことはほとんどありませんね.