クジャクアスターがようやく咲きました.
1週間前のこと.
毎年開花を心待ちにするのが私の秋.長梅雨のせいで今年は生育が悪く,開花も遅れてやきもきしていました.
白花やピンクのクジャクアスターも育てたことがありますが,一番気に入った色がこの薄紫色.そして一番丈夫だったことも幸いして15年以上,毎年楽しませてくれています.
このブログでも何回も取り上げていて,繰り返しになりますが---
以下「孔雀アスターはAsterではない」話を改めて.
宿根アスターの内,小さな花が無数に咲くタイプを,日本では孔雀アスターと総称.
北アメリカ原産で,多数の交配種があります.
「アスター・エリコイデスとキダチコンギクの園芸品種,および‘白孔雀’とユウゼンギクとの交配種などが中心」(NHK 趣味の園芸 宿根アスターとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版 )
https://omorigarden.shop-pro.jp/?pid=132094584 キダチコンギク - Wikipedia
四季の山野草(シロクジャク) ユウゼンギク 新・花と緑の詳しい図鑑
高さ70~180cm,多くは120cm前後.上部で細い枝を多数伸ばして1~2cmの小さな花を無数に咲かせます.色彩は白を基本として,薄いピンク,紫,青紫があります」(NHK 趣味の園芸)
分類としては当然シオン属(Aster アスター属)かと思いきや---
確かに以前はシオン属(Aster アスター属),しかし,
「DNA解析による分子系統学の進展により,北アメリカに自生する旧シオン属の種は,シオン属を外れ,10属に再分類されました」(ウィキペディア)
そして,アスター・エリコイデス,キダチコンギク,‘白孔雀’,ユウゼンギクが分類されたのがシムフィヨトリクム属(Symphyotrichum).
舌をかみそうな名前で,覚えることができませんが.
シオン属(Aster アスター属)には,シオンの外,ノコンギク,ヨメナ,ミヤコワスレなどが残されています.
ノコンギク - Wikipedia ヨメナ - Wikipedia
ミヤコワスレとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
なお,一年草の“アスター”として販売されている園芸種はエゾギク属.
https://sakata-tsushin.com/oyakudachi/lesson/flower/post_48.html
そして,これら全ては,アスター連の植物で,系統樹上ではキク連のすぐとなりが,アスター連となっています.