菌床栽培ホンシメジ:まだ高価ですが,ソテーにして食べてみるとなかなか.見栄えを除いて,ブナシメジとどれほど違う味になったのかはこの料理法では? ブナシメジ共々,天然物とは見た目はかなり違いますが,味覚の秋,菌床栽培の沢山のキノコがスーパーに手ごろな価格で並ぶのはうれしいもの.ホンシメジももう少しお手ごろ価格になってくれれば---

ホンシメジ(菌床栽培種)を購入しました.

私の財布からするとかなり高いのですが,菌床栽培ホンシメジがどのようなものか?以前から気になっていて----.

ほぼ毎日口にしているブナシメジと比べるとずっと大きい!

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牛肉の切り落としとソテーにして食べてみるとなかなか.

ただ,食感・見栄えをとても良いのですが,ブナシメジとどれほど違う味になったのかはこの料理法では分かりませんでした.

 

ホンシメジは,マツタケなどと同じ菌根菌:「菌根」をつくって植物と共生する(⇔腐生菌:生きていない有機物素材を栄養源とする).とのこと.

栽培はなかなか難しかったようです.しかし,2004年には成功.ホンシメジ - Wikipedia キノコ製品のご案内|キノコ事業|医食品バイオ|タカラバイオ株式会社

もう10年たっている割には依然として高価.栽培が制限されているせいなのか,一般の業者では栽培が困難なためなのか---.もう少し安価であればいいのに.

 

天然のホンシメジ.以前食べて,おいしかったことは覚えているものの,菌床栽培品とどこまで違うかといわれると,良く思い出せません.

しかし,天然ホンシメジが,栽培品とは外観がかなり違うことは覚えています.

ブナシメジも天然物は見た目かなり違うようです

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本しめじ - 山菜、きのこ販売 、山菜・キノコ狩りガイドの奥会津旬彩館 http://www.forest-akita.jp/data/kinoko/bunashi/bunashimegi.html

やはり天然のものは,よりおいしそうに見えますね.

 

日本のキノコ栽培技術は世界でも屈指と聞いたことがあります.今,スーパーに行くと,多くの菌床栽培品種が山のよう!

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きのこ類、木材需給の動向:農林水産省

シイタケは,生と乾燥品を合わせればおそらく生産量トップでしょうが(乾燥品は生にすれば何倍にもなるので),意外と少ないという印象.そして,乾燥製品の出荷量は減少傾向にあるようです.

生のままで最も多く生産されているキノコはやはりエノキダケ.しかし,ブナシメジは2位ながらほぼ同程度.

まいたけ,エリンギなどもお手頃価格で並べられています.うれしい限り.

 

この様に一般的にたくさん出回っているキノコ達は,皆,「ハラタケ目」に属しているとのこと.DNA分析に基づく分類になって,近縁関係ははっきりしてきているようですが,まだ一般人が手にできる情報には混乱が.シイタケなどはその代表例:ウェブサイトによって異なる分類となっています.

ホンシメジとブナシメジはシメジ科で近縁ですが,属の段階で分かれます.

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http://tolweb.org/Agaricales/20551