おとめ座（＊新２）
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アストライアー (2)
ASTRAEA (Astraia) - Greek Goddess of Justice & the Constellation Virgo Astraea - Wikipedia
春の星座 おとめ座の近くには，天秤座があります．
おとめ座をアストライアーとしたとき，この天秤は，彼女の天秤と見なされます．
アストライアー 青銅器の初めに大地に別れを告げた処女神．彼女は，翼を持った星座おとめ座として星々の間に居場所を与えられ，彼女の天秤は，おとめ座の近くに天秤座としておかれた．
ASTRAEA Star Myths | Theoi Greek Mythology
The maiden goddess of justice, who departed from the earth at the start of the Brazen Age of Man. She was given a place amongst the stars as the winged constellation Virgo, with her scales set nearby in the form of Libra. (Hyginus 2.25 on Hesiod & Aratus, Aratus 96.)
正義を測る天秤ということですね．
おとめ座と天秤座は，古代ローマでは，女神ユースティティアと彼女の天秤とされ（ Virgo (constellation) - Wikipedia）
中世には，おとめ座と天秤座を一つの像として描いた星座絵も見られるとのこと．
Virgo (constellation) - Wikipedia
この女神ユースティティア，
レディージャスティスLady Justice (Latin: Iustitia) として，後の世に語り継がれ，各地の裁判所等に置かれる像がよく知られています．
天秤を携え，16世紀以降は，目隠しをした像も多くみられるようになるとのこと．目隠しは財産・権力等の社会的なステータスに惑わされない公正さ（impartiality）の象徴．
ただ，ややこしいことに，
この正義の女神像は，ギリシャ神話で「神の掟」を司り，ゼウスの近くに使える女神テミス（THEMIS - Greek Titan Goddess of Divine Law, Custom & Oracular Prophecy）とされることがあります．Lady Justice - Wikipedia
アストライアーをたどるとユースティティアに行き着きますが，逆方向の情報はほとんど探せません．
アストライアー ⇒ ユースティティア ⇒ テミス
THEMIS - Greek Titan Goddess of Divine Law, Custom & Oracular Prophecy
一方，ユースティティアから，別の女神ディケーに行き着く情報もあります．Lady Justice - Wikipedia
ただ，ディケーの場合，正義の女神として知られ，古代ギリシャの時代にもアストライアーとの混同が起こっていたとのこと．
テミスがおとめ座の女神とはされていないのに対し，
アラトス「現象」（紀元前３世紀）ではおとめ座をディケーとしています．
アストライアー ⇒ ユースティティア ⇒ ディケー ⇔ アストライアー
なお，テミスはティターン十二神の女神．ゼウスとの間のホーラの３女神の一人がディケーとなります．
