SONGS
第484回 中島みゆき
~平成世代が愛する女神~
SONGS | 第484回 中島みゆき ~平成世代が愛する女神~
初回放送
総合 2019年1月26日(土)午後11:00 ~ 午後11:30
中島みゆきが他のアーティストに提供した曲は,70年代から2010年まで,5つの年代でチャート1位を獲得した.
1位を獲得した中島みゆき提供曲
70年代 「あばよ」 研ナオコ
80年代 「FU-JI-TSU」 工藤静香
90年代 「慟哭」 工藤静香
2000年代 「宙船(そらふね」) TOKIO
2010年代 「泣いてもいいんだよ」 ももいろクローバーZ
2014年に,ももいろクローバーZに書いた「泣いてもいいんだよ」.
この曲で,ももクロは初めてチャート1位を手にする.
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)「ちょうど大人になっていく時期に,この曲を頂いていて,すごくその時に,聴いたときにスッと入ってきたんですよね.
年年,年を重ねていくうちに,泣くっていう事を素直にできなかったりとか,苦しければ苦しいほど,涙って出てこなかったりするんですね.
自分が苦しいなっていうときは,自分の心にスッと寄り添ってくれる.というか,私も沢山助けてもらったなって思います」
中島みゆき「SONGS」特選ライブ映像.
2曲目は「蕎麦屋」.
(1980年発表アルバム「生きていてもいいですか」に収録)
傷ついた主人公に寄り添う友達の優しさが心にしみる応援歌だ.
ももクロでたくさんの応援歌を歌ってきた百田は,何を感じるのか?
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百田「究極のさりげない優しさ.
っていうか,そういうものが一番,心に刺さるし,一番救ってもらえたりする.
『頑張れ』とか『頑張ろう』とか,そういう引っ張っていく優しさじゃなくて,すっとその人の心に寄り添ってくれる優しさ.
それぞれ,どんな人にも光を見せてくれる曲だなって思います」
詞・曲 中島みゆき
世界じゅうがだれもかも
偉い奴に思えてきて
まるで自分ひとりだけが
いらないような気がする時
突然おまえから電話がくる
突然おまえから電話がくる
あのぅ、そばでも食わないかあ、ってね
べつに今さらおまえの顔見て
そばなど食っても仕方がないんだけれど
居留守つかうのもなんだかみたいで
なんのかんのと割り箸を折っている
どうでもいいけどとんがらし
どうでもいいけどとんがらし
そんなにかけちゃ よくないよ、ってね
風はのれんをばたばたなかせて
ラジオは知ったかぶりの大相撲中継
あいつの失敗話に けらけら笑って
丼につかまりながら、おまえ
あのね、わかんない奴もいるさって
あのね、わかんない奴もいるさって
あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ
風はのれんをばたばたなかせて
ラジオは知ったかぶりの大相撲中継
くやし涙を流しながら
あたしたぬきうどんを食べている
おまえは丼に顔つっこんで
おまえは丼に顔つっこんで
駄洒落話をせっせと咲かせる
風はのれんをばたばたなかせて
ラジオは知ったかぶりの大相撲中継
大泉洋(SONGS責任者)「いや,しみる.すごいっすね.よく,こんだけ,しみさせますね.人をね.なかなか,今日は仕事になりませんね.
いや〜私はね〜この『SONGS』の収録のあとね,一本,バラエティー番組の収録が----。恐らくね,東京のタレントたちに囲まれてね,やれ,ああだこうだと,いじられてね.私は,そこでまた,闘うわけですよ.
北海道帰りたいな〜」