「ピーマンは痩せ地でないとだめなの」「なぜかっていったら,連作がダメな作物で」「ところが,この砂地は,悪いものが全部流れちゃうのね.だから,連作できるわけ」「(生でも)全然苦くない.これだったら,かあちゃんも食えんじゃないかな」 種までペロリ!とれたてピーマンの○○○ “丸焼き” 「焼くことによって,甘みがかなり強くなる」「包丁入れちゃうと中の水分が出ちゃうんだ」「甘みも増したわ.また,かつお節との相性もいいね!」 NHKBSまんぷく農家メシ!選「ピーマン~茨城県神栖市~」1

どうも,友近です.梅沢富美男さんと東野幸治さんが,全国のおいしい農家のご飯を食べつくすこの番組.

まんぷく農家メシ.夏野菜の代表格ピーマンをいただきま〜す.

 

梅沢富美男東野幸治まんぷく農家メシ!選「ピーマン~茨城県神栖市~」

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過去の放送 - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK https://7net.omni7.jp/detail/1106813245

2018年7月21日土曜 NHKBSプレミアム 午後6時00分~ 午後6時30分

初回 2017年7月9日(日) 午前7:00~午前7:30(30分)

【司会】東野幸治,梅沢富美男,【語り】友近

 

今回の舞台は,茨城県の南東にある神栖(かみす)市.

実はここ,全国有数のピーマンの産地なんです.

温暖な気候と,水はけのよい砂地が,ピーマンの栽培に適してるんですって.

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 茨城県 都道府県から地図を検索|マピオン https://www.mapion.co.jp/m2/3

 

「さあ,まんぷく農家メシでございます.今回はですね,茨城県神栖の息栖神社にやってきました」「神栖?」

「神栖という---神栖市ですよね.神栖市のあちらにあんのが息栖神社でございます」「あ〜そう」

「え〜,僕の仕事は今日はこれでおしまいです.--これ覚えんの大変なんですよ---」

「今回のまんぷく農家メシ!ピーマンでございます」「ピーマンか---ピーマンか----.うちの母ちゃん,ピーマン嫌いなのよ」

「うちの母ちゃんはピーマン嫌いでも,梅沢さんはピーマン大好きでしょ?ちょっとあの苦みも好きなんですけどね」「私,嫌いじゃないですけどね.嫌いじゃないですけど,やっぱ,ピーマンだけ食うってのは,なんかね----」

「いやいや,でも何かピーマンのポテンシャル---ピーマンの肉詰め」「あ〜定番ですよね」

「定番ですよね.おいしいですよね」「ピーマンだけ食うっていうのはね」

「何回,言う!え〜,ちょっと最近忙しなって,天狗になってきてるんですか?」「いやいや,何で---何で----」

「天狗でしょ?もう」「違うでしょ!」

 

ホント.でも,テレビに出まくってますよね.

さあ,今回い頂く農家メシはこちらの三つ.

▽種までペロリ!とれたてピーマンの○○○

「種はとるんじゃ?」「普通はとるけど,おいしい神栖市のピーマンはペロリ食べれるんです.食べてみたい」「ハイハイ」

▽原宿の服屋さんから農家へ!転職夫婦のお子様メニュー

「いいじゃないですか」「原宿の服屋さんが農家に転職したんだ」「転身してるんですよ」「はは〜」

▽ゆりちゃんのオススメ!かき詰めピーマン&ピーマンみそ

「肉詰めじゃなくて,かき詰め?」「へ〜,ピーマン,かきに合うんだ」「ちょっとこういうのも,今日は勉強しながら,おいしいピーマンを食べてみたいと思います」

 

さあ,早速行きましょう.運転はいつものように梅沢さんです.

 

「この辺は,やっぱり,砂地っていうのかな」「あ〜土ね」

「だから,どうなんだろう.ピーマンに適してんのか」「いや,ちょっとその辺もまた聞きましょか?」

「ビニールハウスで,ピーマン作ってますけども」「はい,着きました」「はい,着きましたよ」

 

▽種までペロリ!とれたてピーマンの○○○

 

「失礼します」「失礼します」

「こんにちは」「こんにちは,うわ,すごい!生い茂ってますよ.いやいや,すうません.ちょっとお父さん.あ,お母さんもいてんの?」「いやどうも」

「どうもはじめまして」「うわ,きれいな緑」「あらららら.立派なピーマンじゃないですか」

 

こちらはピーマン作り38年の高安さんご夫妻(健雄さん,陽子さん).

 

「ここの土は,ピーマンに適してるんですか?」「ここはね,砂地で---」

「当たってますよ.だんだん,我々レベルが上がってきましたね」「上がってきました」

「ピーマンは痩せ地でないとだめなの」

「えっ.痩せ地じゃないとピーマンは」「ダメなの」

「へ〜!何でなんすか?」「なぜかっていったら,連作がダメな作物で」

「何ですか?連作って?」「続けて作ること」

「毎年毎年」「そうそうそう」「それができないんだ?」「できないの」

 

ピーマンの根から,植物の生長を妨げる物質が出るそうなんです.そのため,同じ場所で,続けて作ることができません.

でも----

 

「ところが,この砂地は,悪いものが全部流れちゃうのね.だから,連作できるわけ」

「あっ—砂地っていうマイナスの部分がプラスに働いて--」「逆にやせた土地の方が---」「そうそうそう」「は〜,なるほど!」

「昔は,ろくなものとれなかったの」「やっぱりこっちの方がね」「痩せ地だったから」

「ピーマンと出会って,みんな潤ってる?潤ってます?」「そういうこと.これ,別名青いダイヤっていうの」

「青いダイヤ!」「ちょっと聞いた?青いダイヤ」「もうかってますか?」「そうですね」「ハハハハハハハ」

「ほら,今の若者,聞いたか?これからね.農家頑張ってやればね,よりようによってはもうかるんだよ」

 

では,青いダイヤ,収穫させてもらいましょう.

 

「これ,大きすぎるぐらいだよ」「手で取れるんですよ」「手で取れるんですか?」「このへんがいいんだ」

「収穫,普通,奥行ってとりますけど.ここで終わって---」「だってこれいいもん」

 

「一個取ってください」「この辺はどうなの?」「どうぞどうぞ」「これは?」

「これはね,上にこう上げると,簡単にとれますから」「上に上げるの?はい,とれました」

 

「とれました.はい,おしまい,はいもうおしまいです」「番組っていうのはそんなもんなんだよ.おまえたちは少しおかしい.何でも『はい,こっから,この角度からお願いします』そうじゃない!上に向ければ,すぐとれるんだよ!」

「ちょっと,じゃあ,僕もいいですか?お父さん」「いいんじゃない」

「僕は奥の方行きたいな〜.ちょっとこっち来てください.うわ,スゴイですよ!これはスゴイですよ.もう生い茂ってます!あ〜これこれこれ.ちょっと,これこれこれ.長い長い長い.いきますよ」

「ここにあるじゃん.いいやつほら」

「うるさいな.あいつ----.いきます!上にあげます.はい,簡単にとれました!青いダイヤ.一つ発見しました!」

「ここにあるって」

「はい,二つ目でございます.いや,奥はスゴイですよ」

「入り口にもあったつうの!ここにあるじゃん,ここに」

「戻りましょうか.怒ってらっしゃるから」

 

「赤いのもある」「赤いのもあるの?」「赤いのは,収穫忘れたやつ」「あ〜ちょっとカメラさん!持っててお父さんごめんね.お父さん」

「赤いやつって収穫忘れたやつって赤くなるんだ?」「そう,これが完熟」

「なるほどね」「これは栄養価も倍ぐらいある」

「収穫忘れたやつ----が赤くなるの?」「最終的には赤くなる」

「そうなんだ」

「これってじゃあ赤くなるのは何日ぐらいで赤くなるの?」「やっぱりね.60日ぐらいかかる」

「60にちぐらい」「これ(緑色)は,だいたい25日」「(陽子さんが少し赤くなった身を見せながら)最初はね,東野さん.最初こんな」

「わかりやすい.こうなって,で,こう(真っ赤に)なる」

 

取れたてのピーマン,まずは生で頂いてみましょう.

 

「おやじさん,これ,中に種いっぱいあるけど,種もいっちゃうの?」「いや,いかなくてもいいですけど,種も食べられます」「初めてですよ.種って」「種は食べても消化しないよ」

「全然苦くない」「苦くはないわな」「逆に甘いのよ」

「甘い」「うわ」「おいしい」「これだったら,かあちゃんも食えんじゃないかな」(奥さんの笑い)

「いや,いけるんじゃないですか?」「うん」

 

続いては完熟の赤ピーマン.ビタミンCは緑の2倍以上もあるんですって.

 

「60日ぐらいかかるんだってよ.(食べてみて)全然!全然甘みが違う」

「マジですか」

「ほんまやわ.ほんまやわ!すごい」「俺,人生で,こんなにかぶりついたの初めて,ピーマンに」

「いや,あの普通のピーマンは,苦みはもちろん少ないけど,新鮮なピーマンをかんでるって---,かじってるっていう印象ですよ.これはもう,甘いじゃないですか!」「これ,果物」

 

ところで,「とれたてピーマンの○○○」って何なんでしょう?

 

「なんなんですか?」「これ,丸焼き」「丸焼き?」

「丸焼き,これが一番おいしいですから」

「じゃあ,ちょっと行って,丸焼きいただきます」「お願います」

 

「お父さんが丸焼き始めました!」

「焼くことによって,甘みが」「そうですね.甘みがかなり強くなる」

 

▽ピーマンの丸焼き

材料: 緑ピーマン, 赤ピーマン, しょうゆ, かつお

作り方:

1.包丁を入れずに,丸ごと炭火焼きにする.

(切らないで焼くことで,中の水分が飛ばず,しっとりと焼き上がります)

2. かつお節としょうゆをかけていただく.

 

「ここのピーマンだったら,絶対---」「最高です」

「これは何で丸焼きなんですか?切って,何か?」「包丁入れちゃうと中の水分が出ちゃうんだ」「なるほど」「水分があるから,ほんわかしっとり焼ける.それがみそだね」「なるほど」

 

「お母さんとこは農家じゃないの.家」「「私は違うんですよ.私は幼稚園の教諭してたので」

「はいはい.先生.幼稚園の」「それで---」

「ナンパされて?」「ナンパ?」

「じゃあお見合いとか,そう言うのじゃなくて?」「「うんまあ,すぐそばで」「いい女いるなと?」「神社,山があるから」「ハハハハハ」「山の方につれてって---ハハハハハ」「とんでもないおやじだな!」

 

お父さん,積極的ですね〜.

丸焼きは,おしょうゆとかつお節で頂きます.

 

「いただきます」「お願いします」「やけどしないように」

 

「うん---.」「どうですか?」「うまい!」

「うまいですか?---うん.おいしい」「生とは全然違うでしょ?」

「甘みも増したわ.また,かつお節との相性もいいね!」

「合う!最高!やっぱり水分が,もう熱々ですね」「そうでしょ?」

「ずいぶん水分多いね.このピーマン」「これ,割っちゃうとダメなんだね」

「なるほど,わかるわかる!おやじさんの言ってることが」

 

「いつも聞くんですけどね.奥さん旦那さんと結婚してよかったですか?」

「よかったです」

「あら,素晴らしい素晴らしい!」

「もう一度あのときに戻って,神社に行きますか?行かないですか?」「ハハハハ.行きますか!」

「行きますね.よかったよかった」

 

甘いピーマンの丸焼き.ごちそうさまでした.

 

続く

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