今年は,柿のなり年.大豊作ではないものの,30個以上は収穫.
傷んでいるものも多く,思案の末,柿ジャムをつくることに.
NHK今日の料理・大原千鶴さんのレシピを参考にして--
甘柿ジャム
https://www.kyounoryouri.jp/recipe/22059_
材料
(つくりやすい分量)
・柿 2コ(正味250g)
・砂糖 50g
・りんごジュース (市販/果汁100%) 大さじ2
・柚子(ゆず)の搾り汁 大さじ1+1/3
つくり方
1
柿は皮、ヘタ、種を除いて1cm角に切る。耐熱容器に入れ、砂糖を加えて混ぜる。ラップをせずに電子レンジ(600W)に3分間かける。
2
1にりんごジュースを加えて混ぜ、電子レンジ(600W)に5分間かける。柚子の搾り汁を加えて混ぜ、電子レンジ(600W)に3分間かける。
とてもおいしかったのですが----
いつものいい加減さから不満も残る結果に.
柚子の絞り汁をレシピの三倍ほど入れてしまったため,柿の味があまりしなくなってしまった!
柚子の用途は多岐にわたるので,他の料理に使えたのに---
それでも柿ジャムと意識しなければ,とてもおいしいジャムができました.
以下,柿を詠んだ歌 第二回.
第一回は,
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/10/16/235520
古への大和言葉の跡とめてはるかにあふぐ柿のもとかな 藤原信実 未木抄
柿の実のあまきもありぬ柿の実のしぶきもありぬしぶきぞうまき 正岡子規 竹の里歌
柿一つ赤く大きを見出でたりならぬ年ぞとあきらめし木に 窪田空穂 丘陵地
柿の蔕(へた)黒くこごれる枝見ればみ冬はいたも晴つづくらし 北原白秋 白南風
第一回で取り上げた歌
楢山の窪みくぼみの村落に柿の実しるく色づきにけり 島木赤彦 氷魚(ひお)
油燈(ゆとう)にて照らし出されしみ仏に紅あざやけき柿の実一つ 斎藤茂吉 連山
次郎柿枝もたわわに生いたると見つつ行くだにゆたけかりけり 半田良平 幸木
柿の木に礼をつくして柿の実を梢に三粒捥ぎ残したり 山崎方代 迦葉