「さあ,始まりました.まんぷく農家メシ!でございます」
「え〜暑いですね」「暑いです」
「今回は宮崎県でございます.ブーゲンビリア空港の前から,オープニングを行っております」「なるほど」
「新婚旅行とか,プロ野球のキャンプとかもありますけど,今日,何か,やけに機嫌が良いんですけど」「はい」
「今回テーマはマンゴーでございますけど」「すばらしい」「ハハハハハ」
「マンゴーの歌,知ってますか?」
「知らないです.歌ってください」「チャンチャカチャカッチャ,ウ〜,マンゴー!」
「やっぱりか!」
NHK BSプレミアム 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ!
宮崎県宮崎市の「マンゴー」1
ど〜も.鈴木奈々です!今回頂くのは,私も大好き,マンゴーです!
目にも鮮やか,マンゴーづくしの贅沢パフェに----マンゴーと魚介.意外な組み合わせのカルパッチョ.そして,フルーティーな香りがたまらない照り焼きチキンバーガーも紹介しちゃいます.
南国気分満点.マンゴーの農家メシを頂きま〜す!
今回の舞台は,1年を通じて,温暖な宮崎県宮崎市.
宮崎市では30年ほど前から,マンゴーの栽培に力を入れてきました.今では,マンゴーと言えば宮崎と言われるほど有名ですよね.
中でも最高級とされる「太陽のタマゴ」は,贈答品として人気です.(映像では4L一玉11880円)
さあ,今回頂く農家メシはこちら.
1軒目「究極の贈答品!宮崎完熟マンゴーを召しあがれ」
「究極の贈答品.そうですよ.だからですよ.高価ですから.召し上がれ〜」「いいじゃないですか.一発目から!」「ね!」「マンゴーで埋めてちょうだいよ!」「ハハハハハ.今日は,もう梅沢富美男,マンゴーに埋まりたい?埋めて欲しい」
2軒目「マンゴーにフォーリンラブ♡.1年中楽しめるビネガーレシピ」
「一年中食えるんだ」「だから,お酢に漬けるってことでしょ?」「あ〜そーか」
3軒目「目にもおいしい!ぜいたくマンゴープレート」
「これ良いじゃないですか」「おかずとか,なるんですかね?」「なるでしょ!なんでもマンゴー横にのせとけば,十分美味しいですから」「今日,ホンマに大味すぎるよ」(笑い)
「はよ,行こ!はよ行こ.どっち?どっち?」
それでは出発しましょう.運転はいつものように梅沢さんです.
1軒目「究極の贈答品!宮崎完熟マンゴーを召しあがれ」
「私も,果物はそう好きなタイプじゃないんですけど,マンゴーは好きです」「いいですね」「桃もすきですけど」「あ〜,桃も良い」「桃より,マンゴーが好きです!」「ハハハハハ。今日,機嫌がいいですね」「はいはい」
1軒目の農家さんに到着です.
迎えたのは,
黒木栄寿(しげとし)さん(マンゴー農家20年,62歳),次男将次さん(35歳).
「大変ですか」「いや,面白いです」
「面白い!」「結果が出ると面白いですね.収穫も楽しくなります」
「ちょっとハウスん中入って,どんなふうに作ってんのか,見させてもらってもいいですか?」「はいはい,どうぞ,どうぞ」
「こちらです」
「うわ〜,あっ,きれい!一個一個ちゃんとしてる」
マンゴーってこんなふうになってるんですね.初めて見ました.一つ一つネットがかけてあります.
黒木さんのお宅は,全国でもトップクラスの規模の大きなマンゴー農家.家族5人で頑張っています.
「すごいですよ.風景が」
(踏み台がわりのはこの上に乗って)「お,すごい.奥の方〜までマンゴーがあります」
「ありゃりゃりゃりゃ,向こう見えないじゃない」
「見えないぐらい向こうまで.100メーター以上ありますよね?ないですか?100メーター以上」
「100メーターちょうどぐらいです」
「でしょ?」
「100メーターぐらい奥までびっしり,完熟マンゴーが.これは,お父さん,全部1個ずつ,ちゃんとネットに手作業で?」「ですね」
「ていうか,これ,向こうのやつ,ネット使用しようと思ったら,どうやって行くんですか?」「潜っていきます」
「潜って!大変やな〜これ.今ネットかかってるマンゴーって,どれ位あるんですか?」
「ここが一応,面積が30アールあるんですが,これに,一応2万1千個ぐらい,ネットかけました」
「2万1千個ネット?何人でやってるの?」「5人です」
「5人で2万個」「めちゃめちゃすごいな〜」
「これもそろそろ完成ですかね?」「ですね」
「色が,赤の色がちょっと濃い」「あ〜確かに,確かに」「あと3〜4日で落ちる」
「落ちる?」「うん」
「これ,お父さん,こう今,こうなってるでしょ?針金でね,落ちるってどういうことなんですか?」「落ちるといったらですね---ちょうどここのヘタの所から,自然に落果するんですよ.そのためにネットをかけている」
「は〜」「ここから,外れるっていうことですね」「ですね.完熟すると自然に落ちるわけですよ」
マンゴーは,色が紫から赤に変わって,3日〜4日たつと,自然に落ちるんです.
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よ〜く見ててください.
(落ちる瞬間の映像)
ギリギリまで期で熟すことで,香と甘みがまします.
そのために,一つ一つ,ネットをかけていたんですね.
「ほら,落ちてる.落ちてる落ちてる,ホンマや.ちょっと.見て見て,これ落ちてる」
「あれも落ちてる」「これ立派だな」
「これはだからもう〜今朝ぐらいに落ちたやつですよね」「はい」
「これを,ネットからはずすってことですか?収穫っていうのは」「そうです.収穫の作業でいうと,ネットをフックから取り外して」
「これ,はずしちゃっていいの?」「はい」
「これで?」「そうですそうです」
「これで」「あとは,もうネットから出すだけ」「一丁上がりっと」「そうです」
「これ,いい色です.この子,美人さんですよ」「美人さん,かわいい」「ほら」「あらららら」
「匂ってみてください」「すごい!いい匂い」「今日はうれしそうやな」「ウ〜マンボ!」
「マンボじゃない.マンゴーや」
収穫したマンゴーは,選果場で重さや糖度などをチェックします.
その中で,重さ350グラム以上,糖度15度以上のものが,ブランドマンゴー「太陽のタマゴ」になるそうです.
全体の15%ほどしかないそうですよ.
梅沢さんが収穫したマンゴーも,重さと糖度を測ってみましょう.
「652グラム 18.7度」
「十分に太陽のタマゴの基準はクリアしてます」
「十分クリアしてる.梅沢さんが触っただけで糖度がグッと上がったんだ」
「ハハハハハハハ.今の面白いな.あの梅沢富美男が触ったら,糖度がグッと上がった」「12ぐらいしかなかったのが,ほら」
「でたらめよそうよ---ようそんな,でたらめ,真顔で言うわ」
「これで,いくらぐらいですかね?」「え〜どうでしょう」
「師匠,どうですか?」「うん,まあ,その,時期によりますけど,いいときはですね,こらが一玉5000円はいくかと」
「5000円!頂きましょうよ!向こう行って!」(笑い)
「あら,美人な奥様が」「こんにちは,どうもはじめました」
将次さんの妻充奈子(みなこ)さんと,お子さんの結愛(ゆあ)ちゃん(7歳),花帆(はなほ)ちゃん(5歳),一冴(いっさ)くん(3歳).
充奈子さんは,子育てがひと段落した1年前から,本格的に手伝うようになったそうです.
「どうでした?マンゴー農家さんのところに結婚してって言われて」
「そうですね.最初は,最初2〜3年ぐらいは,すっごく甘い香りに包まれて幸せだったんですけど,慣れてくると匂いを嗅ぐとげっそりする」
「嫌なんだ?」「もう嫌になってきたの?仕事はそういうもんやもんね」「いっぱいあるんで」
「いっぱい,もうあるからね〜」
「じゃあ,ちょっとこれ切って頂きたい.いいですか?」
「梅沢さん」「マンゴー?おれ,恥ずかしい話なんだけど,マンゴー切ったことないのよ」
「じゃあ,ぜひ」「どうやってやるんですか?教えてください」「教えてあげてください.梅沢さんに」
「ママね,ヘタ」「ママ,ヘタ?」「アハハハハ」「ママ,ヘタやもんね」
「ヘタなの?」「まあ---練習しました.練習しました」
「種あります?」「これ,種なんですよ.マンゴーの.種がこんなふうに,入ってるんですよね」
「だから---?」
「ここにヘタがあるんですけど,ヘタから2・3ミリのところを,3枚おろしみたいな感じで」「なるほどなるほど」
マンゴーの切り方
① マンゴーは果実の真ん中に,平たく大きな種がある.
そのため,画像(A)のように切る人から見て,マンゴーのヘタがない方を手前に置き,
切る人からヘタが見えるようにする
② 画像(B)のようにヘタの両脇3㎜程度ところを,魚を3枚におろすように3つに切る.
③ 画像(C)のようにカットした両端の部分を,皮まで切らないよう縦横に切れ目を入れて,
角切りにする.
レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK
それでは宮崎の完熟マンゴー,頂きましょう!
「どうですか?」
「うまい!たまりませんね!これは,酔うよ,マンゴーに」
「うまっ!あららら---いいじゃないの」
「おれ,ハウスマンゴー全部食えるわ!」
「甘すぎなくていいですよね」「そうですね」
「これは,うますぎる!」
「奥さんも食べます?」「あっ,いいです」
「ハハハハハ」「もう飽きた」
「もらえもらえ,梅沢さんに,一口もらったら?梅沢さんくれるで,おじさん」
「家で,いっぱい食べれるのでいいです」
「アハハハハハ」
「なんでそんなこと言うの.なんでそんなこと言うの」
濃厚な香りと,とろける甘さ.
宮崎の完熟マンゴー.ごちそうさまでした.